2016 09 17(土)
浅野コンツェルンの創業者、大実業家“浅野総一郎翁”の生誕地、富山県氷見市薮田に立つ「九転十起の像」を拝見。
日本海の富山湾西岸を高岡市から七尾市へ通じる国道160号線の脇に造られた児童公園(芝生広場)に浅野総一郎翁銅像が在ります。
有為転変・波乱万丈の人生を歩んだ浅野総一郎翁の銅像には彼の起伏に富んだ生涯そのものの「九転十起の像」と名付けられています。
“浅野総一郎翁”はここ氷見市薮田の地で医者の家に生まれ、幼年期には他家へ養子に出されたり、青年期から商売を営んだり、また失敗したりと浮き沈みの激しい日々を送ったそうですが不屈の努力で辛苦の甲斐あり、後に大成功し浅野財閥を形成した偉人。
「九転十起の像」碑文。 「度胸・努力・勤勉」が浅野総一郎翁の座右の銘。
浅野総一郎翁の事業一覧。 セメント・鉄鋼・造船・船舶と幅広い実業で大活躍。
浅野総一郎銅像の前に置かれた「夢を掴んだ黄金の左手」オブジェ。この左手に触れながら祈念すると願いが叶うとか・・・。
参道の両脇に敷き詰められた黒石・白石にも夢が成就する謂れがあるのです。
浅野総一郎翁の立像がある児童公園からは波穏やかな富山湾が一望できます。対岸に見えるのは黒部市か魚津市あたりか・・・?
浅野総一郎翁の詳細。
http://asano.p-kit.com/page0004.html
浅野総一郎翁銅像を拝見した後、車を飛ばして高岡市の古い町並みを見物。
高岡市の古い町並みは2ヶ所あり、先ずは高岡市山町筋の土蔵造りの町並みを散策。
昔の家屋が立ち並ぶ山町筋でひと際大きく目に付くのは「菅野家住宅」。(道の反対側に無料P場あり・・超便利)
1900年(明治33年)築の菅野家住宅は高岡を代表する商家で平成6年に国の重要文化財に指定。
山町筋の両側に立ち並ぶ土蔵造りの町並みをのんびりと散策・・・。
古い町並みのバス停の名前は「木舟町口」。 この辺りが「高岡郵便」の発祥の地。
風格ある日本家屋が古き時代の郷愁をそそります。
「ぎんぎんぎらぎら 夕日が沈む~~」で始まる童謡「夕日」は葛原 しげるの詩に室崎琴月が作曲。
室崎琴月の生誕地は高岡市木舟町ですからこの付近と思われます。
5~6分歩いた先に赤レンガの立派な建物が見えてきます。
風格ある建物に相応しくない看板は「富山銀行」。
赤レンガ建築は「富山銀行本店」、因みに富山銀行は日本一小さな地銀なのだそうです。
1914年(大正4年)完成の洋風建物は田辺淳吉の設計、辰野金吾の監修で鉄筋レンガ造り2階建。この日は土曜休日でした。
確かに江戸~明治・大正期にかけての重厚な商家建築物か軒を連ねています。
高岡御車山祭に使用される山車を展示する高岡御車山会館(みくるまやま)。 http://mikurumayama-kaikan.jp/
城端市で開催される「むぎや節祭り」の時間が迫っているので御車山会館は入らずに素通りしました。
山町筋
高岡市に在る次なる古い町並みに向かう途中の橋に置かれた金色の鳳凰?は何の象徴なのでしょうか・・・。
ここからの画像は全て車の中から撮影したものです。
2番目の古い町並みは高岡市の金屋町付近。 和風建築が連なる道筋は遊歩道の雰囲気。
金屋町筋の所々に青銅製の子供像が置かれているのは高岡市が銅製品の街だからでしょうか・・・?
金屋町
高岡市の古い町並み巡りの後、高速道を走って城端むぎや節祭りの見物に・・・。(「第1014回 富山県 1 城端むぎや祭」を参照。)
2016 10 19(水)記。 前橋市 薄 最高気温 24.4℃ 最低気温 19.1℃
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おまけコーナー。
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