野菜の食卓〝vegefull〟スタイル

野菜を楽しむ大人の生活。  日々の暮らしの中で野菜の旬を楽しみ、野菜の食卓を囲みます。

旬のなすを味わいつくす

2008-07-31 | 野菜のお料理ー夏

野菜の食卓

暑さ厳しい日が続いています。朝のベランダの野菜の水やりも汗だくです。この暑さで夏野菜がぐんぐん育っているようで、店頭の野菜は一週間ほどで驚くほど値段が安くなったようです。本来であれば順に産地リレーされるはずが関東近辺の野菜が初夏の低温で成長が遅れて東北、北海道さんのの出荷と重なり、大量に出回っていることが野菜の値段を安くしているようです。
待ってましたとばかり今日も大量の夏野菜を買ってきました。地場野菜コーナーではナス4個、きゅうり4本、みょうが5個、ズッキーニ1本。すべて100円でした。生産者の方には申し訳ないような値段です、せめてこの機会に思いっきり食べつくしたいものです。前置きが長くなりましたが夏思いきり食べたい野菜と言えばなす、今日はなすを味わいつくすお料理です。

 
採れたてのなす。ツヤツヤ、パリパリです。

≪焼きナスのごまクリーム和え≫

なすと言えば、焼きなす。食べたいけれど、皮を剥いてしまうのはもったいないと思って躊躇していましたが、このお値段なら毎日でも食べたいと思ってしまいます。小ぶりのものをグリルで焼きます。ゴマクリームとの相性もなかなかです。

≪作り方≫
①なすはグリルで上下を返し、それぞれ5分程焼き、冷水にさらし、ヘタのほうから実と皮の間に竹くしを差し入れてすべらせ皮を剥く。さらに竹ぐしで縦に8等分に割いて長さを包丁で半分に切る。大葉はせん切りして1、2分水にさらす。みょうがはせん切り水にさらす。
②Aの調味料でゴマクリームを作る。
③ボウルに①のなす、みょうがを入れ、②で和え、器に盛って大葉のせん切りをのせる。
≪材料≫2人分
・なす  小4個       A ゴマクリーム
・みょうが  1本        ・白練ごま   大さじ2
・大葉じそ  1枚        ・酒       大さじ1
                  ・砂糖      小さじ1・1/2
                  ・塩        少々
                  ・薄口しょうゆ  小さじ1/2
                                       ・しょうがのしぼり汁  小さじ1/2

≪焼きナス≫


定番の焼きなす。おろししょうが、みょうがのせん切りを添え、出しじょうゆをからめていただきます。

≪なすの皮のきんぴら≫


剥いた皮は捨てずにきんぴらを作ります。
≪作り方≫
ごま油を熱し。ちりめんじゃこ、なすの皮を入れ炒めだし汁し少々でのばし、汁気がなくなったら、しょうゆ、酒、みりんで調味し、万能ねぎの小口切りと七味唐唐辛子を加えて出来上がり。

≪なすの鍋しぎ焼き風≫


エリンギ、ししとうなどを炒め出し汁で煮て、合わせみそで調味します。こちらも懐かしい母の味です。

いろいろなものの価格上昇ばかりが語られるこのごろですが、今年の夏野菜は安いです。贅沢に使って思い切り食べるチャンス。まだまだなすの料理は続きそうです。

 

 

 


スイカ畑でなつかしい夏をいただいてきました

2008-07-19 | 野菜的な旅

野菜の食卓

先日私の所属するNPO「野菜と文化のフォーラム」でお世話になっている成田の小川さんの畑&お宅にお招きいただきました。懐かしい田園風景、広大なスイカ畑、丹精に育てられた野菜や果物、手入れの行き届いたお庭など。夏を感じていただける風景、しばしご覧ください。

