ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

日本100名城巡り No.94 大分府内城

2011年05月07日 | ウマさんの「日本100名城」巡り
2011年5月7日(土)


帰省した際には、必ずと言っていいほど中学時代の”ミニ同窓会”を開いてくれる。
懐かしい友との語らいは帰省の楽しみの一つである。
集合時間の夕方まで少し時間があったので、大分府内城を訪れることにした。

駐車場の関係から大分府内城西の丸(二の丸)からの登城となった。
昔は堀だったが、現在は埋め立てられ、大分文化会館への出入り口になっている。
近くに駐車場がなかったが、”お城見学”を伝えると、守衛の方の粋な計らいで、城内に停めさせて貰うことが出来た。


西の丸の右側の堀・石垣
右側に見えるのは、西南隅二重櫓である。


西の丸左側の堀・石垣


大分文化会館
かつて結婚式を挙げたところである。
38年ぶりで懐かしかったが、結婚式当日に訪れただけなので、このような建物だったかは殆ど覚えていない。
現在は、結婚式会場としては、使われていないようだ。


廊下橋


かつて茶の湯や能、月見など諸芸能が営まれた山里丸と西の丸を結ぶ渡り廊下。


山里丸側から見た廊下橋


松栄神社
山里丸跡に建てられている。
慶長末期、上州水沼村に松平家の祭神近正八幡として創祀され、戦国時代の混乱治世の神、
疫病災厄鎮護の神として国内に名声高く国民の信仰顕著なりしため、享保十四年(1729)
豊後府内藩主直参の宮として城内山里の邸この地に祭祀され、寛政十一年神託により松栄山
に遷宮、松栄神社と称された。


松栄神社の裏手に小さな稲荷神社があった。


山里丸から見た先ほど登城した西の丸方面の堀・石垣


人質を収容したと云われる人質櫓
寛保三年(1743)の大火により天守をはじめ城内の多くの建物が焼失した。
その後も明和六年(1769)の大地震、安政元年(1854)の大地震、昭和20年(1945)の大空襲により損壊した建物が多い。
再建されたものは少なく、江戸時代の建物は人質櫓と宗門櫓の二つのみとなっている。


現在の人質櫓は文久元年(1861)に再建されたもの。


帯曲輪
元来直接河口に面していた本丸を囲うように、北方の砂州中島を起点とし、
北東から東にかけて人工の堤を築き、内側を石垣とし、堤上に松などの樹木を植えて区画した場所(堀の右側)


攪拌して水質浄化しているため、堀の水は綺麗で小魚類がたくさん泳いでいた。
写真は東南隅二重櫓で、後ろは大分県警察本部庁舎。


アオサギが小魚を見事に捕獲し、呑み込もうとしているところだ。


明治33年に近代下水道制度の基礎(旧下水道法)が施行されて100年になるのを記念して、
府内城の堀を公共下水道の処理水を再利用し、浄化する事業(アメニティ下水道モデル事業)
を施工し、昭和63年5月に完成させたもの。
特に優れた事例として、平成12年に「甦る水100選」として表彰されている。
写真は東南隅二重櫓


大手門へ通じる通りの東の丸(二の丸)の堀。
平櫓から着到櫓方向を見たところ。堀の向かい側は、大分県庁になる。
府内城はどこから見ても堀と石垣が美しい。


着到櫓
大手門が後ろに見える。着到櫓から手前が東の丸である。


大手門
府内城の玄関であるため大手門と呼ばれているが、正確には「多門櫓門」という名称だそうだ。
昭和20年(1945)の空襲により焼失したが、昭和40年(1965)に復元建築された。


大手門辺りから見た二の丸の堀。
真ん中辺りに宗門櫓が見える。


宗門櫓
人質櫓とともに現存する江戸時代の建物である。
現在の建物は安政六年()に再建されたもの。
城の外から見ると平櫓に見えるが・・・


実は城内からは二重に見えるのである
平地に石垣を積んで築城する際、櫓の部分に櫓台を設けていないためにこのような地階を付けている。


野面積みの石垣の天守台


天守台の前に、キリシタン大名大友宗麟の像が建てられている。


天守台跡
慶長七年(1602)には四重櫓の天守閣が築かれていたが、寛保三年(1743)の
大火により焼失し、再建されることなく今日に至っている。


天守台からの眺め(その1)


天守台からの眺め(その2)
廊下橋が見える。


天守台からの眺め(その3)
大分県庁方面で、目の前に東の丸(二の丸)広場が広がる。


天守台からの眺め(その4)
東北隅櫓方面


大分府内城は、このような形で訪問するのは初めてだが、堀が綺麗なお城という印象を受けた。
自分が生まれ育った地にこのようなお城があることに少しばかり誇りが持てる。
結婚式を挙げた場所というのも一つの要因かもしれない。


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