俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句016・日暮れ(時間)01・尾崎放哉

2010-11-07 00:05:58 | 次元俳句

●次元俳句016・日暮れ(時間)01・尾崎放哉



○「障子あけて置く海も暮れきる」(→尾崎放哉03)

季語(無季)

 「障子」は一般的には冬の季語に分類されますが、ここでは自由律の放哉の作ということもあり、無季の句とします。海に面した部屋の障子を開けたままにしてしばらく時間が経ちました。何か物事に没頭していたのでしょう。気づくと障子から見える海は暮れきっていて、闇のなかに潮騒だけが聞こえています。この句は「時間の経過」と「風景の奥行き」を感じさせてくれる句です。

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