先週の土曜日、たま研に行ってきました。
今回のメインは山川さんの「詰将棋の歴史-在野棋士の果たした役割-」という講義でした。
江戸時代といえば献上図式が有名ですが、在野棋士の自由な発想を取り入れたことによって
詰将棋が知的パズルという「文化」として親しまれていったことを学びました。私自身古図式には
疎いのですが、それでも添田宗太夫、久留島喜内といった名前は知っていますし、それらの作品が
献上図式にも多大な影響を与えたのでしょう。いろいろと勉強になった講義でした。
その後課題作「10にちなんだ作品」の発表があり、投稿のあった6作からアンケートで各人
3作を選び、それを参考に詰パラで4作出題するとのこと。しかし6作ともすばらしい作品ばかり
です。やむなく断腸の思いで3作を選びました。
引き続き利波さんから「10番集」ということで、古図式総覧から時代順に各図式の第10番の
作品を紹介されました。時代順に見ることによって駒余りや妙手説など発表当時の詰将棋感などを
知ることができたのですが、このように見ていくと現在の詰将棋がいかに駒効率を考え、収束を
含めてスマートな手順なのでしょうか。私はついそんなことを感じてしまいました。
ここで丁度17時となり懇親会会場へ。一番遠方ということで小林さん(岡山県)の音頭で乾杯。
鍋料理を中心に舌鼓を打ったのですが、個人的には佐藤さんや小池さんと楽しく歓談し、ビールと
楽しい会話に文字通り酔いしれました。
一応皆様に了承のうえ写真を撮ってきました。
21時前に一本締めでお開きとなったものの、さらに大勢の人数が残って近くの居酒屋へ。素早く
居酒屋を見つけていただいた利波さんに感謝です。ここから若島さんが合流されました。
ここでも写真を撮ってきましたが、フラッシュをつけなかったので薄暗い写真ですみません。
私は向かいの席に座られた妻木さんと創作についての苦労話で意気投合しましたが、あの
妻木さんでも創作で苦労されているというのは意外でした。
もう少し皆さんと歓談したかったものの翌日の香龍会もあるので、22時過ぎに失礼して厚木の
ホテルに向かいました。
さて、翌日の香龍会は15名もの参加者があり盛会になりました。報告は後日書きます。