不整脈のトラウマに打ち勝って明るく前向きに生きる男の顛末記

明るく前向きに生きることで
不整脈とQOLをコントロールした男の生きざまを描く

COOLPIX P1000で撮れる火星の真の姿は?(光学性能の限界とスタック処理)

2020-10-05 05:00:00 | 脈○神○評○

どんより曇りの日はほぼカメラの出番がありませ~ん
天体写真はそもそも天体そのものが見えなくなるので当然ですが
光の芸術を写し撮るのが写真(動画を含む)なんでぇ~
光の明暗や色が出にくい曇天はなかなか難しいですよね~
(色味はホワイトバランスで調整できますが・・・)
もちろん雲天ならではの柔らかい光を用いた写真とか
撮り手の表現の仕方一つでいい写真は撮れる可能性はありますよ
今は画質の調整や補正技術も進歩してますし~
でも、今日はP1000の出番はありませ~ん
そもそも気が乗らないんですよね~
光の明暗とか、色味が乏しいどんより雲天の景色は
ということで、本日は網戸の網の交換が動男の仕事で~す
心房細家の施設部長こと
心房細動男で~~す





前回の記事でCOOLPIX P1000とスカイメモSで撮った
火星の動画をアップしましたが
空気の揺らぎでゆがむ火星像に

 天体望遠鏡さえあれば惑星バッチリ見えんじゃね?

と思ってた方はガッカリですか?
現実はそう甘くないんですよね~
(動男も昔はそう思ってました)
写真(静止画)って~のは一瞬を切り出すものなので
 ※火星だと明るいので一瞬=1/400秒なんてこともあります
空気の揺らぎで歪んだ姿を収めることになるわけです

これは動画中の1コマを取り出したものです

別の一コマ

この2コマを抜き出しただけでわかりますが
形がいびつに歪んでるどころか、位置までズレてますよね
前の記事の動画を見ればわかりますが
火星がユラユラユラユラしてましたよね
光は空気中を進んでくるので、空気が揺らげば光も曲がるわけで
こんな感じで高倍率で撮った火星の姿が、思ってたのと違うとガッカリするわけです

ところが、頭のいい人は考えるわけですよ
数学を駆使してね
数学者曰く

 この世のすべては数学で表せる・解ける

だそうなので、数学を駆使したいっ!
そう思ったこともありますが、動男の頭では無理でした

で、とにかく歪んでても何でもいいから何千枚も画像を集めて
1枚1枚の位置調整をして、写りのいいのだけを抜き出して加算平均で合成しちゃうと

こうなるわけです(これは1880枚中100枚を加算平均したものです)
COOLPIX P1000は67mmのレンズ径なので
6cmもしくは7cmの屈折望遠鏡とみなすことができますね
もうちょっとシーイング(大気のゆらぎ)や空気の透明感がよければ
模様などももうちょっと分解して解像感は上がりますが
これくらいプラスアルファがCOOLPIX  P1000の光学性能の限界と言っていいでしょう

では次に18cmのカセグレン望遠鏡で他の方が撮った写真と合成して比較してみましょう

18cmの天体望遠鏡ともなると、火星の模様が分解してきますね
(18cm望遠鏡の写真はスタック前のただの1コマです)

さらに18cm望遠鏡の写真を数百枚スタック処理して先鋭化したものと比較します

うわぁ~~お~ マジ~
模様がはっきり見えますね
18cmの望遠鏡恐るべしです

 がっ・・・・・・・
 
前回もお話ししましたが
18cmのカセグレン望遠鏡が20万円くらい
この望遠鏡に耐えられる赤道儀はお安いのでも20万円強
カメラで20万くらい
三脚だ~なんだかんだで10万円として

 合計70万

そこまで投資してまで火星の模様が~
これが男のロマン
そして、これが機材沼

あ~おそろしい

いやいや、動男さんも40万でカメラ買う言うたやん?
あ~っ 右足が機材沼にっ!! ^^!