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お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

今年は何になろうかな?

2009-10-19 | from Silicon Valley

Source: www.life123.com

もうずいぶん前のことになります。大学勤務の頃、日本からの訪問者を付属の小児病院にご案内したことがありました。

「こちらが正面玄関です。入って右手のインフォメーションデスクは、ボランティアによって運営されています」などと説明しながらドアを開けてお通ししたところ、お客様はドアを一歩入ったところで皆立ち止まってしまい、何故か前に進んでくれません。どうしたのかな?と思って、列をかき分けて行ってみると、ものすごく太ったミッキーマウスとこれも大柄なミニーマウスが廊下の真ん中を歩いて来るのです。思わず噴き出しそうになって、ふと横を見ると、インフォメーションデスクにはクマとウサギが並んで座っているではありませんか!真面目な日本の病院のドクターや事務長さんたちが驚いて"凍りついて"しまったのも無理はありません。

そう、折よくなのか折悪しくなのか、その日はハロウィンだったのです。その後、お客様を出迎えて院内を案内してくれた看護次長さんは魔女でした。そしてお察しの通り、私の説明は小児病院の歴史ではなく、ハロウィンとは‥‥から始まることになりました。

アメリカ人はジョークが大好きです。ハロウィンの日には子どもだけでなく、大人も本気で扮装します。

夜『Trick or Treat』に回る時だけでなく、昼間から職場でもさまざまなコスチュームを着て過ごす人が少なからずいます。でもオフィスではビジネスランチがあると脱がなければならなかったりするので、スーツの上からすっぽりかぶれるピエロの衣装にして鼻だけ丸く赤いのをつけたり、黒づくめのドレスで魔女の帽子をかぶったり。街でも、ハロウィーンの日には、交差点でふと隣の車を見たら、頭に短刀が突き刺さった血だらけの男の人が運転席に!慣れないうちは本気でびっくりしました。

そんなわけで、ハロウィンには毎年、おとなも子どもも「今年は何になろうか?何を着ようか?」と考えるのが楽しい悩みです。子どもたちの人気は、たいていその年の夏に封切られたディズニー映画の主人公。それからTVアニメの登場人物。人気モノの動物の着ぐるみ、お化けや魔女も定番。カボチャもなかなか可愛い人気者です。

でも親にとっては頭の痛いこともあります。子どもが「なりたい!」もののコスチュームが出来あいの"吊るし"で見つからない、あっても値段が高い、など。そんな時は、なんとか間に合わせて作ってやるか、買い合わせた材料を組み合わせて工夫しなければなりません。用意する時間を考えてさっさと決めてくれればいいのですが、子どもたちも彼らなりに「何になろうか‥‥」とぎりぎりまで悩んでいたりするので、最後は時間との競争!半徹夜で仕上げたなんてこともしばしば。

そんな悩める親たちのための助っ人本がありました。「超簡単 ハロウィン・コスチューム(Illegally Easy Halloween Costume)」です。パラパラめくるだけで、楽しい気分になります。洋裁の経験などなくても作れそうなものばかりですので、ご参考までにどうぞ!




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