野菜の食卓〝vegefull〟スタイル

野菜を楽しむ大人の生活。  日々の暮らしの中で野菜の旬を楽しみ、野菜の食卓を囲みます。

津軽的つながりツーリズム≪番外編≫

2008-08-29 | 津軽・つながり・ツーリズム

野菜の食卓

≪水軍の宿≫

地元鰺ヶ沢の水軍の宿。北前船で栄えた鰺ヶ沢町の歴史と文化を演出されていました。潮の香りのする骨董品や季節のお花で飾られた美しい空間がありました。

 


水軍の宿の朝食。

 

≪津軽塗≫
子供のころから慣れ親しんできた津軽塗。弘前市観光会館に展示されている津軽塗のコーナーです。


津軽塗のオブジェ。優雅で深みのある赤は現代的なモダンな雰囲気を醸し出しています。


津軽塗の48の工程が展示されています。これも津軽ではぜひ見たいとおもっていたものでした。

≪ねぶた・山車≫

五所川原たちねぷたの館にて。22メートルの巨大ねぶたが展示されています。建物の回りのスロープ状の張り出しから吹き抜けに置かれたたねぷたを目の当たりで見ることができます。


大きすぎてカメラに収まりません。


迫力で迫るねぷたの足。


制作現場も公開されています。


弘前観光会館に展示されている優雅な弘前のねぶた。


弘前の山車(だし)展示館にあっためずらしい大根の山車。

 


津軽つながりツーリズム≪食編≫

2008-08-28 | 津軽・つながり・ツーリズム

野菜の食卓

前回お伝えしていない津軽のおいしいもの、面白い宿、工芸品等を引き続き写真でお伝えします。

≪木村さんちの山菜づくしの夕食≫

弘前では地域コンシェルジュの木村さんのお宅にご厚意で泊めていただきました。
奥様手作りのめずらしい山菜料理や木村さんが釣ったアユ、手打ちそばなどでもてなしをうけました。


山菜採りが趣味の木村さん。土地でとれた自然の恵みのお料理が食卓を飾りました。


ぼう鱈と山菜の煮物。ぼう鱈に煮物は子供のころ食べた懐かしい味。ぜんまいの柔らかかったこと。


竹の子の押しずし。根曲がり竹と紅じゃけをもち米、こおじなどで漬け、発酵させた珍しい郷土料理。


きのこのナンバ漬け、こごみのゴマ和え、、ぜんまいの白和え。


 
みずの漬物。山菜みずを昆布としょうがなどで浅つけにしたもの。


みずとほやの水もの。東京ではなかなかいただけない新鮮なほやです。


釣りが趣味の木村さんが渓流で釣った鮎の塩焼き。


当日45分もかけて打った木村さんの手打ちそば。こちらは北海道産の摩周粉というそば粉を使っているそうです。おそばも堪能させていただきました。

このほかホタテと根菜の炊き込みご飯と竹の子のお味噌汁もだされましたが、写真に撮る間もなくいただいてしまいました。とれも新鮮でおいしくいただきました。

 

≪木村さんちの自家製野菜の朝食≫

フレッシュな自家製の野菜を使った朝食です。奥様自慢のハーブを使い、盛り付けも美しい。


特製スタミナジュース。ゴーヤ、セロリ、リンゴ、バナナ、ヨーグルトなどビタミンやミネラルたっぷりです。

≪木村さんちの木の器≫


日常器として使われている木の食器。木製品の加工のお仕事をされていた木村さんのお宅にはたくさんの木の素材のものが置かれていました。


こちらは津軽塗の器。


津軽塗のお盆と、桜の木のお盆。

珍し山菜のお料理、木村さんご夫妻の解説付きでいただきました。奥さまから下処理の仕方、保存方法など教えていただき、大変勉強になりました。山菜のお土産まで。本当にありがとうございました。

≪岡山の家≫

鰺ヶ沢町中村地区の水口さんが運営する自然の中の岡山の家。大きな農家を改装しそこで農業体験やわらじつくり、地元の食材を使った伝統的な食べ物などを紹介しています。地域コンシェルジュの戸沼さん、鰺ヶ沢役場の工藤さん。水口さん、運営スタッフの一戸さんたちと地元のおいしいものを集めた夕食を囲み、鰺ヶ沢町をどう盛り立てていくかという話題に遅くまで話は尽きませんでした。


入口にはこんな看板が。

 
裏の山から下りてきていたずらをする猿避けのためにえごまが植えられています。


元気に動き回る鶏も。


岡山の家の一室にはこんな立派な襖絵も。


津軽弁では「イエンチコ」と言って、温かいご飯が入ったおひつの保温に使われていました。一回り大きいものには赤ちゃんが寝かせられていたりしました。後ろは古布を利用したわらじの材料です。

 

≪岡山の家の夕食≫

当日の夕食に出された食事の一部。地元ならではの珍しいものをご紹介します。


今回津軽で一番食べたかったキャベツとイカの漬物。一番思い出に残っているの食の記憶です。


長谷川牧場でいただいた生ハム。一か月塩に漬けた豚肉を燻製にしたもの。脂身がおいしい。


水口さんの親せきの差し入れのサザエの壺焼。


鰺ヶ沢と言えばいかのカーテン。甘ささえ感じるいかの一夜干しの網焼き。


笹餅。子供のころ食べたなつかしい味。中にはあづきの入ったういろうのような餅が入っています。

水口さん、一戸さん、戸沼さん、工藤さんと10年来の友人のように話していました。
故郷の空気はそうさせるのでしょうか。懐かしくい食べ物を頂きながらの充実した時間でした。


