3匹の子豚との日々 =DIAS CON MIS TRES CERDITOS=

スペインSpainのサラマンカSalamancaのラ・アルベルカLa Albercaから不定期につづります。

終わりと始まり

2011-05-12 06:39:35 | Hymne a l'amour
3月11日の東日本大震災から2ヶ月の今日、先日から感じているものが
一気に噴き出した感じです。

今日のtwitterから、関連する部分だけ抜き出します・・・。

今朝朝一番に、つぶやいたこと・・・・

「今朝は眠かったので、5時に起きなかったけれど、明日はまた起きてみようと思っています。なんか、一区切りがついた感じがします。なんだかこの間まで感じていたざわついた感じがなくなって、落ち着いた感じ。はっきり分からないけれど何かが違う感じ。全体の流れの方向が定まったのかもしれない。」

「そうかもしれない。全体として動いていく方向が定まってきたから、不協和音を感じないというか・・・。この間までは何か働きかけないと・・・ととてもざわついたような落ち着かない気持ちがずっと続いていたけれど、5月に入ってそういう感じが減ってきて、なんか違う、としかいいようが無いのだけど。」


その後、OshoUFOさんの、次のつぶやきを読んで・・・

@OshoUFO: 輪廻とは生まれ変わりを言うだけではありません。この世においても、同じことを何度も何度も繰り返してしまうことも輪廻。輪廻からの脱出は重要。もしクリアしないと、同じ問題がより大きな問題として降ってきます。原発問題の根っこは人間の過剰な欲望。オゾン層破壊問題や地球温暖化問題と根は同一。

どばどばどば~っと出てきました。

「人間界が自然界に含まれているということを忘れて驕り高ぶってしまった業欲のなれの果てのような気がします。国家間、民族間、宗教間、企業間などの争いも同じ。自らに満足し、分相応の意識があれば、他者に対する異常な競争や対立、排斥なども発生しないと思います。 」

「小さな対立をきちんとクリアーしないから、どんどん大きくなって、その度にハードルは高くなって、表面的には繕っても、根本的な解決をしていないから、いつまでも何度も同じようなことが繰り返されるのでしょう。私も今までを振り返っると同じようなことが何度も起こっています。」

「今回は人類全体の岐路を決める大きな決断をしなくてはいけないところまできてしまいました。一人一人の小さな問題と地球規模の大きな問題は連動していて、今回はきちんと向き合ってクリアーしないと、次は無いのかもしれません。そこまで切羽詰まっているような気がしています。」

「自然界の営み、たとえ弱肉強食、食物連鎖など厳しい関係があったとしてもそこには、一定の法則があり、相手が絶滅するまで影響を与えることはありません。現在、唯一人間だけが、その法則を破ってしまって人間界の争いを自然界全体に影響を及ぼすまでに至っているような気がします。」

「5月に入って私の中のざわつきが治まってきたような気がします。全体としての方向性が明るい未来へ定まってきたような気がします。まだまだぶり返しもあるかもしれませんが、なんとなくそんな予感がして、ちょっとほっとした感があります。もう大丈夫、という感じがするんです。」


ここまで、どばーっと書いて、外出してお昼ご飯を終えて・・・
また、始まりました・・・。

「私のざわつきは、細川氏が日本新党を立ち上げたときから始まりました。その後大連立での政権交代、また自社連立に戻り、阪神大震災が起こりました。一時期うつ状態のようになったこともありますが、97年意を決して日本を出てスペインへ来てからは自分のことで精一杯の日々でした。」

「ずっと自分のことで精一杯でしたが、小泉政権あたりから、またいろいろと気になりだし、日本自体が変わらないといけない、脱皮しないといけないのだろうなぁ~と思っていました。そういう意味で小泉氏は日本国民を政治参加のステージに上げるきっかけをつくったのだと思っています。」

「小泉政権がなければ、きっと今の民主党政権も無かったことでしょう。それまでの自民党の政治家達は国民に気づかれないように、見えないように隠れて事を進めていましたが、小泉氏は正々堂々と公然と行いました。確かにその様子は小気味よいものでしたが、その後弊害が明らかになり、」

