今日は、かわいそうなクーたんの話。
クーたんは実家で姉が飼っている猫(メス)です。
写真を見て、何か違和感を感じませんか?
・・・クーたんには右腕がありません。
厳密に言うと、右腕はあるのですが、いわゆる腕から先の部分が、胸に密着していて伸びることはないのです。
クーたんが実家に来たのは、かれこれ10年近く前。
ある雨の降る夜、姉が車を運転中に、道路脇で苦しんでいる子猫を発見しました。
交通事故か・・・。
そのまま見過ごすことを考えて一旦は通り過ぎたらしいのですが、その光景が頭から離れず、その場で車を降りて子猫の元へ・・・。
子猫は雨に濡れ、血まみれでとても苦しんでいました。
苦しんでいる子猫を抱きかかえ、車に乗り込み助手席に乗せ、急いで病院へ向かう姉。
当時、RISKY家では犬を多く飼っていたので、掛かり付けの獣医さんが居たことが幸いしました。
夜遅くにも係わらず治療をしてくれた獣医さん、ありがとう・・・。
困難を要しましたが、手術そのものは成功。
あとは子猫の生命力に賭けるしかありません。
獣医さんからは、「元気になったとしても、片手は戻らないでしょう」との告知。
さらには「このままでは、自然界で生き抜くことは難しい。里親が見つからなければ処分されることも・・・」
その時、姉は決心したそうです。自分が一生面倒をみていこうと。
それから数日後、なんとか一命を取り留めた子猫は、獣医さんの言ったとおり片腕を失っていました。
その後元気になった子猫は、RISKY家に引き取られ、クーたんと名付けられました。
現在、クーたんは元気ハツラツぅです。
その動きは、とても片腕を失った猫とは思えません。
階段の昇り降りなど、普通の猫と変わりません。
自身も片腕がないことを全く意識して(感じて)いないのではないでしょうか。
冒頭で、”かわいそうなクーたん”と表現しましたが、その言葉は撤回します!
いつまでも元気でね、クーたん♪