ツトムさん家の写真日記。

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第536回 足利市 石尊山 梵天祭り 上。

2010-09-07 23:59:55 | 旅行

2010 08 14(土)

月遅れのお盆の14日、足利市の山中で行われた奇祭“石尊山 梵天祭り”。

前橋の自宅を深夜の午前時に車で出発、有料の北関東自動車道は遠慮して国道50号線を突っ走り、足利市小俣町叶花(かのうけ)の林の中に建つ不動堂に着いたのは堂内で護摩供養が始まる午前3時少し前。

不動堂境内には真っ暗な深夜にも係らず、梵天祭りの参加者や見物人が100名近く集まっていました。
 

午前3時20分頃から地元の鶏足寺住職の読経と祭りの安全を祈願する護摩供養が厳かに行われ、いよいよ梵天祭りの開始です、


護摩供養が終了すると、堂内から梵天祭りに使用する祭具(梵俵や幣串など)が次々と運び出されます。
 
深夜の祭事にも係わらず、軽登山姿の若い女性達や子供もちらほらと・・・。

日の出の時刻に石尊山頂上杉丸太柱を立挙げるため、不動堂からの出立は午前4時でした。

石尊山不動堂の護摩供養と梵天柱の出立をご覧下さい。

石尊山梵天祭り 2010年 1. CIMG5600・05・18 ムービー.wmv


石尊山への真っ暗な登山道を磨き上げた杉丸太柱を担いで慎重に登り出します。
 
今年の酷暑ボケと慌てて家を出て来たので、筆者はヘッドライトや懐中電灯を忘れてしまいました。
どんよりとした空模様で月も星も全く見えない漆黒の夜道、人様のライトの明かりだけが頼りの暗闇山行になりました。

進むに従って登山道は険しくなり、きついカーブの連続ですが、全長16mほどの杉柱には小回りは出来ません。
 
ほとんどのカーブでは杉柱は登山道を外れ、林と笹藪の急傾斜地を直登しました。
道なき道を行くって正にこの事ですね・・・。

夜が明ける前に苦労して山に登る梵天祭りの御一行。

石尊山 梵天祭り 2010年 2. CIMG5623・29・41・58 ムービー.wmv


休憩時に親切な御姉さまがを参加者に配っていました。
夜中でも全員が汗びっしょりですから大変助かりました。
 
休息後、再び山頂を目指して杉柱を担ぎ上げます。
昔は、担ぎ手の衣装は白装束だったそうですが、今は石尊山梵天祭と染めたシャツ、大汗ですからTシャツが正解かも・・・。

「わっしょい、わっしょい~~」の掛け声で気勢を上げて山頂を目指します。


ほんのりと薄明るくなってきた中、石尊山山頂に杉丸太柱を担ぎ上げます。

石尊山 梵天祭り 2010年 3. CIMG5670・72・76・79 ムービー.wmv


石尊山の尾根道に辿り着いた頃、足元もなんとか見える明るさに・・・。
 
尾根道沿いには「釈迦岩」や「山婆の腰かけ」など覗くだけで背筋が冷える絶壁が点在していました。
標高が486mと侮ってはいけません、中腹から上は全てが危険な岩山なのです。

時々、小休止して水分補給で熱くなった体を冷やします。
 
ご覧のように岩場の連続!! 慎重に一歩一歩登ります。

休止の後、危険な岩場もなんのその杉柱を一気に担ぎ上げて元気良く山頂へ・・・。


尾根道をよじ登る梵天祭り担ぎ手の面々。

石尊山 梵天祭り 2010年 4. CIMG5687・5705・16 ムービー.wmv


最終の岩場を通過すると比較的になだらかな山道になり、直に山小屋風な御堂に出会います。
 
この建物が山頂直下の石尊宮です。麓の不動堂の奥ノ院で日頃は無住堂ですが、本日は祭り日なので開いていました。

不動堂から石尊山頂上までは通常45分ほどの行程ですが、真っ暗の中、杉丸太と一緒でしたから約2時間弱で登りました。

次回は石尊山山頂での梵天祭り編。

2010 09 07(火)記。  前橋市  最高気温37.2℃ 


おまけコーナー。

バカだね~、この姿で富士山頂にチャレンジ! 救護所に保護されて・・・でも、ナイスバディだから許せる・・・!?


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