パッキャオが復帰戦勝利=ボクシング(時事通信) - goo ニュース
昨日マカオで行われたWBOインターナショナルウエルター級王座決定戦で
元6階級制覇王者のマニー・パッキャオが元WBAライト級王者のブランドン・
リオスに大差の判定勝ちし復帰戦を飾った。
昨年のパッキャオは6月にティモシー・ブラッドリーから不運な判定で敗れると、
12月には宿敵ファン・マヌエル・マルケスから失神KO負けして限界説が流れ
始めた中での試合だったので‘リオスから負けるような事があれば引退も’と
まことしやかに囁かれる中での再起戦となった。
試合は初回からパッキャオが切れのあるコンビネーションでプレッシャーを
かけて来るリオスを迎撃し、時折パンチを貰ってロープに詰まるものの体を上手く
入れ替えて寸断し中盤以降は左ストレートを中心に打ちまくりリオスの顔を腫れ
上がらせた。
結果的に3年前のアントニオ・マルガリート戦を髣髴させるような展開で倒せ
なかったもののパッキャオ強しを印象付けた試合だった。
もっとも あれほど打ちまくったのに倒せずKOも09年のミゲール・コット戦から
ないというのが不満だろうが、約1年のブランク明けで体格に勝るタフな相手を
フルラウンド打ちまくれたというのは決して悪いものではない。
フロイド・メイウェザー戦は簡単には決まらないだろうが、できれば来年は物議を
かもす判定で敗れたブラッドリーとの再戦を期待したい。