私が指導している中央大学の大学院生たちと食事会をしました。場所は、私がよく行くフレンチ・レストラン「ル・ヴェルデュリエ」(東京都大田区)です。
かなり以前、たしかもう6~7年前のことですが、まだ私が指導教員をしている大学院生が3、4人しかいなかった頃に、大学院生の要望で食事会をしたことがありました。その後は、指導する院生の人数も増え、大学内で年に2回「大学院生とワインの飲む会」をするようになりましたので、外での食事会はしていませんでした。
私は大学院生やゼミの学生と年に2~3回程度、飲食をともなう親睦の会をしますが、それ以上頻繁につきあうことはしないようにしています。教員と大学院生・学生の関係は研究・教育上のことが基本ですから、それ以上頻繁に飲食をともにする必要はないし、どちらかと言えば、控えた方がいいという考えを私は持っています。
ただ、学部のゼミ学生とも年に2~3回の懇親会(たいてい外の居酒屋さん)をしているのに、指導している大学院生たちと年2回学内でしている「大学院生とワインを飲む会」だけですから、1回くらい外で食事してもいいかなと思い、ひさびさに大学外での食事会をしました。
思い出話ですが、私が学部時代に指導してくれていた日本文学研究者のY先生は、毎週自主ゼミの後に学生と食事やお茶をつきあってくれる先生でした。1年生のうちから大学の先生とそんなに近くつきあえるというのは、たいへんありがたいことでした。
一方、大学院で指導を受けた、同じく日本文学研究者のM先生は、年2回程の大学院生企画の飲み会以外は学生・院生とそういったつきあいはしませんでした。ただし、年に1回御自宅に大学院生を呼んで、好きなだけ飲食をさせてくれました。そのためM先生の奥様にはたいへんお世話になり、M先生が亡くなった今も、奥様を囲む会を毎年しています。
ただ、M先生は学生・院生とお酒を一緒に飲んでも、食事は一緒にしない先生でした。私もM先生とお酒を飲んだり、2人で喫茶店でコーヒーを飲んだりしたことはありますが、食事については、日常の昼食さえ一緒にしたことがありません。
そのあたりは、教員それぞれの学生・院生との距離感ということでしょう。私はY先生ほど毎週学生・院生と飲食を一緒にすることはできませんし、M先生のように自宅に学生・院生を招くこともしません。ポリシーと言うほど大げさなものではありませんが、私なりの学生・院生との距離で今後もつきあっていこうと思っています。
話は今回の食事会に戻ります。年2回恒例の「大学院生とワインを飲む会」は、ワインを多種類試してみることができるという意味で贅沢な会ですが、学内でおこなっているので、食べるものについては比較的質素です。私がよく行く「ル・ヴェルデュリエ」の料理はいつもたいへんおいしく、たまには外で美味しいものを食べながら大学院生たちと話をするのもいいことかと思いました。場所は私のわがままで決めたので、遠くまで来てくれた大学院生たちには感謝したいと思います。
「5種類のオードブル」
七面鳥とフォアグラのパテ・イベリコ豚の生ハムとメロン・ 鮑と鯖のマリネ・
本マグロとアボガドわさび風味・パルメザンチーズのマドレーヌ
「魚料理」 マコガレイのソテー・蟹とトリュフのリゾット
「肉料理」 宮城漢方牛のステーキ
昨日の料理本当に本当に美味しかったと思います。中国でも美味しい店はたくさんありますが、そのような美味しさ私は生まれたら初めて食べました…
店のデザインも大好きです。特にその食器…ただのフォークでもいろいろな種類があります…勉強になりました!
料理がとても美味しかったです。ありがとうございます。
お店のお飾りとかが、少し家庭風の感じがして、とても親切感があるお店でした。ありがとうございました。