twitterで知り合った、会援隊(communsupport)さんから、スペインの
社会的起業について情報が欲しいと連絡がありました。
社会的企業とは違うのですが、前々から紹介したいと思っていたこと
について書きたいと思います。
日本の行政サービスに対しての提案の一つです。
スペインでは、基本的に生活保護の支給制度というものはないそうです。
その代わり、低所得者や身体障害者に対し自助支援が行われています。
国または、地方自治体または、財団法人によるものなどいくつかの
パターンがあります。
どのようなものか、一部を簡単にご紹介します。
1)国によるもの
エスタンコ(Estanco/たばこ・切手販売店)と
ロテリア・ナシオナル(Loteria Nacional/国営宝くじの販売店)
市民戦争後のフランコ政権時代に、戦争未亡人や戦争負傷者救済のための
システムで、優先的に戦争未亡人や戦争負傷者に出店の権利を与えたのが
始まりということです。
通りの仮設店舗タイプと普通の店舗タイプの2種類があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/72/5a58f2e3b31be07853e09d6f3157ba5b.jpg)
エスタンコ(Estanco)の路上店舗タイプ。日曜日で休業でした。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/63/dc63e7ceb591050bb4f055dc820f6f3f.jpg)
国営宝くじ販売店。
2)地方自治体によるもの
エラデリア(Heladeria/アイスクリーム・清涼飲料水販売店)と
キオスコ(Kiosco/新聞・雑誌・たばこなどの販売店)
国によるもの同様に、市民戦争後のフランコ政権時代に始まった、母子家庭や
低所得者救済のためのシステムです。
通りの仮設店舗タイプです。
スペインでは自動販売機やコンビニがあまり多くないので、このタイプのお店が
広い通りや広場近くなど人通りの多い場所にあります。
ある意味、人間的で暖かいコミュニケーションが残っているのではないかと
思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/bf/c77f50a7640012b02fd49cf10618d0fc.jpg)
ピントール・ロサレル通りのFrigo(フリゴ)のアイスクリーム店
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/c3/eac8387e000cced6bd7dbe520c3c9cda.jpg)
シベーレス広場のRoyna(ロイナ)のアイスクリーム店。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/da/a69ad83547ae26075099a9744d041c20.jpg)
レコレトス大通りのFrigo(フリゴ)のアイスクリーム店。
アイスクリーム屋は、アイスクリームメーカーとのタイアップで、何種類か
あります。(Frigo(フリゴ)、Nestle(ネスレ)など、いろいろ)
夏場だけのお店も多いですが、1年中開けているお店もあります。
Kiosco(新聞・雑誌路上販売店)の写真は今手許にないので、また今度。
3)財団法人によるもの。
ONCE(オンセ・スペイン視覚障害者協会)がありますが、単なる障害者団体
ではありません。
スペイン語の正式名称は、ORGANIZACION NACIONAL DE CIEGOS ESPANOLES
(オルガニサシオン・ナシオナル・デ・シエゴス・エスパニョレス)
ONCE主催の宝くじが毎日のクーポンくじとスクラッチくじそして、土・日の
特別クーポンくじがあります。
宝くじを販売している人達は、皆さん視覚障害者です。
路上の簡易販売スペースで販売する方と、路上やバル、メルカードなどで
歩いて販売する方がいます。
最初は、目の不自由な方が、首に宝くじの束をぶるさげて歩いているのを
見て、とても驚きました。何をやっているんだろう・・・って。
バルにも入ってきて、お店の人に売っているし、路上でもお店でもいつも
買う人がだいたい決まっているようで、おもしろいシステムだな~、と
思って見ていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/dd/2c49fc9753e2e7d95a5645a63674d4cf.jpg)
セラーノ通りのONCEクーポン販売店。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/32/142f7a61274744d8ed757f5943882bf0.jpg)
