野菜の食卓〝vegefull〟スタイル

野菜を楽しむ大人の生活。  日々の暮らしの中で野菜の旬を楽しみ、野菜の食卓を囲みます。

ゆずの香りを添えた白菜の煮物で師走をいただく

2011-11-29 | 野菜のお料理ー冬

野菜の食卓

いよいよ11月も明日を残すのみ。我が家のカレンダーは早々に12月、最後の1枚です。来年のダイヤリーに12月のスケジュール入れ込みます。今年中に終わらせたいこと、会いたい人の予定を入れるだけで気忙しい気持ちになります。今日年賀状ソフトと年賀状、プリンターのインクを購入しました。

八百屋さんの店先に白菜や、ゆず、ごぼう、小松菜やほうれんそうと勢いの良い冬の野菜並びはじめました。木枯らしも吹き、鍋の季節の到来です。鍋と言えば白菜。最近では1/4のカット売りが普通になってしまいました。パラパラと剥がして使っても結構使い手がありますが、今日は白菜1/4個をまるまる使って作る煮物を作りました。干し貝柱のだしの染みた油あげと寒さで甘みの増した白菜、ゆずの香りがすぐそこまで来ている師走をいただく一品になりました。

【白菜といなりの重ね煮】

白菜の葉の間に広げた油あげをはさんで、干貝柱からとったたっぷりの出汁で落とし蓋をしてことこと煮ます。ゆずの香りと一緒にカラダもコココも温まる上品でやさしい味の白菜がいとおしくなります。


【材料】

・白菜     1/4個       B

 ・手揚げ風あぶらげ  2枚     ・酒  大さじ1
                 ・みりん 大さじ1
・しょうがのしぼり汁 小さじ1分   ・薄口しょうゆ  大さじ1

・ゆずの皮の千切り  適宜    水溶き片栗粉
                 ・片栗粉    小さじ2 
A                ・水      大さじ1         
・ホタテの干貝柱   10g
・水     カップ2・1/2                         
・酒       大さじ2     ・塩      適宜


【作り方】

1、鍋にAを入れ中火にかけ、煮立ったら弱火にして15分ほど煮て火を止め、Bで調味する。

2、白菜は洗って水気を切り、葉の間に上から油あげをはさみ入れ、3か所に竹串を通して固定する。

3、鍋に②の白菜を入れ、①をかけ、蓋をして強火にかけ、煮立ったらアクを取り落とし蓋をして、弱火で20分煮る。塩で味を調え、水溶き片栗粉で煮汁にトロミをつけ生姜汁を加える。

4、3を竹串ごとまな板に取り、食べやすい大きさに切り分け竹串を取って、器に盛り汁をかけ、ゆずのせん切りを添える。

 


手前味噌の会のお料理

2010-12-23 | 野菜のお料理ー冬

野菜の食卓

11月27日、ヘルシーカフェのらをお借りして手前味噌の会を開催しました。「野菜の食卓」 に集う皆さん自らお野菜のお料理を作り手前味噌精神を発揮していただきました。手作りならではの素朴で、心が温まるお料理がたくさん並びました。少し間が空いてしまいましたが、作り方を教えてとの声を受けてレシピを送っていただきましたのでご紹介します。




 

 《れんこんとおからの団子甘酢がけ》      製作 さいたま市後藤小百合さん

もちもちした食感と甘酢あんの一口サイズ。お弁当にもおすすめ。 

 
《材料(20個分)》
 
・団子
蓮根(すりおろし) 100g
おから 150g
ねぎ(みじんぎり) 1/2本
しょうが(みじんぎり) 1かけ
片栗粉 大さじ2
塩 小さじ1/3
 
ごま油 少々
 
・甘酢あん
水 大さじ4
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ2
米酢 大さじ1/2
片栗粉 小さじ1/2

