これが私の生きる道

こむずかしいことやきれいごとは
書いてありません。
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映画「ベイマックス」

2015年01月11日 16時57分47秒 | 映画
本当は日曜の昼間という一番混み合うときは避けたかったのですが
自分が行く映画館で一番大きな劇場での上映が今日までだったので
しょうがなく行ってきました。
それで今日の朝、座席予約しようと思ったら案の定、いい席はかなり埋まっていて
でも前から7列目で、サイドだけど通路側の席が空いていたので
そこを予約し、劇場に向かいました。

開場時間になって席に着くと、すぐ隣に子供を連れた男性が座っていました。
サイド席なので完全に席が埋まっているわけではなく
実際その親子のより壁際の席(3席程度)は空席だったわけで
わざわざ隣に人がいる席に座る神経が理解できません。
かなり久しぶりにシネコンで隣に人がいる状態での観劇となりました。


あらすじ

西洋と東洋の文化がマッチし、
最先端技術分野の先駆者たちが数多く住んでいるサンフランソウキョウ。
そこに暮らしている14歳の天才児ヒロは、
たった一人の肉親であった兄のタダシを亡くしてしまう。
深い悲しみに沈む彼だったが、
その前にタダシが開発した風船のように膨らむ
柔らかくて白い体のロボット、ベイマックスが現れる。
苦しんでいる人々を回復させるためのケアロボット・ベイマックスの
優しさに触れて生気がよみがえってきたヒロは、タ
ダシの死に不審なものを感じて真相を追い求めようと動き出す。


本当ならば色々裏付けをとってから書かなくてはならないのですが
面倒くさいので、間違った記述があったら申し訳ありません。
舞台はおそらくサンフランシスコと東京を足したような街並みです。
原作は東京みたいですが、本国での集客を考えたら仕方ないのでしょう。

まずキャスという主人公の叔母さんがいるのですが
吹き替えでなんか下手くそだなぁって感じて
また有名人を起用したのか、と帰ってきてから調べたら菅野美穂でした。
役者としては好きな方だったので、逆にショックでした。
逆に兄役の小泉孝太郎は役者として好きではありませんが
違和感がなく演技と吹き替えは別なんだなぁと実感しました。

話の流れとか敵役の雰囲気がスパイダーマンに近いなぁって
思ってましたが、アメコミが原作みたいで納得しました。
ベイマックスをはじめとするキャラクターデザインなど
見た目のフォルムは愛らしいものですが
話の根底にあるものはおよそ子供向きではありませんでした。

人を守る役目のはずのベイ・マックスが
復讐という名の元に
人を傷つける兵器とされてしまう
現実の社会にも通じる皮肉なストーリーになっています。
さすがに後半は心を入れ替えさせる方向に転換させますが
原作ではどうなっているのでしょうか、気になります。

最後はベイ・マックスとああいう別れになるだろうなぁ、と
まぁ半ば想像はつきましたが
それでも涙が溢れてしまうのは歳をとった証拠でしょうか。
ただここのシーンでバカみたいにしゃっべている子供がいて
お前らは「妖怪ウォッチ」に行ってろ、と
心の中で悪態つきました。

一番理解できなかったことが、
ロバート・キャラハン教授が
クレイテックという利益至上主義の会社に
娘が務めているのを認めていたことです。
あれは娘との確執が裏ストーリーであったというのを
深読みしろ、っていうことなんでしょうか。
ラストにアメコミ界の重鎮、スタン・リーを出演させるのも
中々にくい演出でした。
安心のディズニーブランドといったところでしょうか。

[歌謡ファンク喜劇]「いやおうなしに」

2015年01月11日 00時43分19秒 | 演劇
キャストを聞いたときから観に行きたいなぁと思ってましたけど
チケット代9500円というのはさすがに荷が重く
そうこうしている内にパルコ劇場はソールドアウトしてしまい
これゃ今回は見送りかなぁって半ば諦めていた所、
今週ぴあのサイトを何気に覗いたら
「立ち見見切れ席」なるチケットが販売されているのを見つけました。

劇場はパルコ劇場ではなく、神奈川芸術劇場で
座席は3階バルコニー席の2列目で
注意書きに「舞台は半分ほどご覧いただけません」との表記が。
半分って言ったらほとんど見えないじゃん、と失笑しながらも
値段が2500円というS席の3分の1の値段で
思わず池袋パルコのぴあ店舗で(ネットで買うと手数料で200円余計に掛かる)
買ってしまいました。