ヘノバ通りのONCEクーポン販売店。
ONCEは、スペインでは、とても大きな財団法人グループで、宝くじの収益や
寄付やその他事業の収益があり、現在では、視覚障害者だけではなく、
他の身体障害者でも、ONCE関連の職業訓練学校で学び、関連企業に就職したり
できるようになっています。
ONCEのHPへ
以上、簡単に説明しましたが、スペインでは、国や地方自治体は、生活保護費
という形で支給をしないで、生活支援の為に優先的に仕事の場を提供し、
自分の力でがんばって下さい、がんばって稼いで生活を向上して下さい、と
いうスタンスで支援をしています。
私は、単にお金を支給するよりもこの生活支援の方が、保護を受ける方に
とっても働いて自分が稼いだお金で生活する方が人間らしく生きられるのでは
ないかと思っています。
スペインでは、身体障害者の方々が普通に道を歩いています。
そして誰も気にしていません。当然のように接しています。
日本では見たことのない風景で、最初は本当に驚きました。
でも、生き生きと自信を持って暮らしている様子を見ると、これこそが
本当の障害者支援なんだろうな・・・と思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/b5/f454911b187ff6bcc5f53738e7785b44.jpg)
レコレトス大通りの芝生に咲いていた野の花。
明るい未来に向かって活動されている方の記事リンクです。
◆つむじ風さんの、【小沢一郎の真実!!④】
◆武山祐三さんの、【主権者国民と売国勢力との戦い】
◆ぽにょさんの、【“さいころさん”のご紹介です 】
◆サブリナさんの、【親と子の最期に纏わるご相談について少し】
◆Rikoさんの、【『新しい出会いに・・・心から感謝です♪♪』】
◆ブッチさんの、【善悪の彼岸(1) 貧乏神は人々の幸せを念じている】
◆うまやどさんの、【天下の御政道と口蹄疫】
◆ふるやさんの、【地球人のためのスピリチュアルレッスン☆「コンシャス・コンバージェンス」】
◆wesingさんの、【ノー・ハグ・ノー・ライフ】
◆水玉さんの、【週末は基本的に、文句いいながら動いてます。 (7/18)】
人生への優しい応援歌・・・。
「元気を出して」竹内 まりや
Youtubeへ
18/07/2010
快晴。風がほとんどないので暑い!
夕方になっても、日向だと40度くらいありそうな雰囲気でした。
日陰にいたら、なんとか大丈夫ですが、日向はくらくら~って感じ。
7月18日は南アフリカのマンデラ元大統領のお誕生日。92歳。
社会的起業について情報が欲しいと連絡がありました。
社会的企業とは違うのですが、前々から紹介したいと思っていたこと
について書きたいと思います。
日本の行政サービスに対しての提案の一つです。
スペインでは、基本的に生活保護の支給制度というものはないそうです。
その代わり、低所得者や身体障害者に対し自助支援が行われています。
国または、地方自治体または、財団法人によるものなどいくつかの
パターンがあります。
どのようなものか、一部を簡単にご紹介します。
1)国によるもの
エスタンコ(Estanco/たばこ・切手販売店)と
ロテリア・ナシオナル(Loteria Nacional/国営宝くじの販売店)
市民戦争後のフランコ政権時代に、戦争未亡人や戦争負傷者救済のための
システムで、優先的に戦争未亡人や戦争負傷者に出店の権利を与えたのが
始まりということです。
通りの仮設店舗タイプと普通の店舗タイプの2種類があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/72/5a58f2e3b31be07853e09d6f3157ba5b.jpg)
エスタンコ(Estanco)の路上店舗タイプ。日曜日で休業でした。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/63/dc63e7ceb591050bb4f055dc820f6f3f.jpg)
国営宝くじ販売店。
2)地方自治体によるもの
エラデリア(Heladeria/アイスクリーム・清涼飲料水販売店)と
キオスコ(Kiosco/新聞・雑誌・たばこなどの販売店)
国によるもの同様に、市民戦争後のフランコ政権時代に始まった、母子家庭や
低所得者救済のためのシステムです。
通りの仮設店舗タイプです。
スペインでは自動販売機やコンビニがあまり多くないので、このタイプのお店が
広い通りや広場近くなど人通りの多い場所にあります。
ある意味、人間的で暖かいコミュニケーションが残っているのではないかと
思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/bf/c77f50a7640012b02fd49cf10618d0fc.jpg)