《作り方》

 1.団子の材料をまぜあわせ、20等分してまるめる
2.フライパンにごま油をいれて、油が温まったら、団子を入れてころがし、油が全体にまわったら
  ふたをして、5,6分蒸し焼きにする。
3.ふたをとって、強火でころがしながら、少し焼き目をつけてとりだす。
4.よく混ぜておいた甘酢あんをフライパンに入れて、とろみがついたら団子を戻し
  からめる。
 
 

《おからの煮物》                  製作 さいたま市相楽悦子さん

野菜のうまみとおからのしっとり感。しっとり感の決め手はあるもの?でした。
再利用法まで書いて送っていただきました。

《材料》
ごぼう(ささがき)    1/2本分
にんじん(せんぎり)  1/2本分
鶏ひき肉         100g
おから           300g
ひじき            10g
 (水で洗い10分ほど戻す)
ねぎ(小口切り)    1/2本分
 
・合わせ調味料
牛乳           170cc
砂糖            50g
しょうゆ          60cc
みりん           60cc
 
《作り方》

 ①厚手の鍋またはフライパンにごぼう、にんじん、鶏ひき肉、おから、ひじきの順に入れ
合わせ調味料をまわしいれ、中火にかける。沸騰したら弱火にし煮汁がなくなるまで10分~
煮詰める。(少量の油でごぼう、にんじん、鶏ひき肉」たでをさっと炒めてからおからひじき
を加えて煮てもよい)

②ねぎを加え、よく混ぜ器に盛る。

《おからの煮物の再利用法》

①→しっとりおいしく
ふわっと大きめのいり卵を作り、温めたおから煮を加え混ぜる

②→野菜と食物繊維たっぷりおから入りハンバーグ
豚挽き肉とおから煮を2~3:1の割合で混ぜ、ハンバーグ風にし
小麦粉をまぶしフライパンで焼く。
 

 

《ほうれんそうとトマトのサラダ》    製作 さいたま市 五味澤博美さん

ほうれんそうとトマトの意外な組み合わせ、薄味の豚肉、
しょうゆ味のドレッシングの組み合わせが新鮮


《材料》(4人分)

ほうれん草   300g        ・ドレッシング
トマト    (大)1個        しょうゆ  大さじ2
                     酢     大さじ1
                     ごま油   大さじ1
豚肉(赤身薄切り)150g      しょうが汁 小さじ1
下味の調味料
塩・酒・しょうゆ  各少々

片栗粉      少々
サラダ油     少々 


《作り方》
  
1.ほうれん草は、塩少々を入れた熱湯でゆで、すぐ冷水に取り、茎、葉を
  交互に巻きすにとり、水けをよく絞る。4~5cmに切り、器に四角に広げて盛る。 
2.豚肉は、細切りにし、酒、しょうゆ各少々で、下味を付け、5~10分おく。
3.トマトは、皮を湯むきし、二つに輪切りにして種を除き、細切りにして、 
  ほうれん草の上に盛る。
4.豚肉に片栗粉をまぶして、サラダ油で炒め、トマトの上に盛る。
5.ドレッシングの材料を合わせて、サラダに添え、食べる時に回しかけて、
  よくあえる。

 

ほかにこんなお料理が出ました。

《ブロッコリーとトマトのキッシュ》
《かぼちゃのシフォンケーキ》        
製作  さいたま市 高野美香さん




《浸し豆の甘酢がけ》           製作  さいたま市 井山陽子さん



《かぶの変わり漬け》            製作 さいたま市 井山陽子さん




《花豆の煮物》                 製作 さいたま市 井山陽子さん



≪北あかりのじゃがバターイカの塩辛のせ≫ 
                       
製作 さいたま市 五味澤博美さん



≪アプリコットヨーグルトクリームケーキ≫
                        
製作 東久留米市 藤井郁子さん



以下は「野菜の食卓」白戸が製作しました。

≪タラモサラダ≫                    



 《きのこのピラフ》


《厚揚げの詰物煮》

 


