ツトムさん家の写真日記。

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第1018回 富山県 5 大境洞窟住居跡。

2016-10-14 12:00:00 | 旅行

2016 09 17(土)


日本で最初の洞窟遺跡発掘調査が行われた国史跡指定(大正11年)の大境洞窟住居跡の見学。(大境=おおざかい)

能登半島の西の付け根に位置する大境漁港の崖ぎわに鎮座する神社の背後に見える洞窟。


魚港からそそり立つ様な岸壁に鎮座する神社は白山社、左は漁網・漁具などの倉庫、右隅の高床式建物は九殿浜休憩所。


端正な姿の白山社、「白山社」と彫られた石標柱の文字は元首相・犬養 毅の敬書、寄進者は能登平八。
 

白山社石段下に伊藤畴坪(ちゅうへい)の句碑「氷見朝夕十二句」があります。
「そのかみの氷見に雪降り鰮寄る」(鰛=鰯イワシ)~~~「雪昃り霽れてより氷見の漁終る」まで12句。
 
伊藤畴坪は総合商社の伊藤忠や丸紅を創業した滋賀県出身の大実業家・伊藤忠兵衛の俳句雅号、正岡子規・高浜虚子などのホトトギス派の俳人。
代表作は「蘆の芽や志賀のさざなみやむときなし」、伊藤畴坪句集本は「蘆の芽」。

下の石碑は全文字が漢文で判読は困難ですが、右に置かれた「氷見海岸大境 鰤大敷網発祥之地」石碑の説明文のようです。(鰤=ブリ)
 

石階段を上った地点から白山社拝殿。参道は毎朝清掃しているらしく枯葉一つ落ちていない清々しさ。


白山社拝殿に内部からも洞窟と本殿が拝見できます。
 

白山社拝殿の背後の絶壁に巨大な開口部を見せる洞窟が“大境洞窟住居跡”。


この場に立つと圧倒される迫力が感じられる“大境洞窟住居跡”。中央部に鎮座するのは白山社の本殿
 

大正7年に本殿改修工事中に地中から人骨・縄文土器など出土し、調査鑑定の結果縄文時代前期の古代人の住居と判明。
白山社本殿を囲むように12枚の解説パネルが置かれた親切設計。
 

本殿の裏奥は暗く狭く、最奥部の地底には湧水が溜まっています。 古代人はここの水を使用していたのでしょうか?
 

かなり広く深い洞窟、静かに佇んでいると古代人の息吹きが感じられる雰囲気。


洞窟壁面には鎌倉期から江戸時代に彫られたと思われる石仏窟もあります。 縄文時代の洞窟の高さは現在の半分以下だったそうです。
 

大境洞窟住居跡から見た白山社拝殿と鳥居・大境漁港。
 

以下は洞窟内の解説パネル。






































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