「後継の3首相も短命で、どうも時間つぶしをしているようにしか見えませんでした。底へ一昨年の夏の地震騒ぎと新型インフルエンザ騒ぎと民主党への政権交代。ネットの普及でマスコミや政治家、官僚など今まで信頼していたものたちが、いいかげんなことやっていたことが暴露され・・・」

「民主党を中心の連立政権は自民党ではできなかったことを一生懸命やっていたと思います。やり方はつたない部分もありますが、それでも影でこそこそするのではなく、きちんと公表しているし国民を大切にしているという点では、自民党政権時と比べたら格段によくなっていると思います。」


ここまで書いて、トニさんとの山歩きに出かけ、帰ってきてから・・・
また、出てきました・・・。

「鳩山政権の時、これは今までと違うと思ったのは、小沢氏が幹事長として民主党の意向を連立政権政府にぶつけた時です。少なくとも自民党政権(自公連立も含)の時にそういうやり方を見たことが無いような気がしたので新鮮でした。与党であっても政府とは違うという認識をしていると。」

「そのとき思ったのが、この人たちは私達に理想の民主主義とは何かということを自分達の政治のやり方で見せようとしているのか、と思いました。わざと物議を醸し出したのもそういう意図があったのでは・・・と。自民政権では政策はでき上がったものを見せられるだけでした。」

「でも民主党はわざわざ議論の過程を見せ、国民に議論に参加するチャンスを与えているのではないかと。twitterやブログなどで政策などに対する意見を表現する人が増え、国民の意見を取り上げようという姿勢を見せていると思います。単なるパフォーマンスでもすごい進化です。」

「外交面でも国民を味方につけて、国民が望むから・・・というスタンスを盾に交渉しようとしていたのではないかと思います。昨年の普天間基地の移転問題では国民の声が抑えられないというところまで大きくならなかったので、押し切られてしまいましたが、今回は浜岡原発の停止要請、」

「エネルギー政策の白紙撤回を公表したことなどは、国民の声に応えました、というスタンスを取ることで対外的には丸く収まります。関係相手諸国の面子も保てます。そういう意味で私は米軍基地問題も原発問題も国民がきちんと意思表示すれば解決に向けて動き出すと信じています。」

「明治維新後150年、戦後60年以上経って、やっと国民もお上という化け物からの呪縛から解放され、自分達で国の将来を憂えることができるほどに成長し、政治家・官僚だけに任せっぱなしにしないで自ら参加するだけの力を持ち、真の民主主義が芽生えつつあるのかもしれません。」

「一昨年の秋から私はブログの中で、感じていること考えていることを発信するようになりました。特に昨年の春からは、自分でも驚くほどに危機感を持って何とかしなくてはとメッセージを発信していました。それは今も変わりませんが、先日から一山越えたな、という気がしています。」

「まだまだ油断できないでしょうが、ざわつき感が小さくなり、良い流れに入ったなという感じがします。北川和尚さま長々と連続で独り言のようなものにお付き合いくださいましてありがとうございました。これからも私なりの発信を続けていこうと思いますのでよろしくお願いいたします。」


この連続ツィートは、OshoUFO(北川和尚)さんに宛てて全て書いていました。
全部読み終わって、返事が着たのに、私が書いた返事です。

「「終わりの始まり」というのは「旧世界の終わり明るい未来の始まり」
RT@OshoUFO スペインから見て、方向が良くなったというのはとても嬉しいニュースです。ただ国内にいますとまだまだという感覚が強いです。むしろ終わりの始まり感。… http://deck.ly/~LSAdy

「私が感じる「明るい未来」は、一言で表してしまうと、「寛容の世界」または「融和の世界」です。旧世界の悪い枠組みから新たな枠組みへの進化のイメージです。 」


この後、OshoUFOさんの、阿弥陀如来の連続ツィートを読んで、

「今日の「阿弥陀如来」の連続ツィートは、「終わりの始まり」ふさわしい内容で、読んでいて、また明日から顔晴ろう♪と思いました。ありがとうございました。 」



午後のトニさんとの山歩きが再開!
月曜日に転んで膝を怪我をしたので、大事をとって休んでいましたが、
再開したら、相変わらずの早歩きで、ついていくのが精一杯でした・・・。