《いちじくのコンポート》

 

今回は初めての取り組みながら参加メンバーには大変喜んでいただきました。また野菜好きの交流もはかれたようです。さらに充実した内容にして2回、3回と続けていきたいと思っています。皆様の参加をお待ちしています。お料理を作って参加してくださった皆様ありがとうございました。また今回レシピを送っていただいた後藤さん、五味澤さん、相楽さんにはお礼申し上げます。

   

 

 

 


大根のふところ深さを知る

2010-02-18 | 野菜のお料理ー冬

野菜の食卓

2月も後半にさしかかりましたが、この1週間は雪も降り寒かったです。日も長くなり春の気配も今は足踏み状態。暖かい春の日が待ち遠しいです。

寒いと買い物も億劫に。今日は買い置きの大根を使い切りたいと思います。先日の野菜の学校のスタッフTさんに教えていただいた、優しい口当たりがとても印象にの残った大根餅を作ります。

出来上がりはこんな感じです。作り方はいたって簡単。大根のほくほく感の残るこの素朴な味わいに魅了され一気にいただいてしまいます。一回に大根を500gは使います。大根が冷蔵庫に眠っていたら、是非おすすめです。

 

≪大根餅≫2人分

≪作りかた≫

①大根は皮をむいてすりおろし、適度に水気を絞る。
②①をボウルに入れ片栗粉と塩を加え、混ぜる。
③フライパンにサラダ油を熱し②を大さじ1杯づつすくいあげ直径5㎝ほどに伸ばしてクレープ状に焼く。焦げ目がつき、表面が乾いてきたら上下を返し、両面を焼く。
④③を皿に盛り、軽く塩(分量外)を振る。

≪材料≫
大根    500g(約1/3本強)        サラダ油     適宜
片栗粉     50g(大さじ5)
塩        少々

※慣れたら大根の量と片栗粉の量はお好みで変えていただいても良いと思います。
 塩だけでいただいても、ポン酢に万能ねぎなどの薬味もおすすめ。

 

≪だいこんスープ≫

こちらはだいこんのすりおろしを絞ったジュースで作ったスープです。水を加えない大根 100%の濃厚なスープです。甘みとコクがあり、体が温まります。

大根ジュースを鍋に移し、温めて顆粒スープと塩を加え温め、煮立ったら水溶き片栗粉で濃い目にとろみを付け、仕上げに針しょうがとねぎとの荒みじん切りを加え混ぜて出来上がり。

 

≪ふろふき大根≫

だいこんの持ち味が堪能できるふろふき大根。お米のとぎ汁でじっくり下ゆでした後だしで煮て酒で伸ばした八丁味噌をかけゆずを散らしました。

 

≪大根の和風煮≫

こちらはだしと酒、みりん、塩、しょうゆで煮た究極の煮もの。こちらは煮ものに向くといわれる桜島大根を煮てみました。

通常でも一個6キロもある、世界一大きな大根。写真は大きさが分かりにくいのですが、かぶのように丸く、直径は40㎝もあるものです。

戦前の日本人の食生活は大根抜きには考えられなかったほど、生活の中に根差しているふところ深い野菜です。先日はたくわんを20本漬けたとNさんより報告を受けました。17キロの重しの乗せてマンションの北側の部屋で眠っている。こんなことを可能にするのも大根です。万能型青首大根ばかりが並びますが、最近はおでん用の堅い大根やなます用の歯切れのよい大根も復活のきざしもうれしいです。昔ながらの大根の食べかたも大事にしたいです。

 

 


