愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

じゃこ天と南予の段々畑

2023年10月26日 | 衣食住
宇和島や八幡浜。限られた農地を確保するために段畑を切り開くも、白米には恵まれぬ芋・麦中心の食文化。でも前に広がる宇和海の魚の恵み。最大限に資源利用するために小魚も捨てず長期保存できるように生み出される「じゃこ天」。まあ貧しさ、厳しい生活の中から生まれた知恵だとすれば、じゃこ天が貧しい食というのもわからんでもない。





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本家緒方蔵での講座ー地域文化を活かした復興支援ー

2023年10月21日 | 地域防災・事前復興



野村の地域文化をつなぐ会。西予市野村町の本家緒方蔵にて、「ジオパークから見た野村の地質・自然」。

中筋の黒瀬川構造帯、大和田のかめ穴、三葉虫の化石、渓筋の樽滝、惣川の地すべり地形、大野ヶ原のカルスト台地、そして野村各地の河成段丘などなど、野村町の地形、地質から育まれた人々の暮らし。

四国西予ジオミュージアムの高橋司館長のお話しに惹きこまれる。

対談では、地理院地図の陰影起伏図を使って野村の河成段丘と集落形成過程について紹介しましたが、会場の本家緒方蔵がまさに段丘面と段丘崖を利用した酒蔵。

ジオの視点で地元を考えるのにピッタリの場所でのトークでした。



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