野菜の食卓〝vegefull〟スタイル

野菜を楽しむ大人の生活。  日々の暮らしの中で野菜の旬を楽しみ、野菜の食卓を囲みます。

春のキャベツは甘く柔らかい

2007-02-19 | 野菜のお料理-春
野菜の食卓

今年は暖冬のせいで春の野菜が早くから出回っています。菜の花もずいぶん前からでていますね。春といえば、春キャベツ。緑色が浅く、葉肉も薄く、水分が多く、柔らかく甘い。キャベツは一年中出回っていても、この季節のキャベツが一番おいしいと思っています。古代ギリシャ人も食用とした最古の野菜であり、世界でも最もポピュラーな野菜ですが、キャベツの甘さのもとになる糖質は葉菜類の中では最も多く含まれていることはあまり知られていないようです。日本には江戸時代初期に鑑賞用としてオランダ人によってもたらされてから、幕末以降本格的な栽培がはじまりました。



春キャベツのおいしさを味わいたいレシピのご紹介です。オリーブオイルをからませてグリルで焼きました。キャベツの甘さが口に広がり、アボガドディップとの相性抜群です。作り方はシンプルながら侮れないおいしさで、ついたくさんいただいてしまいます。

≪春キャベツののグリルアボガドディップがけ≫



≪作りかた≫
①キャベツはかたまりごと2cmのくし型に切り、つま楊枝でばらばらにならないよう外側から中心のほうに2箇所止める。アボガドは皮をむき、潰してレモン汁をかけ、ツナ缶をほぐし混ぜ、Aの調味料を加えディップを作る。
②バットなどにオリーブオイルをいれ、①のキャベツの切り口両面を浸し、グリル中で約3分づつ焼き、焦げ目をつける。
③②を器にもり、つま楊枝をとってアボガドディップを添える。


≪材料≫  4人分
                  Aアボガドディップ
春キャベツ    1/2個      アボガド     1個       
オリーブオイル  大さじ2      レモン      1/2個
                   小ツナカン(フレーク) 1個
                   マヨネーズ   小さじ 2
                   塩、ホワイトペッパー  少々


春菊は今ごろがおいしい

2007-02-05 | 野菜のお料理-春
野菜の食卓

冬から春先にかけて美味しい野菜といえば「春菊」。ふつう菊は秋に咲きますが、春菊はその名のとおり春に黄色い花を咲かせます。今ごろはみずみずしく、茎も柔らかで、香りが豊かです。カロテン、ビタミンB1、食物繊維も多く、栄養価の高い野菜のひとつです。カロテンはほうれん草よりも多く、カルシウム、鉄、マクネシウム、銅などの微量ミネラルも豊富です。漢方では「食べる風邪薬」として重宝されています。



今日は春菊のほろ苦さと香りを味わいたい、春菊のチャーハンです。


≪作りかた≫
①春菊は1㎝のザク切り、ねぎはこぐち切り、たくあんはせん切りにする。
②中華なべを熱してオリーブオイルを入れ、ねぎを炒め、香りが出たら、ちりめんじゃこ、たくわん、春菊の順に炒めあわせる。
③ごはんを加えて炒め、ぱらぱらになったら削り節、白ごまを入れ、Aで味を調える。

≪材料≫2人分

春菊   1/2把              白ごま 大さじ1
ねぎ   10cm              けずり節(小1袋) 5g
たくわん 30g              A
ちりめんじゃこ  大さじ1         薄口しょうゆ  適宜
温かいごはん   お茶碗2杯分        塩       適宜
オリーブオイル  おおさじ1        こしょう    適宜


たくわんはザーサイやキムチなど他の漬物でも代用できます。調味料は漬物の塩気に応じて調整します。