候補の決定

　全日本体重別柔道大会を見ていたが、どうも腑に落ちない。４８KG女子、決勝はフランス国際大会で優勝した山岸と谷の決戦。山岸は若さにものを言わせて有効の連続、谷を圧倒して優勝したのだが、試合終了後の北京五輪候補者発表では山岸の名は無かった。谷は前回も世界選手権代表選考でも敗れていたが候補になった。今回も経験や過去の実績を考慮してとの理由で選ばれたのだが、今回も経験を考慮されて選ばれたらしいが、若手の選手にとってはたまったものではない。
　谷を倒すことで闘志を燃やし、優勝したにも係わらず候補から漏れる。やる気をそぐような選考の遣り方だ。
　衆目が監視している中での谷を破ったにも係わらず、五輪に選ばれないとはおかしいのではないかな。若さに懸けるべきであり、経験を尊重するなら選考会なんか必要ないのでは。確かに僅少さの勝負でどちらともいえないが、勝負での勝ちは勝ちである。明らかに勝負を基に選定すると明言しているのだから優勝者を候補にすべきであろう。その候補が五輪でどんな活躍をするかどうかは五輪での本人次第だ。優勝した山岸はさぞ悔しいことだろう。今回、出場するかしないかは今後の本人のやる気や競技人生にも左右するだろう。確かに谷は強いが母となり、３２歳総合的にも若者にバトンを渡す年齢だ。
　４月になってテレビのニュース担当アナウンサーが交代している。
NHKの朝の担当は北海道からの転任者がなった。男女とも北海道札幌が先任地だ。