ファウルで粘って球数を投げさせる事に ついて

ソフトB、連勝発進でV率76%!内川の代役4番・李大浩V弾

 昨日から開幕したプロ野球日本シリーズはパ・リーグ王者のホー
クスが本拠地の福岡で連勝スタートした。

 今日のG2で先発したリック・バンデンハークに対してスワローズ
打線はファウルで粘って球数を投げさせる戦法で臨んだのだが結果
的には8回を投げて109球で終わった。

 実はバンデンハークに対してCSでもマリーンズがファウルで粘り
球数を投げさせるという戦法で来たし実際4回まで100球を投げさせ
ているのだが、むしろ100球を越えてから力みが消えて6回を118球で
終えたのだった。

 こういった執拗にファウルで粘って球数を投げさせるというので
一番有名だったのが73年春に広島商が江川卓相手にファウルで粘り
4回までに100球投げさせるという作戦を遂行し、結果的には8回に
ダブルスチールに対するキャッチャーの悪送球で2-1で逆転勝ち
したのが印象深い。

 また88年夏にも津久見戦で川崎憲次郎相手に同じ戦法で臨み
攻略しているので、こういった野球が好きな伊東勤がCSでやった
と思われるのだが果たして言うほど効果的だろうか。

 江川卓が在籍していた頃の作新学院は江川のワンマンチームの
ようなもので得点力は決して高くなかったのでロースコアに持ち
込みやすかったのだが、仮に先に作新が2・3点先に取っていれば
この作戦はここまで嵌ったか疑問である。

 特にプロ野球の短期決戦では少しでも投手が疲れてくると交代
させるのでブルペンが貧弱なチーム相手には効果的だろうが、
ホークスのようにブルペンが充実したチーム相手には言われる
ほどの効果はないのではと思う。

 実際に今日もホークスが先制すると投げる球数も減っていたし
最終的には完投も可能な投球数で済んだのだから、やみくもに
ファウルで投球数を投げさせて粘るというスタイルは思った
ほどの効果はなかったのではないだろうか。

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