自称巨人ファンである、しかし自分で言うのもなんだがいささか心許ないファンである。そのことは阪神ファンと比べれば歴然である。阪神が長年下位を低迷し続けていたときにも、阪神ファンは球団を支え続けていた。甲子園に六甲おろしの歌声が途絶えることはなかった。かえって応援は強烈さを増していく。
それに引き換えあたしの中では、今年のセ・リーグのペナント争いは終止符を打っている。諦めでありもう気分は高校野球に飛んでいる。
あたしの独断かもしれないが、巨人ファンにはどうもその傾向があるやも知れぬ。テレビの視聴率を見てもそのようだし、最近の中継を見ても球場の入りがわびしく感じられる。ホントは阪神ファンのように、下位を彷徨っているときこそ応援に熱を入れなくてはならないのだ。だがどうもダメだ!テレビを最後まで見る気力がなくなってしまっているのだ。結果は明日の新聞だ、どうせ今日も負けだ、自分で決めてしまっているのである。
これではファンとは、とてもではないが言えない、勝ち続けているときはご機嫌で、負けが混むと見放す。
最近はぼやきと反省の日々である。