佑ちゃん！

日本ハム・斎藤佑、出版社社長にポルシェおねだり「練習場に通う車ほしい」　週刊文春報じる

斎藤選手のことは嫌いではありませんが、この件は経理担当者や税理士を悩ませる問題です（笑）。

【１】ポルシェは出版社が出版社の名義で購入し（代金を支払い）斎藤選手に貸与している
報道されている情報からすればこのパターンのようです。斎藤選手は出版社に相応な使用料を支払う必要があります。そうしておけば問題なしです。

【２】ポルシェは斎藤選手の名義で購入し出版社が代金を支払い斎藤選手が使用している
これをやってしまえば「舛添さん」と同じです（笑）。何年か前、結婚披露宴の費用を放送局に負担してもらった力士はこのようなパターンだったと記憶しています（結婚披露宴は番組で放送されていたので放送局の経費性も争点になったようでした）。

【３】ポルシェは出版社社長が個人的に（社長の名義で）購入し斎藤選手が無償で使用している
「佑ちゃん！○○球場に通うときはこの車を使っていいよ」といった具合です。斎藤選手に贈与税が課税される可能性があります（斎藤選手の使用頻度などで結論は異なってきます）。

有名人であればこのようなことは多いと思いますが、その相手との関係によって結論は異なってきます。例えば、野球用品メーカーのアドバイザーをしており、試作品としての野球用品を受け取るのは問題ありません。しかし、出版社からというのは何らかの「経済的な利得（所得）」とみなされて斎藤選手に所得税が課税される可能性があります（斎藤選手が相応の使用料を支払っていれば問題はありません）。