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インマヌエル宇都宮基督教会牧師 山田 隆・勢津子
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牧師・余白余録 

2017年08月16日 05時36分52秒 | メッセージ
三浦光世 三浦綾子共著「太陽はいつも雲の上に」pp189より

  石の上にも3年(ことわざ)
 
読者の方から、聖書について、また信仰についての質問の手紙が、毎日のように来る。
「一度教会に行ったが、つまらないのでやめた。」
「聖書を開いたが、名前ばかりで、おもしろくないので、1ページでやめた。」
と書いて来る方がある。いかにも残念である。で、私たちはよくこの「石の上にも3年」という語を引用して、おすすめしている。
どんなにやさしい学科でもすらすらわかるものではない。信仰は即学問ではないが、力となるにはやはり相応の時間が要る。
聖書は確かに小説を読むようには参らない。しかし、開いた以上、新約聖書なら最低第7章までは読んでほしい。4章まではおもしろくなくても、5,6,7章にはキリストの教えのエッセンスと言われるものが書かれている。そこには「ああ、ここにあったのか」と思う有名な言葉にもであうはずだ。
旧約聖書なら創世記と箴言くらいは読んでみるべきである。これくらいなら大した困難ではない。いかにもよいものに向かいながら、たった一度、たった1ページでやめるのは、いかにも残念である。(光世)」