ゆでた葉野菜をおいしく食べたい

2010-01-21 | 野菜のお料理ー冬

野菜の食卓

寒中お見舞い申し上げます。

今頃から2月初めの立春までが一年で最も寒い時期です。今頃は寒さに当たって甘さも増した寒縮みほうれんそうや柔らかな食感と独特の香りの春菊など緑色の葉野菜が食べたくなります。葉野菜がおいしい季節、ゆでるとカロテンの吸収率が上がり、さらに薬効も高まります。カロテンやビタミンC、ミネラルが豊富で、風邪の予防や寒さで縮む体の調子を整えてくれます。今日は‘冬の葉野菜をおいしく’がテーマです。たっぷりのお湯を沸かし、レンジの横にタイマーを置いて秒単位でゆでます。絡んだヨーグルトソースとの相性が新鮮で、パンにもおすすめです。


今頃一層甘みが増す寒じめ縮みほうれんそう 


柔らかく、香りも優しい冬から春先の春菊


 

≪ほうれんそうのヨーグルトサラダ≫



≪作りかた≫

①ほうれんそうは根元に切りこみを入れ、塩を加えた沸騰したお湯に根元から入れて30秒ゆでる。水を切って5㎝の長さに切る。
②ボウルにAを合わせ、ヨーグルトソースをる。
③②に①のほうれんそうを加え、ざっくりとあえて、器に盛る。

≪材料≫2人分
・ほうれんそう 1把


・ヨーグルト        大さじ4
・にんにくのすりおろし  ほんの少し
・塩             小さじ1/4
・白こしょう         少々
・砂糖            小さじ1/2
・オリーブオイル      小さじ2  


≪春菊のヨーグルトサラダ≫

こちらも同様に堅めにゆでた春菊をヨーグルトソースで和えました。春菊は茎から入れて 10秒ほど入れた後葉を入れゆで時間は20秒ほどです。歯ごたえを残すためにゆですぎないように注意します。

 

このほかセリや、にら、小松菜、細めにせん切りしたにんじん、などにもこのヨーグルトソースはよく合います。おいしく、新鮮に、たっぷり葉野菜をいただき、寒さの冬、楽しく乗り切りましょう。

 

 


2010年 あけましておめでとうございます

2010-01-04 | 野菜のお料理ー冬

野菜の食卓


       初  晴

本年も日々野菜を楽しみたいと思います。


 

 

2010年のお正月の食卓。野菜の白が清冽で美しい、お正月のお料理です。


今年一番評判の良かった海鮮なます。くらげやたこ、こんぶ、干し柿、ゆずなどが入った贅沢ななます。


春菊、きくらげ、エビ、ゆずなどのいろどりも美しい友禅なます。


かぶに割り箸を当てて2分の一くらいまで縦横に細かい切り目を入れ、3%の塩水につけてしんなりさせさらに甘酢に1日漬けこみました。

 


金山焼の剣山を器の中に入れ花器にしたて松葉や南天を飾ってみました。

 

 

 

 

 

 


芽キャベツは焼いて食べよう

2009-02-17 | 野菜のお料理ー冬

野菜の食卓

2月とは思えないほどの温かい陽気が続いていて気分はすっかり春です。と言ってもおいしい冬野菜の季節はまだまだ続き、今頃のブロッコリーやほうれんそう、小松菜は軸の部分にぐっと甘みが出ます。そして今頃がおいしい野菜、少しマイナーですが芽キャベツ。スーパーなどではよく目を凝らして探さないとなかなか見つけられない場所にあったりします。芽キャベツはキャベツの若芽ではなく茎にそってびっしり生えるわき芽です。ほのかな苦味があり煮込料理に入っていることが多いようです。



今日は芽キャベツの食べ方の提案です。芽キャベツをレンジで加熱後、グリルで焼いてぐっと甘さを引き出し、サラダに使ってみました。お皿の中野緑のボールがかわいらしく、食欲をそそります。ぐっと詰まった新芽の食感が、他の素材とマッチして面白い仕上がりになりました。

