愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

図録が間に合いそう

2009年06月22日 | 日々雑記
先日、特別展「歌舞伎と文楽の世界」の展示図録の校正(再校)を印刷業者さんから出してもらいました。そのチェックも終わり、あと一部、原稿修正を加えて、印刷業者さんに渡せば、校了間近。なんとか、7月10日の納品予定日には間に合いそうです。この見通しがたっただけで、気持ちが安息状態に向かってしまいます。しかし、展示設営はこれから。気を緩めるわけにはいきません。

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歌舞伎・文楽展の広報

2009年06月20日 | 日々雑記
最近、特別展「歌舞伎と文楽の世界」の取材依頼や広報誌への掲載依頼が頻繁に来ています。これらは経費もかからず広報できる(していただける)ので、大変助かります。ポスター・チラシも県内各所に配布しているのですが、これがどこまで掲示していただけるか。早速、近隣の公共施設に行って、ポスターが貼ってあるか、確認しました。貼っていないところには、不躾ながら、窓口に行って「ぜひ貼ってください」と念押し。これから約1ヶ月、外出時にはその押し込み広報の日々。直接、顔を合わせて、ポスター掲示をお願いする方が、掲示してもらう確率は高くなる。手間はかかるが、大事な広報手段です。

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人形に性根を入れる

2009年06月17日 | 祭りと芸能
先日、朝日文楽の人形遣い・清水さんが職場に来館。朝日文楽の展示方法を、実際の展示室で打ち合わせする。清水さんは、人形をケースに飾るには、操っているかのような仕草をいかに表現するが大事で、文楽人形をそのまま台の上に乗せる展示では、演じ手としては満足できないとのお話。まさにその通りで、人形の首(かしら)でも目を閉じた状態で展示するより、からくりを生かした表情を作って展示した方がよい。人形の手も足も、演じている決め手を何とか表現したい。清水さん曰く「人形に性根を入れんといけん」。文楽の展示設営の際の心構えを強く意識させられた言葉です。さて、実際、どこまで性根を入れられるか。私自身、文楽に対する思いを試されている心境ですが、展示を見ていただくお客様にどこまで通じるか、感じてもらえるか、ここは勝負です。

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久々の休み

2009年06月15日 | 日々雑記
今日は職場も休館日。仕事は休み。今日、体を休めておかないと、次、いつ安息日が来るやらわからない。明日から、燻蒸作業の準備もあって、そのあとは展示設営に取り掛かる。というわけで、何もしない一日のはじまり。このパソコンもこれから電源を落とせば、今日はもう触ることもしないと、今、心に誓う。強い意志を持って休みをとることが必要だと思うこの頃。

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松山の文楽

2009年06月14日 | 祭りと芸能
今日は松山の宮前公民館で県指定文化財の文楽「伊予源之丞」の資料を見せていただいた。明治時代の人形頭が数多く、天狗久作の作品も数多い。非常に貴重な松山の文化財だ。この伊予源之丞の資料は、この秋を目指して、写真撮影や簡易目録を作成することとした。松山市民、地元三津地域でも、この文楽資料の価値が十分伝わっている状況ではなく、展示を通して、また、展示後も松山で講演する際には、松山の文楽「伊予源之丞」について広く知ってもらうようつとめる必要性を感じました。

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高知の民具整理

2009年06月11日 | 日々雑記
四国(のみならず全国)の民具を研究している知人から電話あり。高知のある資料館で民具整理の話が進んでいるとのこと。しかも自治体主導ではなく、NPOが主体とのこと。いい話なので、お手伝いはしたいと思ったものの、今は首がまわらず、趣旨だけ賛同。このプロジェクトが遂行できれば、全国的にも先進的な事例になるのではないか。微力ながら関わってみたいとの思いが湧いてくるものの、ここ数ヶ月は身動きとれず。すみません。

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四国民俗学会

2009年06月10日 | 日々雑記
今週末に徳島で四国民俗学会がある。テーマは念仏踊り。愛媛の事例を報告すべしとの研究会担当者からの厳命を4月に受けていたのだが、どうにもこうにもならない。展示準備で体が足りない。徳島まで行くことができないので、紙上発表ということで、レジュメとビデオ映像だけ送付し、それを当日配布・上映してもらうことになりました。

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文化財の委員会

2009年06月08日 | 日々雑記
今日は仕事は休み。特別展の開幕が迫っている中、休みの日はひたすら寝ていようと思うわけだが、そうは五十崎、内子の手前。朝は家の周辺の雑草を退治(草刈り作業)。昼から松山で文化財に関する委員会に出席。東京から来ていただいた民俗文化財の専門家のお話を拝聴。愛媛の民俗文化財の保存や活用の可能性についての内容。文化財保護法の枠にとらわれない幅広いお話で、勉強になりました。帰りの高速バスの中では、熟睡。危うく乗り過ごすところでした。

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川瀬歌舞伎と人形浄瑠璃

2009年06月05日 | 祭りと芸能
本日、久万高原町に川瀬歌舞伎の資料を借用に行きました。歌舞伎資料の中に、1点、人形浄瑠璃の舞台下駄があり、それも借用しました。歌舞伎だけではなく、地元の方が人形浄瑠璃も行っていたか、もしくは、他所から来た人形座が置いていったものなのかは不明ですが、歌舞伎資料の一群に人形浄瑠璃資料も混じっていることは、明治時代から大正、昭和初期にかけて、庶民が歌舞伎と人形浄瑠璃のどちらを選択したかを考える上で面白い資料だと思いました。

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歌舞伎メイク

2009年06月04日 | 日々雑記
夏の展示の関連イベントで、歌舞伎メイクを行います。歌舞伎の隈取に挑戦するわけですが、その練習をしました。私自身も始めての歌舞伎メイク。化粧自体も人生初めてのような・・・。鏡を見ながらメイクしましたが、最初は恥ずかしかったものの、出来上がると、これが結構、いい気分。本当に歌舞伎役者になったようで、思わず事務室に行って、完成メイクを披露。笑う者あり、かっこいいと言ってくれる者あり。自分では気に入りました。これは楽しむことができるイベントになりそうです。準備は大変ですが・・・。準備していただいた皆様、ありがとうございます。夏に向けてよろしくお願いします。

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原稿に追われています

2009年06月02日 | 日々雑記
6月に入ってしまいました。1ヶ月後に納品予定の図録の原稿をまだ書いています。今日はお仕事は休みですが、自宅の一室で完全、缶詰状態。展示準備、危険ゾーンに入ってきましたが、一応、予定通りの遅れ具合・・・。赤信号までは行っていないはずですが、気を抜いてはいられません。

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朝日文楽

2009年06月01日 | 祭りと芸能
特別展「歌舞伎と文楽の世界」の準備で朝日文楽保存会さんと打ち合わせ。事務局の方も熱心だし、人形遣いのベテラン清水範男さんの話も非常に奥深い。文楽が伝統芸能であると同時に、同時代性を備えた現代芸術でもあることを再認識。朝日文楽は県指定無形民俗文化財なので、清水さんは、人間国宝ならぬ、人間県宝として認定されるべき技術と知識を持っていると思う。記録作成の措置を構ずべき無形の民俗文化財保持者だと、話をうかがうたびに感服。

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