ピントール・ロサレル通りのFrigo(フリゴ)のアイスクリーム店
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/c3/eac8387e000cced6bd7dbe520c3c9cda.jpg)
シベーレス広場のRoyna(ロイナ)のアイスクリーム店。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/da/a69ad83547ae26075099a9744d041c20.jpg)
レコレトス大通りのFrigo(フリゴ)のアイスクリーム店。
アイスクリーム屋は、アイスクリームメーカーとのタイアップで、何種類か
あります。(Frigo(フリゴ)、Nestle(ネスレ)など、いろいろ)
夏場だけのお店も多いですが、1年中開けているお店もあります。
Kiosco(新聞・雑誌路上販売店)の写真は今手許にないので、また今度。
3)財団法人によるもの。
ONCE(オンセ・スペイン視覚障害者協会)がありますが、単なる障害者団体
ではありません。
スペイン語の正式名称は、ORGANIZACION NACIONAL DE CIEGOS ESPANOLES
(オルガニサシオン・ナシオナル・デ・シエゴス・エスパニョレス)
ONCE主催の宝くじが毎日のクーポンくじとスクラッチくじそして、土・日の
特別クーポンくじがあります。
宝くじを販売している人達は、皆さん視覚障害者です。
路上の簡易販売スペースで販売する方と、路上やバル、メルカードなどで
歩いて販売する方がいます。
最初は、目の不自由な方が、首に宝くじの束をぶるさげて歩いているのを
見て、とても驚きました。何をやっているんだろう・・・って。
バルにも入ってきて、お店の人に売っているし、路上でもお店でもいつも
買う人がだいたい決まっているようで、おもしろいシステムだな~、と
思って見ていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/dd/2c49fc9753e2e7d95a5645a63674d4cf.jpg)
セラーノ通りのONCEクーポン販売店。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/32/142f7a61274744d8ed757f5943882bf0.jpg)
ヘノバ通りのONCEクーポン販売店。
ONCEは、スペインでは、とても大きな財団法人グループで、宝くじの収益や
寄付やその他事業の収益があり、現在では、視覚障害者だけではなく、
他の身体障害者でも、ONCE関連の職業訓練学校で学び、関連企業に就職したり
できるようになっています。
ONCEのHPへ
以上、簡単に説明しましたが、スペインでは、国や地方自治体は、生活保護費
という形で支給をしないで、生活支援の為に優先的に仕事の場を提供し、
自分の力でがんばって下さい、がんばって稼いで生活を向上して下さい、と
いうスタンスで支援をしています。
私は、単にお金を支給するよりもこの生活支援の方が、保護を受ける方に
とっても働いて自分が稼いだお金で生活する方が人間らしく生きられるのでは
ないかと思っています。
スペインでは、身体障害者の方々が普通に道を歩いています。
そして誰も気にしていません。当然のように接しています。
日本では見たことのない風景で、最初は本当に驚きました。
でも、生き生きと自信を持って暮らしている様子を見ると、これこそが
本当の障害者支援なんだろうな・・・と思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/b5/f454911b187ff6bcc5f53738e7785b44.jpg)
レコレトス大通りの芝生に咲いていた野の花。
明るい未来に向かって活動されている方の記事リンクです。
◆つむじ風さんの、【小沢一郎の真実!!④】
◆武山祐三さんの、【主権者国民と売国勢力との戦い】
◆ぽにょさんの、【“さいころさん”のご紹介です 】
◆サブリナさんの、【親と子の最期に纏わるご相談について少し】
◆Rikoさんの、【『新しい出会いに・・・心から感謝です♪♪』】
◆ブッチさんの、【善悪の彼岸(1) 貧乏神は人々の幸せを念じている】
◆うまやどさんの、【天下の御政道と口蹄疫】
◆ふるやさんの、【地球人のためのスピリチュアルレッスン☆「コンシャス・コンバージェンス」】
◆wesingさんの、【ノー・ハグ・ノー・ライフ】
◆水玉さんの、【週末は基本的に、文句いいながら動いてます。 (7/18)】
人生への優しい応援歌・・・。
「元気を出して」竹内 まりや
Youtubeへ
18/07/2010
快晴。風がほとんどないので暑い!