今日は、前に子供達と行ったことのある、ヤギと羊の放牧地をもっと先の方まで
山に沿って歩きました。

途中、フェルミン一家の3兄弟の所有地を通って、さらに向こうへ・・・。
ペニャ・デ・フランシアがかなり近くに見える村の端のほうまで歩いて、
引き返してきました。



この山は、栗の木の森で、この間の街道沿いの樫の木の森とは、ちょっと雰囲気が
違いました。
明るい感じといったらいいのでしょうか。
たぶん、日当たりがよいからかもしれません。
でも森の中は空気がひんやりしていてとても気持ちよくて・・・。



栗の木の巨木。恐らく100年とか200年もの。
枯れ木かと思ったら、若葉が出ていました。
まだ生きています!
すごい、生命力!

帰り道、村に近づいたとき、トニさんが、1本の木を指差して、
「この木なんていうか、知ってる?」と聞くので、「アジサイの一種?」と
聞いたら、「違うわ、サウコ(Sauco)よ。」と言われて、どっかで聞いたことが
あるけれど、日本語の名前が思い出せないし、ぴんとこなかったのですが・・・
家に戻って、検索してびっくり。。。

家の近所にもあるので、その写真を・・・。



葉っぱがアジサイよりも細いのですが、小さなお花のつぼみがたくさん
ついているので、マジで、山アジサイだと勝手に思い込んでいたのですが・・・。

「トニさんとの散歩でおしえてもらったのですが、ずっと山アジサイかな、と思っていた低木がサウコという木だとわかりました。どこかで聞いたことある名前だなぁ~と思ったら、以前ハーブ関係で調べたことがあったことを思い出しました。あちこちで見かけるのでお花でハーブティや実で果実酒作るつもり。」

「【エルダーフラワー】スペインでサウコ(Sauco)。日本ではニワトコ。「万能の薬箱」と呼ばれるほど多くの病気の治療と予防に効果…「粘液浄化薬」として好まれ、鎮咳去痰薬として、尿薬として…エルダーフラワー茶は…風邪や花粉症のつらい症状を緩和 http://bit.ly/cV3GzI

「別の由来→ 和名は、ミヤツコギ(造木、宮仕う木)、またはニハツウコギ(庭つ五加木)が転じたとする説がある。古来、神事に用いた木幣を、ニワトコから作ったので宮仕う木となったとする。接骨木は、中国のトウニワトコ(漢名=接骨木)と似ているため。 http://bit.ly/kHhCSs

「【インフルエンザの特効薬 エルダー】花は、発汗・利尿・抗アレルギー作用があり、果実は、発汗・利尿・緩下作用があります。 「カタルの消火器」とも呼ばれるこのハーブは、喉を爽やかにし、風邪やインフルエンザの症状を軽減するだけでなく、花粉症など http://bit.ly/ioNiW1

「「ニワトコの杖」というものがハリーポッターにあるらしい。。。wikiによると、「「死の秘宝」と呼ばれる品は3つあり、それは「ニワトコの杖」「蘇りの石」「透明マント」である。」検索ではハリーポッター関連だけだから、実際にそいういうものがあったわけではないみたい。。。」



今日、見たら、日当たりのいい、一番上の部分のお花が咲いていました!
確かに、アジサイと違います・・・。

「庭常」という名前は、「庭に常備する木」というところから来ているようです。
「接骨木」というのは、「骨折の時に塗り薬にするから」・・・。
東洋でも西洋でも、同じように重宝している木のようです。
そんな木が、ここ、アルベルカであちこちに自生しているんですから・・・。
なんだか面白いというか、アルベルカと日本って妙な共通点が多いな、と
前にも思いましたが、またまた実感です。

ニワトコは、スイカズラ科またはレンプクソウ科(APG植物分類体系で)だそうです。

ニワトコのwiki
「魔除けにするところも多く、日本でも小正月の飾りやアイヌのイナウ(御幣)などの材料にされた。」
「果実は焼酎に漬け、果実酒の材料にされる。縄文時代の遺跡から土器に大量に詰められたニワトコの果実が発見されており、酒を醸造したのではないかとする仮説が提唱されている。」
「ユダはニワトコの木(セイヨウハナズオウであるとも言う)で首を吊ったと言われる。ニワトコの木の根元に生えるキノコは、首を吊ったユダの呪いが具現化したものだと畏怖され、「ユダの耳茸」と呼ばれた。」


