俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句016・日暮れ(時間)01・尾崎放哉
○「障子あけて置く海も暮れきる」(→尾崎放哉03)
季語(無季)
「障子」は一般的には冬の季語に分類されますが、ここでは自由律の放哉の作ということもあり、無季の句とします。海に面した部屋の障子を開けたままにしてしばらく時間が経ちました。何か物事に没頭していたのでしょう。気づくと障子から見える海は暮れきっていて、闇のなかに潮騒だけが聞こえています。この句は「時間の経過」と「風景の奥行き」を感じさせてくれる句です。