津軽つながりツーリズム≪風景・元気な人編≫

2008-08-26 | 津軽・つながり・ツーリズム

野菜の食卓

この一週間ほどは猛暑が一変、すっかり秋に塗り替えられてしまいました。ぐっと涼しくなった先日薄着では寒いくらいの津軽にいってきました。今回は青森県内の市町村で実地している あおもりライフおためしステイを利用し、津軽の熱い人たちと出会えたり、おいしいもの発見できたらと訪ねました。たくさんの素敵な出会いとおいしいものがちりばめられていた時間でした。

≪津軽の風景≫

津軽と言えばりんご。色づき始めました。弘前郊外のりんご公園にてりんごの収穫体験。この日収穫したのは「祝(いわい)」という極早生品種


津軽富士岩木山のふもとのリンゴ畑


岩木さんのふもとに広がるとうもろこし畑。嶽(だけ)きみは青森県のブランド野菜。


NPOによりオーナーの名前が掲示され、区画管理されています。弘前の地域コンシェルジュ木村敏夫さんもオーナーです。


鰺ヶ沢赤中村地区のかかしロード


「そんあの関係ない」の小島よしおも。

 

≪青森の元気な人たち≫
鰺ヶ沢の地域コンセルジュ戸沼哲子さんと商工会の山田剛さんに元気な人ご紹介いただきました。


鰺ヶ沢町の今道代さん。無農薬でリンゴや長いも、白菜、タラの芽、ウドなどを作っています。ナチュラルハウスなど自然食品店向けに出荷されます。安全なでおいしい野菜づくりを目指し、日々創意工夫を惜しみません。野菜に対する真摯な気持ちが伝わってきます。


大切に育てられているりんごの木。自然化粧品の原料にも使われる予定です。


りんごにつく虫(針とおし)の天敵の蛾を引き寄せるためにペットボトルにリンゴジュースを入れて木ににつっています。これも農薬を使わないための工夫。


特別栽培生産物圃場として許可された薬剤の散布履歴などを公開している。


風通しの良い斜面を利用して植えられている大根などの冬野菜。

 


飼料ではなく、ゆでたジャガイモやパンなどに加え、納豆菌やヨーグルト菌などの発酵食品や海水などを混ぜて餌を作る。人間の食べ物と同じものを餌に循環型を目指す。長谷川牧場の長谷川光司氏。通常より2か月長く飼育し、霜降り状の自然熟成豚に。


豚の横には猫が、前には鶏が。


たくさんの鶏りが放し飼いに。とても人なつっこい。

私の生まれた町鰺ヶ沢にこのような取組をしている人たちがることがうれしく、多くの人に知っていただきたいと思いました。たくさんの元気をいただきました。

 


猛暑はゴーヤで乗り切ろう

2008-08-09 | 野菜のお料理ー夏

野菜の食卓

「暑いですね。」の挨拶が定番になってしまいました。猛暑続きの日々、無意識のうちにゴーヤを手に取っています。南国育ちの健康野菜。ゴーヤの苦味は今注目の活性酸素を抑制してがんや動脈硬化の予防したりや食欲増進に効果があります。ビタミンCも豊富で夏の強い日差しから皮膚を内側から守ったり、カリウムやカルシウムマグネシウムなどのミネラルが豊富で、暑さで消耗した体を回復させる効果があります。暑さ厳しい今頃はゴーヤで乗り切りたいです。

≪ゴーヤの炒り煮≫

ゴーヤを大きめに切り、ゆでた豚肉と一緒に黒砂糖や酢、みりんなどで煮詰めて作ります。ゴーヤの苦味と繊維が豚肉のうま味や黒砂糖の甘ずっぱさなどいろいろな味が絡み、味わい深いおいしさになりました。ビールとの相性抜群。ご飯もすすみます。冷蔵庫で4,5日日持ちします。以前にご紹介したゴーヤの佃煮http://blog.goo.ne.jp/vegefull/m/200609の応用編です。写真はみょうがのせん切りを添えてますが、下の写真のように白髪ねぎをたっぷりからめていただいてもさらにおいしくなります。



≪作り方≫
①ゴーヤは縦割りにして種と綿を取り、長さ5㎝、幅1.5㎝の短冊切りにする。豚ロースは3㎝四方に切る。
②フライパンに少量のサラダ油(分量外)を入れ、豚肉を両面色よく焼きつけ、酒、水を加えて、煮立てアクを取り、しょうがを加えて火を弱めふたをして10分煮込む。
③②に①のゴーヤを加え、Aの調味料を加えて弱火で煮汁がなくなるまで(約30分)煮詰める。
④器に盛りみょうがのせん切りを散らす。

≪材料≫4人分
・ゴーヤ            大2本(約500g)   A ・黒砂糖(粉タイプ)  大さじ3
・みょうがのせ切りor白髪ねぎ    適宜       ・しょうゆ  大さじ3
・豚ロース肉(とんかつ用)    1枚(120g)     ・みりん  大さじ2
・酒                 大さじ4          ・酢     大さじ3
・水                 カップ1.1/2
・しょうが(スライス)       1/2片


 


≪ゴーヤとセロリのタイ風サラダ≫
苦味の少ない薄い色のゴーヤはセロリ、紫玉ねぎ、焼いたエリンギなどと一緒にサラダに。ナンプラーやレモンで作るタイ風のドレッシングとよく合います。

ゴーヤの苦味をおいしくいただくために、うま味成分を持っているものと一緒に調理するといいようです。たとえばカツオの削り節、シラス、シイタケ、昆布、豚肉など、調味料は黒砂糖、酢、梅干し,レモン汁などを加えると苦味が進化したおいしさになります。
この夏ゴーヤをおいしく食べて元気に過ごしましょう。