夕方になっても、日向だと40度くらいありそうな雰囲気でした。
日陰にいたら、なんとか大丈夫ですが、日向はくらくら~って感じ。
7月18日は南アフリカのマンデラ元大統領のお誕生日。92歳。
そちらでの支援は、生活するのに少し手助けが必要な方が、誇りを失わず生きていける、すばらしい人道的な本当の支援だと思いました。
おかねだけ渡す、というのでなく、かげできちんと支えているところを日本も見習わなければ、と思いました。
今日は朝から澄み渡った青空です。風も気持ち良いです。からだを何かが通り抜けていく感じがします。
外にでて、目をつむって、自分の心にも人々の心にも平安が訪れるよう 祈りました。
暑くなりましたから、体調に気をつけてくださいね
大和の花の麗しきは咲くも花、散るるも花なりて、腐りてしがみつきたる醜態さらさぬ真美(まことび)よ
散るるも花形成りての花ゆえに、終わりも花の道、残しゆくはいと見事なり
龍人桜 大和の花ぞ
こが狂世 世情の嵐の直中
見事咲きそろふておる
されど 邪風、邪雨当たれど散らさぬ一心保ちて 花咲き続けるその形(なり)は 鳴き響く龍鳴の如く 天花と成りにけるぞ
大和 木及華晴る(春)待ちて 冬木に華の出づりし健気華
例え嵐の宵ざとて、例え氷雪の朝とても 天見上げ、咲きゆく誉れの華よ
散るも時勢の習わしなれどそが魂のうちに しかと残せし華魂一つ
そが真の弥真十魂
誉れの神国の天華人よ
お金だけもらっても、根本から解決しませんよね。
まさに、本質的な支援。
日本も見習わなくてはいけませんね。
>おかねだけ渡す、というのでなく、かげできちんと支えているところを日本も見習わなければ、と思いました。
そうなんです。私はこの制度は本当に素晴らしいと思うのは、お金の出し方なんです。
ただもらうだけのお金よりも、自ら稼ぐための支援をしてもらった方が、皆が幸せになるような気がします。
あかりさんのお家もそろそろ夏休みですね。暑いので、お母さんが倒れないように身体に気をつけてくださいね!ご自愛下さい。ALO~HA~!
お名前がないので、どなたかはっきり分かりませんから、次回からは忘れずにお名前を書いてくださいね。
大和(ヤマト)の花。
昨日の夜書いた記事の中で、花のことに触れましたので、なんだか感慨深い物があります。
天華人という言葉がとても奇麗だな・・って。
話は変わりますが、「花」HanaってHannaという女性の名前に似ていますよね。スペイン語では、Anaです。英語では、AnやAnne。フランス語ドイツ語でAnna。ヘブライ語のHannahが起源のようで、ギリシャ語ラテン語を経由してスペイン語の名前にも入ってきています。
たぶん、Juana(フアナ)Jeanne(ジャンヌ)Joan(ジョーン)Jane(ジェーン)Johanna(ヨハンナ)Giovanna(ジョヴァンナ)なども同じ起源の名前のような気がします。
「hana」に託されたものが何なのか・・・。
このように参考にできる制度について、調べて記事で紹介すると共に、民主党や国民新党などへ提案したいな~と考えています。
ブログで記事に書くことは気軽にできますが、政党への提案となるともう少しきちんと纏めなくては・・・と思ってしまうので、実行はまだしていませんが・・・。
communsupport
早速の対応ありがとうございます。 テーマパークのボックスのような雇用の場に、人間的なコミュニティの存在を感じました。 7:20 AM Jul 19th via web in reply to hiromiamigo
確かにテーマパークのボックスようなかわいらしい店舗です。自動販売機は機械相手だけれど、ここなら人がいて、おしゃべりができるし温もりを感じますよね!
整体院をやっています。
店前で杖つきながらビラくばってると
ときどき、警察による陰湿な職質があり
豊島警察署に連れて行かれます。
スペインの事例はいいですね。
なぜ日本は障害者に対する警察のいじめは
ひどいのだろうか?
一般の人々はそうじゃないのに、なぜか公務員・警察官、
教員など公の仕事の人にその割合が多いような気が
するのですが、なぜでしょうね・・・?!
スペインでは、視覚障害、聴覚障害の方々が
街中で、ONCEというくじ引きを販売しています。
最初はびっくりしましたが、すばらしい制度だと思います。
ONCEという団体は、視覚・聴覚障害者だけでなく、
すべての身体障害者への職業訓練や雇用などを
推進しています。
こういうところは、スペインって、すごいな、と思います。