≪焼き芽キャベツとアボガドのサラダ≫



≪作り方≫

①芽キャベツは軸に半分くらいまで十文字に切り目をいれ、耐熱容器で水大さじ1(分量外)を加えラップをし、1分30秒レンジ加熱後、グリルで2分程焼き上下を返しながら焦げ目をつける。アボガドは種を取り、皮をむいて2㎝角に切リ、レモンのしぼり汁をかける。
②鶏ササミは筋を取り、aを合わせてまぶし、油を熱したフライパンで焼いて一口大にちぎる。
③ボウルにbを合わせてソースを作り、①、②を合わせてざっと和える。

≪材料≫(2人分)

・芽キャベツ       6個           b
                                       ・ マヨネーズ  大さじ2
・アボガド        1個               ・白ワイン   小さじ1 
・レモンのしぼり汁   小さじ1/2       ・薄口しょうゆ   小さじ1/2 
                                                              ・練りわさび    小さじ1/2
・鶏ササミ        2本                          ・コンソメ顆粒    小さじ1/2      .
a                            ・お湯         小さじ1         
・にんにくのすりおろし  大さじ1/2 
・薄口しょうゆ       大さじ1

 

 ≪芽キャベツとかぶの焼きサラダ黒ごまドレッシング≫

こちらは焼いたかぶ、クレソンと一緒にピリカラの黒ごまドレッシングで和えました。焼いたかぶの甘さと黒ごまの香りが新鮮な味わい。日本酒やワインにもよく合います。

 

 芽キャベツのビタミンCはキャベツの3倍、レモンの1.5倍です。ビタミンBやカロティン、植物繊維、カリウム、鉄などのミネラル分も豊富なバランスの良い緑黄色野菜です。季節の変わり目、風邪予防、疲労回復、食欲不振など効能がありそうです。焼いてますますおいしい芽キャベツのサラダぜひ作ってみてください。

 


冬おいしい白菜で即席漬けを作る

2009-01-27 | 野菜のお料理ー冬

野菜の食卓

穏やかな冬の日。八百屋さんの店頭に置かれている大きな白菜を目にします。スーパーでは重さが3kg以上もある白菜の一個売りは見かけなくなりました。お店のレジ袋が有料化になったり、ポイントサービスに切り変わっていることもあり白菜を一個買うのは持ち運ぶのにも、使い切るのにも決意が要ります。今頃の白菜はみずみずしく、肉厚で柔らかく漬けものにしても、鍋もに入れてもおいしいのです。一個買って台所で切り分けた方がおいしく感じます。新聞紙に包んで外においておけば1週間は日持ちOK。大きめのリックを背負って買いに行きます。

  


さて今日は白菜をたくさん食べたい即席漬けの提案です。漬け時間はなるべく短く、すぐ食べたい、しかも塩分控えめで、サラダ感覚で食べたいというとき。ポイントは切り方、上の写真(中央)のよう白い軸の部分は細く、葉の部分はざっくりと切り、またそれぞれに分け塩の量を変えて加えることで、塩分が均等に入り、漬けこみ時間を大幅に短縮できます。こぶの旨味やゆずの香りを加え、低塩でもおいしい即席の浅漬けを作ります。白菜の水を切ることで塩分が抜け、食べやすい塩加減になります。
塩分量が少ないため、2、3日で食べきります。

 

≪ゆず白菜の即席漬け≫

≪作り方≫
①白菜は洗って水気を切り、長さを3等分に切り、白い部分は1~1、5㎝幅、葉の部分は3~4㎝幅に切り、白い部分と葉の部分に分け、白い部分にはにんじんのせん切りを加えボールに入れ、それぞれ小さじ2と小さじ1/4づつ塩を加え、しんなりするまでもむ。
②それぞれにラップで包むようにかぶせ重石を乗せ20分ほどおく。
③②の水気をしぼり、ひとつのボウルに合わせ、刻み昆布とゆずの皮を加えさらにラップをかぶせ(写真上右)10分おいてなじませ、器に盛る。

