* Additional Time *

大好きなPhotoに囲まれて…♪

第770話 クーたん

2008-10-18 | 生き物

201018

今日は、かわいそうなクーたんの話。

クーたんは実家で姉が飼っている猫(メス)です。

写真を見て、何か違和感を感じませんか?

・・・クーたんには右腕がありません。

厳密に言うと、右腕はあるのですが、いわゆる腕から先の部分が、胸に密着していて伸びることはないのです。

クーたんが実家に来たのは、かれこれ10年近く前。

ある雨の降る夜、姉が車を運転中に、道路脇で苦しんでいる子猫を発見しました。

交通事故か・・・。

そのまま見過ごすことを考えて一旦は通り過ぎたらしいのですが、その光景が頭から離れず、その場で車を降りて子猫の元へ・・・。

子猫は雨に濡れ、血まみれでとても苦しんでいました。

苦しんでいる子猫を抱きかかえ、車に乗り込み助手席に乗せ、急いで病院へ向かう姉。

当時、RISKY家では犬を多く飼っていたので、掛かり付けの獣医さんが居たことが幸いしました。

夜遅くにも係わらず治療をしてくれた獣医さん、ありがとう・・・。

困難を要しましたが、手術そのものは成功。

あとは子猫の生命力に賭けるしかありません。

獣医さんからは、「元気になったとしても、片手は戻らないでしょう」との告知。

さらには「このままでは、自然界で生き抜くことは難しい。里親が見つからなければ処分されることも・・・」

その時、姉は決心したそうです。自分が一生面倒をみていこうと。

それから数日後、なんとか一命を取り留めた子猫は、獣医さんの言ったとおり片腕を失っていました。

その後元気になった子猫は、RISKY家に引き取られ、クーたんと名付けられました。

現在、クーたんは元気ハツラツぅです。

その動きは、とても片腕を失った猫とは思えません。

階段の昇り降りなど、普通の猫と変わりません。

自身も片腕がないことを全く意識して(感じて)いないのではないでしょうか。

冒頭で、”かわいそうなクーたん”と表現しましたが、その言葉は撤回します!

いつまでも元気でね、クーたん♪