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インマヌエル宇都宮基督教会牧師 山田 隆・勢津子
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牧師・礼拝説教(要約)

2017年08月14日 04時30分14秒 | メッセージ
【先週の礼拝説教回想】8月6日
・説教者  山田 隆牧師
・引照聖句 詩篇90篇1~12節
・説教題  神の無い人生の空しさ
◎ひぐらし、あぶら、ミンミン蝉が一斉に鳴き出しております。私は殊に蜩の集団の侘しいがはっきりした泣き声が、年の巡り周りと、昔を思い起こさせられます。皆様はいかがでしょうか。
 神の人モーセの祈りと表題にある詩篇です。10節に「私たちの齢は70年。健やかであっても80年」とあります。モーセの年代は、BC1500年頃エジプトで生まれ40年、あらビヤでの亡命生活40年、イスラエル統治で40年、計120年も生きていました。
 人の齢は70から健やかで80となりますと、ここで歌われた人の寿命と大きくかけ離れています。そこで、後世、ユダヤ人が捕囚中に書かれたという説が有力のようです。その場合は、りっぱな内容なので、編集の中で、モーセと冠してしまったと受け止められかねません。
 作者は例えだれであれ、内容は人生の苦悩、寿命、人生訓を見事に歌っております。
◎1240年ほど前、日本の国民的叙事詩とも言われる平家物語の冒頭『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ…』仏教の無常観による。を思い起こしました。罪の赦し、滅びから救いの福香り、福音はございません。
 聖書は、神を畏れ、永遠の命と知恵を持ち生涯が賢く生きるよう諭している。
◎現在、日本人の平均寿命はのびて、男女とも100歳を迎える人が、そんなに珍しくなくなりつつあります。主の前に意義ある生き方が問われる間、キリスト者は、永遠の命を授かっていますから、滅びに至ることはありません。しかし、神と人々に尽くす生き方が求められますし、これを自らに課すことは当然の願いとならなければなりません。
「知恵の心を与えてください」
 タラントを生かして働けば多く報いられることは「タラントの例え」で明らかです。ミナの例えではだれもが、等しく報いられていることも語られています。愛と信仰と希望によって、最善を尽くすというのが最も良い生き方でしょう。
▼お互い、恵みと信仰により救われました。聖霊により、主イエスと御父に守られ、導かれて、生涯を全うしましょう。