 ≪材料≫作りやすい量

・白菜          小1/4個            ・刻み昆布  5g
             (600g)           ・ゆずの皮のせん切り 1/2個分
・塩          小さじ2・1/4
                 (塩分量は野菜の約2%)
・にんじんのせん切り  30g 
   (4㎝の長さ)

※重石はボウルに水を入れたり、ペットボトルなどで代用します。

 

≪白菜の即席キムチ≫

写真は即席漬けを応用。りんご、にんにく、しょうが、玉ねぎのすりおろしに、粉唐辛子、濃い目の煮干しのだし、ナンプラーなどを加えてキムチベースを作り、せりや細ネギも加えた即席のキムチ漬けです。こちらも塩分控えめ、サラダ感覚でサクサク食べられます。

 

白菜に豊富に含まれるカリウムは塩分を対外に排出、利尿作用もあり、血圧を下げる働きがあります。ビタミンC、B、食物繊維も多く、風邪予防や免疫力アップにも効果を発揮します。この冬は白菜をたくさん食べて乗り切りたいものです。

 


冬のほうれんそうの個性をおいしくいただく

2009-01-13 | 野菜のお料理ー冬

野菜の食卓

年末、年始と安定した天候が続いていたせいか、今年のお正月は野菜が安くて助かりました。新しい年も明けで2週間、2009年が日常で違和感のない響きになりつつあります。

先日の今年最初の「野菜の学校」のテーマ野菜はほうれんそうでた。露地もの、ハウス栽培品、山形在来種の赤根ほうれんそう、こだわり栽培、サラダほうれんそう、ほか篤農家が無農薬や有機栽培で育てた飛び入り参加のほうれんそうなど、14種ものほうれんそうの食べ比べをしました。写真は露地栽培のほうれんそうです。茎の根本は赤く多少不揃いですが、葉に厚みありガッシリしています。味もハウス栽培品よりもほうれんそうの味や香りが強く出ています。今日は今が旬の冬の露地ほうれんそうの個性をおいしくいただくレシピの提案です。

≪ほうれんそうソースのポテトサンド≫

堅くゆでて細かく刻んだほうれんそうに、香辛料で味付けをしてソースを作り、焼いたポテトにたっぷりはさみました。ほうれんそうの渋みや香りがより個性的な味として引き出され、焼いたポテトに良く合います。バケットなどにはさんでもおいしいです。

≪作り方≫

①ほうれんそうは、たっぷりの熱湯で堅めにゆで、水にとってさらし、ざるにあげて水気をしぼり、荒みじんに切ってさらに水気をしぼる。

②ボウルにAを合わせ、①を加えて和える。

③メークインは5㎜の縦長にスライスし、水にさらし、水気を拭きっとって、ペーパ^タオルを敷いた耐熱容器に並べて5分、レンジ加熱する。

④フライパンを熱し、サラダ油を加え、③を入れて両面焦げ目がつくまで焼き、塩、こしょうする。

⑤④を2枚ひと組にして②を挟み、皿に盛る。


≪材料≫2人分
・ほうれんそう     200g       A・玉ねぎのみじん切り  大さじ1
・メークイーン     2個          ・カレー粉        小さじ1
                          ・マヨネーズ       大さじ2
                          ・粒マスタード      小さじ1
                          ・しょうゆ          小さじ1/3
                          ・にんにくのすりおろし  ほんの少し
                          ・顆粒コンソメ       小さじ1/3
                          ・塩             小さじ1/3
                          ・こしょう          少々
・塩、こしょう      少々
・サラダ油       大さじ2

 

≪ほうれんそうとえのきだけのナムル≫

この他ゆでたホウレンソウに、えのきだけを加えて、ごま油、ねぎ、にんにくのすりおろし、白すりごま、塩、こしょうでナムルを作りました。

寒さが増すにつれ、糖度やビタミンの含有料も増えて、冬は夏のほうれんそうの3倍になるそうです。冬の風邪や貧血予防、健康維持には欠かせない野菜。今日もおいしいくいただきましょう。

