宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「黒い雌鳥の簡易魔術」

2011年03月22日 | Weblog

 

 

有名な「黒い雌鳥」の魔術書の中に、タリズマンと指輪と呪文を使用して
精霊達を駆使して望む事を叶える方法が詳しく書かれていますが、
黒い雌鳥に卵を産ませる方法や、指輪の製造などが中々難しく、
昔のおまじないブームの中では、護符と呪文をそれぞれ別にして、
おまじないの呪文やお守りとして紹介されていました。

近代の西洋では、中世の「黒い雌鳥」の儀式を効果をあまり落とさない程度に、
そして誰でも実践できるように簡易にするように試みられました。
その方法では、護符を自分の手で紙に写して携行し、少しの間持ち歩いた後で
キャンドルに火を灯し、火の精霊に願望を叶えてもらう方法です。

今回から数回に分けて抄掲させて頂こうと思います。
まず、全ての護符に共通する儀式からです。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

護符の製作は、朝起床した直後に行うのが最も理想的である。
目的に沿った護符を紙に書写した後、少なくとも12時間は身につけておく。
出来るならばその間、暇を見て護符を眺めるようにする。

日没後、誰にも邪魔されない部屋で一人になり、
1本のキャンドルのみを灯す。
キャンドルは白色でよいが、護符を書写したインクの色の
キャンドルを用意できるなら、それを使用する。

キャンドルに火を灯し、
★「この炎の内に力よ入れ」と唱える。

次の召喚呪を唱える。

★「ズィルカ ズィルカ ベサ ベサ バガヒ ラカ バカベ
  ラマク カヒ アカバベ パラス アロン アズィノマス。
  
 ズィルカ ベサ ベサ バガヒ ラカ バカベ ラマク カヒ 
 アカバベ パラス アロン アズィノマス。

 ベサ ベサ バガヒ ラカ バカベ ラマク カヒ 
 アカバベ パラス アロン アズィノマス。
 
 ベサ バガヒ ラカ バカベ ラマク カヒ 
 アカバベ パラス アロン アズィノマス。

 バガヒ ラカ バカベ ラマク カヒ 
 アカバベ パラス アロン アズィノマス。

 ラカ バカベ ラマク カヒ 
 アカバベ パラス アロン アズィノマス。

 バカベ ラマク カヒ 
 アカバベ パラス アロン アズィノマス。

 ラマク カヒ アカバベ パラス アロン アズィノマス。

 カヒ アカバベ パラス アロン アズィノマス。

 アカバベ パラス アロン アズィノマス。
 
 パラス アロン アズィノマス。

 アロン アズィノマス。

 アズィノマス。」

そうして火の精霊を召喚する。
★「我呼び、汝を動かさん。おお汝、炎の精霊よ」と唱える。

そうして心を空にして炎の先を見つめ続ける。

魔術を合理化しようとする時、物質界と霊界の間の扉は閉ざされてしまう。
もし上手くいかなければ、再び召喚を繰り返すこと。

ここであなたの願望を、自分の言葉で述べる。

そして、精霊の従わせる「力の言葉」を発する。
その言葉を発しながら、護符を燃やしてしまう。
そしてこのように唱える。
★「力よ行き、これをなせ。」

キャンドルの火を消し、護符を燃やした灰を処分する。
この魔術は7日間か、火の精霊によって願望が叶えられるまで行う。

 

【真実を知る】

この護符を使用して儀式を行った後、あなたの知りたい事が人などを通じてか、
あるいは夢の中で教えられるだろう。


力の言葉:「ニトラー・ラド・スナンダム」
護符を書写する色:スミレ色

コメント    この記事についてブログを書く
« 「ノーシスタロット(小アル... | トップ | 「印の話し」 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。