時折書き留めておいたこと
田辺聖子著 「楽老抄」のうち「もなみ抄」から
田頭良子作
○ 中風封じの箸哀しいが買うてゆく
○ 注意せなあかんでともう妬いている
○ 酒豪というおんな意外なおちょぼぐち
○ 肩に手をおくから女泣きやまず
○ 離れたらあかん他人にすぐされる
○ いらだちやおとこの去った座のぬく味
同「老楽抄」より
○ いうまいとお好み焼きを押さえつけ 岩井三窓
○ 飲んで欲しい止めて欲しい酒をつぎ 麻生?
○ 命まで賭けた女てこれかいな 松江梅里
○ いつ死んでもいいと云うとこまで来た 麻生路朗
○ しがみつくほどのこの世でなかりけり 〃
○ 部分品がもうおまへんといわれそう 〃
○ 院長があかん云うてる独逸語で 須崎豆秋
○ 老いぬればメッキもはげて生きやすし 聖子
日本人の太平洋戦争の戦没者総数310万人
その内訳
軍人・軍属関係 230万人
非戦闘員の一般人 80万人
恐れ入谷の鬼子母神 吃驚下谷の広徳寺 そうで有馬の水天宮
温い酒でもおまえの手から 酌いでもらえば熱うなる
およそ世間に切れないものは 惚れた三字に待つ(義理)の二字
負けてもいいのよ怪我さえなけりゃ晩にゃあたしが負けてやる
散り際千金 見切り千両
メガネ結構な値段ですね。あたしもメガネ五年前に新調したのですが、遠近両用のが合わなくなってきてます。誂えるとき、見えればいいのだからと安いものをと、いつも決めていくのですが、なんだかんだと勧め上手にあって、散財してしまいます。