 


VEGEFULLなクリスマス

2008-12-16 | 野菜のお料理ー冬

野菜の食卓

12月も半ばを迎え、いよいよ今年の締めに向かって一年で一番せわしないシーズンの突入です。そしてクリスマスもそこまでやってきています。今日はお皿の中に野菜でリースを作り、テーブルを飾ります。

        

お皿の中でクリスマスのリースを作りました。皿の中はすべて野菜です。何種類の野菜が入っているでしょうか。以下作り方で種明かしを。

≪焼き野菜のリース≫

≪作り方≫

①かぶは8等分のくし切り、エリンギは長さを2等分し、根元部分はミジン切り、かさの部分は手でひと口大に裂く。ねぎは4㎝の長さのざく切りにする。

②1の野菜をバットに入れ、オリーブオイル、塩こしょうを振りグリルで中火で6分、返して3分焼き焦げ目をつける。

③フライパンにバターを溶かし、玉ねぎを炒め、柔らかくなったらスープを入れてとろみが出るまで水分を飛ばしAを加えてひと混ぜし、火を止める。

④皿に2の野菜をリース状に並べ、3のソースをかけ、Bを散らす。

≪材料≫ リース1つ分
                          A
かぶ           小2個         生クリーム     大さじ2
              (200g)        塩・こしょう     少々
エリンギ         1パック         しょうゆ      小さじ1/2
ねぎ            1/2本
オリーブオイル      大さじ1            B
玉ねぎ (みじん切り)   1/4個分       パプリカ(赤)   1/4個
バター            10g          パセリ        適宜
スープ            カップ1/4
     (鶏ガラ顆粒スープ小さじ1/4をカップ1/4のお湯で溶く)

 

 ということで回答。かぶ、エリンギ、ねぎ、玉ねぎ、パプリカ、パセリの6種でした。焼いたかぶやねぎは一層甘みが増し、濃縮した味わいになります。刻んだエリンギ入りホワイトソースをからめていただきます。見た目も楽しいこんな一皿で、クリスマスの食卓を飾ってはいかがですか。

 

 

 

 


ホクホクのだいこんを食べる幸せ

2008-11-30 | 野菜のお料理ー冬

野菜の食卓

紅葉がようやく街まで降りてきて木々を赤や黄色に染め、いまごろは遠くに行かなくても身近なところで自然の美しさを感じることができます。朝夕はさすがに暖房をつけたくなります。 いまごろは体の温まるお料理が恋しくなります。さて今日はだいこんです。先日太田市場で開催した品種見本市でいただいてきたのはずんぐりむっくりのこんなだいこんです。(株)大和農園のあじまるみ 青首短太種です。直径は12㎝長さは25㎝ほどのかぶのようなだいこんです。繊維が細かく、アクが少ないので、煮物に適しているようです。

この大根でホクホクの煮物を作りました。ごまの風味の相性もよく、温かい煮物で心も体もあったまります。

≪だいこんのごま煮≫

≪作り方≫

①だいこんは皮をむいて2、5㎝の厚さのいちょう切りにし、10分ほど下ゆでする。
②鍋にAを煮立て、煮汁がなくなるまで弱火で煮含め、仕上げにすりごまを加える。

≪材料≫ 2人分

・だいこん (皮を剥いて)  300g
・半すりごま          大さじ1
A
・だし汁    カップ3/4
・しょうゆ   大さじ1・1/2
・砂糖     小さじ2
・みりん    小さじ2
・ねりごま   大さじ1

 

≪だいこんのマリネサラダ≫

薄く半月切りして、軽く塩をし、水気を切り、塩、こしょう、薄口しょうゆ、サラダ油でドレッシングを作り、ちりめんじゃこ、ねぎ、ハムなどを加え、マリネ風サラダにしてみました。浅漬けというより洋風の前菜風に仕上がりました。これもおすすめ。