 
見事な大玉すいか、ちょうど採りころです。


畑の中で割って手づかみでいただきました。なんど贅沢な。


先が見えないほど広大なスイカ畑。


高見メロン。こちらも十分に熟していて畑でいただきました。


美しいオレンジ。赤皮甘栗かぼちゃ。


ほぞ長い形は宿儺(すくな)かぼちゃ。飛騨地方に伝わる珍しいかぼちゃです。
採りころをたくさん収穫しました。


小川さんの家の周りののどかな田園風景。


築30年の立派なお家でした。採れたての新鮮な野菜を使ったたくさんのお料理どれもおいしかったです。


小川家自家製のラッキョウ漬け。粒が大きく歯ごたえがありました。


手作りの梅干し。自家製のお米でおにぎりを作りました。



鯉も家族の一員。大事に育てられていました。


手入れの行き届いたお庭に、小川さんのすべて植物に対しての愛情が感じられる丁寧な暮らしぶりが感じられました。


整頓されている作業小屋で出荷を待っているすいか。2個ずつ箱に入れて送られます。


敷地内に植えられているリンゴの木にも、みごとなリンゴが。


ぶどうも立派です。


植物にたいする心配り、温かいおもてなし、丁寧な暮らしぶりなど、忘れかけていたものをたくさん教えていただきました。小川さんご家族揃っての歓待。本当にありがとうございました。

 

 


夏だ。きゅうりだ。

2008-07-07 | 野菜のお料理ー夏

野菜の食卓

蒸し暑い日続いています。昨日今年初めてエアコンをつけました。こう暑いとさっぱり、しゃきしゃきのきゅうりを食べたくなります。薬膳では体温を下げる効果があると言われています。きょうは手軽に作れるきゅうりのレシピをご紹介します。

《きゅりとまいたけの炒め漬け》

冷やしていただくと、ビールとの相性も抜群です。

《作りかた》

①きゅうりは縦に四つ割にして種の部分を包丁を寝かせて切り取り、長さを4等分に切り揃える。まいたけは幅1㎝に手でちぎり万能ねぎは小口切り、しょうがはせん切りにする。
②フライパンにごま油を熱ししょうが、万能ねぎを炒める。香りが出てきたらまいたけ、きゅうりの順で強火で手早く炒め、Aの合わせ調味料の半量をまわしかけ軽くなじませてすぐボウルに移す。
③②にBの残りの半量をまわしかけボウルごと冷水で冷やしながら途中上下を返し10分ほど漬け込む。

※粗熱がとれたらすぐに食べられますが、1時間ほど冷蔵庫で冷やすとよりおいしく
 いただけます。

《材料》
・きゅうり       2本             A合わせ調味料
・ごま油       大さじ1              ・薄口しょうゆ     大さじ1
・まいたけ      1/2袋(約60g)         ・酢        大さじ1・1/2
・しょうが       1/3片(3g)                          ・砂糖         小さじ1
・万能ねぎ      3本                ・ごま油        小さじ1
                               ・酒           小さじ1
                               ・塩             少々
                               ・こしょう          少々
                               ・赤唐辛子(小口切り)  少々

●他のきゅうりのおかず

《きゅうりときのこのスタミナサラダ》

 
きゅうりをピーラーで薄切りし冷水にさらし水気を取ってお皿に盛り、その上にしいたけやえのきだけ、豚肉を辛めに炒めてのせています。仕上げに白髪ねぎ。きゅうりと一緒にいただくとこれまたさっぱり、食がすすみます。「野菜の食卓」今月のお料理です。

 

《鵜渡川原(うとかわら)きゅうりの辛子漬け》


鵜渡川原きゅりは庄内地方の伝統野菜。長さ7~8㎝のミニきゅうり。独特の香りと苦味、果肉の歯ごたえが特徴。その味もさることながらお皿に盛ったときの愛嬌のある姿に魅了されました。地元の粉辛子と塩、砂糖だけのシンプルな味付け学校。「野菜の学校」のスタッフ仲間御倉多公子さんより新潟のお土産でいただきました。

《もろきゅうの辛子漬け》


上の鵜渡川原きゅうりの辛子漬けがとても美味しかったのでもろきゅうで作ってみました。

他のきゅうりのレシピ  http://blog.goo.ne.jp/vegefull/e/9e32f161f79fce5f35a7c6cd8802fd3d