*セイヨウハナズオウは、前に記事で書いた「愛の木」のこと。
不思議なつながり・・・。

スイカズラ科のwiki
漢字で、吸葛。

レンプクソウ科のwiki
漢字で、連福草。



気になるブログ記事をいくつかリンク紹介。。。

◆飄平さんの、【東電のために原発事故のツケは国民に・・はおかしい!!】

◆サムライさんの、【放射能に負けねーど】

◆echuさんの、【前記事によせて・・・「条件」】

◆りーまんさんの、【それでも感謝すべき事が在ります】

◆ミントティーさんの、【夢 中国少女姉妹】

◆ルナ☆さんの、【三ツ星 (5/11)】【肉体は借宿 (5/11)】

◆藤原肇さんの、【「意味論」音痴が日本を亡ぼす】
*ブログではなくて、藤原さんが寄稿された雑誌記事です。
多角的な視点からの考察には、うなづくことばかり・・・。
これ以外の記事も全て興味深いです。是非ご一読ください。
一番下の「記事」をクリックしたら、目次にいけます。

◆イベリコ・フェルミンの広場の、【イベリコ豚のセクレトと白豚のセクレト 】

■ チャリティーフォトブック公開中です!
「Magenta・紅紫色・マジェンタ」Oracion - 祈り



その他のフォトブックも公開中です!
1)「Agua・水・みず」
2)「Aurora・曙・あけぼの」
3)「Nube・雲・くも」
4)「Verde・緑・みどり」
6)「Agua・水・みず」
2)「Aurora・曙・あけぼの」
3)「Nube・雲・くも」
4)「Verde・緑・みどり」
6)「「Delante・前・まえ」」


そういえば、以前にも同じタイトルの記事を書いたことがあるのを思い出しました。
ほぼ、1年前の6月12日、「はやぶさ」が宇宙から帰ってきた日の記事でした。
あの記事には、アジサイの写真を載せていて、今回は今日の今日まで
山アジサイだと勘違いしていた、サウコ(ニワトコ)の写真。
なんか、面白いつながりです。

今記事を読み返してみたら、今日ツィートしたこととほとんど同じようなことを
書いていました。
「以前から、小沢さんの動きを見ていて、鳩山さんと小沢さんは、
真の民主主義とは、どういうものかを私たちに示しているのではないかと、
感じたことがあります。
というのは、政党と政府を立て分けて、あくまでも小沢さんは民主党の
幹事長として民主党の主張をする、それを政府に提示し、考えてもらう、
という、感じで。。。

菅内閣と枝野幹事長のやりとりや動き方を観察しないといけないですね。」

自分でもびっくり。。。
やっぱりここへ戻ってくるのね・・・。


一番上の写真は、今日のお散歩の道。
ところどころに先日の雨の名残りの水たまりが・・・。
泥んこを避けながら歩くのって結構楽しかったです。

2枚め、山道の途中で見た巨石。
石の下に窪みがあってちょっと洞窟のようになってます。

3枚め、ペニャ・デ・フランシアと手前のエリカとエニシダの丘

6枚め、街道沿いに、以前別の草地で見かけたお馬の母子とさらに2頭の母馬。
すぐ近くまで寄ってきて、ちょっと触らせてくれました。


11/05/2011
晴れ。暑い!

日本は、上弦の月。

午前中に、前マドリッドに住んでいたKIPさんから電話。
日本に帰ってたけれど、旅行に来たんですって!
実家でスペインバルを開く準備も着々と進んでいるらしい・・・。
久しぶりにおしゃべりして楽しかった~!

スペインの地中海側ムルシアで2回地震
M4,4とM5,1
10名死亡って・・・。
町の名前はロルカ(Lorca)
ガルシア・ロルカを思い出してしまいました。
う~ん。。。


雷が鳴って、雨が降ってきた・・・。
すごい、ザーザー降り。。。

明日は、cosmicelephantさんによると、
「明日、2011.5.12は木、火、金、水、地球、土の順に並ぶ惑星直列」
早起きしてまた5時に起きてみようと思います。
今は止んだみたいなので、もう雨が降らないといいけれど・・・。

4.9
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