買ったはいいのですが、外は寒くて風は強くて
劇場までは電車で1時間掛かるしで
出掛けるまではちょっと面倒いなぁっていう気分もありました。
正直、キョンキョンと高畑充希の歌声だけでも
聴ければいいなぁ、というテンションで臨みました。

最寄駅の関内駅に降りるのは久しぶりで
4年前のいきものがかりの横浜スタジアムライブ以来でした。
せっかく来たんだから中華街や山下公園をぶらりすればいいんですが
例のごとく、開場ギリギリに出発したもので
真っ直ぐ会場に向いました。

心配していた席ですが、
立ち見と言ってもきちんと椅子はあり、
3階なのでさすがにステージまで近いとは言えませんが
普段ライブなんかで観る席よりは断然近いし
見切れもほとんどありませんでした。
1列目の人が乗り出して観ているとそこが邪魔になったり
角度が悪いと手すりが目に入るところもあるんですけど
そのときは立ってしまえばそれも解消できるし
これで2500円というのはかなりのお買い得でした。
しかも自分の横には誰もいなかったので
相当自由に動けてむしろ居心地のいい場所でした。


あらすじ

舞台は神奈川県海老名市(らしき町)で、
国道246号沿いでオープン初日を迎えたもつ煮込み専門店「ららホルモン」。
店主の真壁太一と奈美子夫妻がオープン準備をしている。
二人の娘の芳奈は可愛く二人にエールを送り、
太一は奈美子に「愛してる」と語りかけるという、
再起にかける幸せな家族の風景。
そこに一人目の客がやってくる。
やってきたのは太一の高校時代の野球部のキャプテン藤岡だった。
藤岡は高校時代に太一の起こした事件で甲子園出場が取り消しにされ、
太一を恨んでいた。
太一の再出発を邪魔しようと嫌がらせを始める藤岡。
奈美子はうんざりするが、太一は藤岡を受け入れる…太一を中心に、
個性豊かすぎるダメな男と女をO.L.H.の楽曲がいやおうなしに絡めとり、
ばかばかしく紡いでいく極上の歌謡ファンク喜劇だ。


結論からすると、ものすごく面白かったです。
ミュージカルみたいにセリフまで歌うわけではなくて
お芝居の間に歌が入ってくる形で
この歌唱シーンがとても良かったです。
全曲、面影ラッキーホールというバンドの楽曲を使用していて
このグループのことは、一青さんや映画評論家の町山さんがファンということで
存在は知っていましたが
曲を聴くのははじめてでした。

メロディも中々いいんですが、やはり特筆すべきはその歌詞で
どれもドラマ性が高くて、しかも卑猥で不謹慎な内容に
笑ってしまいます。
「生死をかけて」という文章が、嫌らしい意味をもつ(ひらがなにすると分かりやすいです)
ものだと、この歳ではじめて気づきました。
他にも「好きな男の名前 腕にコンパスの針でかいた」
「パチンコやってる間に産まれて間もない娘を車の中で死なせた・・・夏」など
曲名だけでも何事かと思われます。

基本的にこの歌の歌詞になぞって
物語の筋も構成されていて
BGM替わりのただのイメージソングになっているわけではないので
流れがいいんですよね。
出演者の人たちがこの楽曲を歌うんですが
これがみなさんお上手でこれもちょっとびっくりしました。
その中でも高畑充希は噂には聞いていましたが
マジで上手かったです。
普通にソロコンサートを開いても行きたくなるほどでした。
松たか子の系譜を継ぐのは彼女しかいません。

まぁ役柄的にきわどいセリフやシーンが多くて
「SEX」というセリフが何回もあったり
ダッチワイフに扮して踊らされるし
よくこのオフォーを受けたなぁって感心しました。
(エレキテル連合の朱美ちゃん効果かダッチワイフに対する
ハードルが下がってきているような気がします)
テレビドラマにも映画にも数多く出ているのに
この役もこなせるとなると
出演オファーは途切れないはずです。
今日の公演で一気に好感度が上がりました。

ともかく3時間弱の上映時間も全く長く感じられないほど
中だるみの時間もないし
最高のエンターテイメントショーでした。
今年初の演劇鑑賞でしたが
かなりの確率で早くも今年一番の舞台になりそうです。
できれば映像化してもらいたい所ですが
チケット販売の注意事項に、映像収録の断りがないので
残念ながらなさそうです。
まぁ放送するにしても地上波・民放BSでは放送できない内容で
WOWOWかDVDしか希望はもてないのですが。

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