『週刊現代』に掲載された『仁―JIN』特集記事「人気ドラマから勇気をもらおう 被災地へ届け!『JIN』とくる言葉」に協力しました。
今回の記事のコンセプトは、大震災の後、世の中全体が暗くなっている現在、テレビドラマ『仁―JIN』の中から勇気づけられ、前向きになれる言葉を見ていこうというものです。大震災は言うまでもなく今の日本の最大の関心事ですが、それと人気テレビドラマ(+原作漫画)『仁―JIN』を結びつけて特集をするところが、なかなか興味深い企画でした。
文学関係の学会誌や商業誌ではなく、今回のような一般雑誌からコメントを求められることも時にはあります。ただ、これまでのこうした一般週刊誌は、たいていいつも締切に追われているので、電話取材というのが多かったように思います。今回の『週刊現代』も締切が迫っていたようでしたが、それでも私の短いコメントをとるために、東京郊外(八王子市)にある中央大学多摩キャンパスまで面接取材に来てくれる熱心さで、この点は感心させられました。
こうした一般雑誌からのインタビューというと村上春樹に関することが多かったのですが、今回は『仁―JIN』に関して。私も文学研究だけでなく、本格的にテレビドラマ研究にも進みたいと思っていたので、喜んでコメントに協力しました。
内容は『週刊現代』4月30日号(4月25日発売号)を見ていただきたいのですが、記事タイトルは、前掲のように「人気ドラマから勇気をもらおう 被災地へ届け!『JIN』とくる言葉」というものでした。漫画原作者の村上もとか氏や映画評論家の秋本鉄次氏のコメントとともに、私・宇佐美毅のコメントが掲載され、『仁―JIN』の見どころなどが語られています。よろしければ、御覧ください。
今の日本の状況下で、このドラマを見る価値はきっとあると思うし、元気づけてくれるものだと思います。