それでも、こんな私といえども、土日も出来るだけ家にいるようにしたり、一緒に出かけるようにしている。冬にはなんと2回も一緒に安比にスキーに出かけた。ドラッグストアやモールにも一緒に行く。一緒に行くのが嬉しそうなのが、慣れないけれど悪くない感じだ。振り返れば、冬の間、まだ調子の良くない頃は独りにしないように母にとても気を使ってもらった。スーパーにも、市場にも、奴は母と一緒に行ってた。母が「行く?」と聞けば、頷いて付いてきていたらしい(生協では、イケメン?の新しい息子という扱いになっている)。母が夜のウォーキングに行っている時間が長くなると、今日は長かったですね、とお留守番の奴は言っていたらしい。独りは嫌だったのだろう。ウチのカーチャンでもいいから誰かと一緒にいたかったのかと、思う。夜寝るときも、私がいるのを何度も確認していたことを思い出す。今はゴロゴロと寝返りを打ち、遠くに転がっていく。そうだ、独りも怖くなくなって、連休は独りでドライブ旅行に行くところまで前進している。病院で言われたことも私たちに伝えられるようになった。もちろん、油断してはいけないが。
奴が秋田に来て、3ヶ月。あっと言う間だ。全然パソコンに座る時間は無くなった。仕事から帰宅して、ご飯を食べながら、奴と話をする。今日は楽しかったか、お昼は何を食べたのか、どんなことがあったのか。食べ終わると、お風呂に入ろう入ろう、さあ、寝よう寝ようと布団に入る。私が起きていると寝ないから、私も寝る事になる。朝になれば、奴を起こさないとならない。長年にわたり朝夜逆転というか、不規則極まりなく生活し、そういう習慣になっているが、それは奴の健康に取り良くないので、とにかく起こす。お昼寝してもいいからとにかく起きるようにする。これが結構大変である。習慣プラス病気で起きれない訳で、こちらの出かける時間も遅くなってしまった。以前のようには仕事に出かけられない。そして出かける間際には何時に帰ってくるの?と聞かれる。一緒にご飯が食べたいらしい。でも遅くには食べたくないので、早く帰ってきて、と言うことのようだ。奴もいろいろと大変だろうが、私も辛い。しかし、3月の後半くらいから、僕なんていない方がいいのに的な発言が減り、僕は何も決めれないんだから聞かないで!も減り、良くなってきているんだなあと少し安心している。