数学
小問が10題並ぶ出題。標準的な問題が中心で高得点が必要となる。データの分析を含め幅広い単元から出題されているため、苦手な単元があると致命的。典型解法の習得および迅速かつ正確な計算力が必須である。21年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により数学Ⅲの微積分からの出題が1題のみであったが、22年度は5題が数学Ⅲと半数を占めた。過去問を用いて時間配分も意識して練習しておくとよいだろう。
化学
大問3題。設問数は21年度の31問から25問に減ったものの、有機を含めて計算量が増加したのでトータルの処理量は微増した。小問集合を素早く仕上げ、残りの各大問を20~25分ずつで解く必要があった。本学の特徴だった小問集合は17年度までは約20問あったが、18年度以降に6~8問に減少しており、22年度はさらに減少傾向が強まり5問となった。その分、他の問題の正答率が効いてくる。計算結果は各桁の数字を答える形式のため、精度と迅速さを高めておこう。有機化合物の構造も頻出、タンパク質や合成高分子も勉強しておこう。
生物
21年度と比べて大問が1題減り、4題構成となった。ただし、小問数はほぼ同じなので、解く問題数に大きく変更はない。全体的な問題レベルも21年度と大きく変わらない。極端に難しい問題はないが、考察させる問題が随所にあるためテンポよく解かないと時間が不足してしまう。21年度は出題がほとんどなかったが、過去には植物に関する単元も出題されているので苦手な単元を押さえた上で入試に臨もう。
物理
例年、設問数は25問程度が多いが、22年度は30問に増加した。力学、電磁気の出題が多く、22年度は出題がなかったが、18~20年度は原子も出題された。全問マーク式で、基本的には正しいものを1つ選択する形式だが、正しい選択肢の中から全てを選ぶ問題も過去に出題されている。また、分野融合問題が出題された年度もある。問題の難度は基本~標準レベルだが、計算量が多い。出題分野が広いので、苦手分野を作らないことが大切だ。