3匹の子豚との日々 =DIAS CON MIS TRES CERDITOS=

スペインSpainのサラマンカSalamancaのラ・アルベルカLa Albercaから不定期につづります。

3ヶ月めの区切り・・・

2012-02-16 07:39:22 | Hymne a l'amour
昨日の14日で夫が他界してちょうど3ヶ月でした。
で、今日、15日は、夫の誕生日・・・。

昨日は朝からサラマンカへ。
朝7時20分のバスに乗るので、7時過ぎに出かける前に子供達に
声をかけて、寝室と居間は電気をつけたままで出かけました。

外はまだまだ真っ暗。。。
ちょうどバス停に向かう道を歩いていたら、目の前に下弦の月。
そして、その周りにぼーっと大きな白い環。。。
前にも一度見たことのある、環です。
夜だから白っぽく見えるけど、月虹だそうです。

<2/16追記>
月虹ではなく、月暈のようです。
リンクに写真があります!綺麗。。。
去年の福井での月暈の記事の写真も綺麗・・・。

月虹は、ハワイのマウイ島でこんな風に言われているそうです。wikiから。
月虹がよく観測されるハワイ諸島のマウイ島では、これを見た者には「幸せが訪れる」「先祖の霊が橋を渡り祝福を与えに訪れる」と言われている。

夫の他界から3ヶ月めに、見たのが月虹だったら、本当にすごいこと
でしたが、月暈なので、どうなるんでしょう???


バスの中で夜明けが始まりましたが、昨日は雲が多くてあまり
綺麗な夜明けというわけではありませんでした。
8時に子供達に電話して確認したら、朝のココアをそれぞれ飲んで
もう顔を洗って、歯磨きして、着替えて、靴を履いてる途中でした。
なんとまぁ、私がいないほうが子供達は、自主的にちんと朝の準備を
するんですよ!



8時半に電話をかけたときには、もう電話には誰も出ず・・・ということは、
学校へ出発したってことです。。。
いつもは、9時5分前に大慌てで出かけて、近所の人の車に乗せていって
もらえればいいのですが、間に合わないと遅刻!というギリギリライフを続けて
いるのに・・・。えらい違いです!

私がいる時は、ベッドから起きるのに、15分くらいかかり、居間のソファ
に座って、うつらうつらしたり、寒いの、着替えを手伝え、歯磨き手伝え・・・って、
なかなか準備ができないんですけれど・・・。不思議なもんですね。
子供ながらに、責任感が出るんでしょうね。
たまには、この朝いない、っていうのも子供達の成長には効果がありそうな気がします。

で、サラマンカにわざわざ行ったのは、12月に申請した子供達の
外国人登録手続きが終わったので、その通知をもらい、居住許可のカードを
作るための予約をとるためでした。
まずは、グランビアの、政府の外国人登録の窓口のある建物へ。



行く途中に見えた、下弦の月。ちょうど視界に入ったので。。。

これは、朝一に行ったので、全部で30分もかからずに終わりました。
そして次は、社会保険事務所。
私の社会保険に子供を含めるためなのですが、外国人の場合は、外国人登録
番号の手続きが終わってから、と言われていたので、早速手続きしました。

これも待ち時間20分くらい、手続き15分くらいで終わり、その後、先日から
寡婦年金と遺児年金の支給の件でいろいろお世話になった調査係りの人に
挨拶しました。

ちょうど、全ての手続きが終わって、通知用の書類を昨日作成して郵送するところ
だったのよ、と言われて、書類を見せてもらいました。
これで、とりあえず、一安心です。

その後、病院の方へ移動中に・・・。



教会の屋根の上に、なんか、鳥のようなものが・・・。
最初、像か何かと思っていたのですが、動くので、びっくり。
本物のこうのとりでした。
左と真ん中の木の間の屋根のところに、見えますか?


病院の前に、病院の近所にある、入院患者のための家に詰めている修道女の
方に挨拶をしようと思って寄ったのですが、昨日が午後担当ということでいなくて
残念!次の機会に・・・。

この施設は、日本では、聖ヴィンセンシオの愛徳姉妹会と呼ばれる、修道会で、
マドリッドにいるときに通っていた学校もこの修道会の系列でした。
日本にも支部があって、最近知ったのですが、なんと、実家の近くなんです。
アルベルカの近くの村にも、この修道会の施設があるようですし、何故かご縁が
あるんですよねぇ~。

といって、私はキリスト教徒ではありませんけれど・・・。

そして、この間から、何度も時間があったら、寄りたいと思っていた、病院へ
行くのがやっと実現しました。
まず、MRIの検査の予約係のところへ行って、8月に1月検査の予約をしているん
だけど、いつになるのか、確認したら、前に電話で聞いたのと同じで、約8ヶ月の
検査待ち状態だから、あと1,2ヶ月かかる、と言われました。
こういう時は地方都市は、ちょっと面倒ですね。
マドリッドのように、大病院がいくつもあるわけじゃないから、機材を持っている病院
が限られているから、検査が集中するから大変なんでしょうね。。。
それに私の場合は、手術後1年の、状態確認検査なので、特に後回しにされている
可能性大です。。。
手術前の検査が優先されるでしょうから・・・。



ここの確認が終わった後、病院内のガン協会の事務所へ寄って挨拶。
去年、マドリッドでの手術の後、サラマンカに転院になって、とりあえず状況が
分からないので、数回お話をさせてもらったりしたんです。
抗がん剤・放射線治療をしている女性用かつらを作るための髪の毛を寄付したり
できるところがあるかどうか聞いたら、一応、ここなら、という美容室を教えて
くれたのですが、問い合わせたら、やってない、の一言でした。。。
日本だと髪の毛の寄付制度があるみたいだけど、スペインではないようです。。。

ガン協会のコーディネーターの人が私の顔を見るなり、「新聞見てびっくりよ。
旦那さんの事も・・・」と言って、いつもの両頬へのキスの挨拶~♪
この人、日本にいる友達に何となく似ていて、すごく親しみやすいんです。
しばらくお話して、その後、ソーシャルワーカーの事務所にも寄って挨拶。

とりあえず、アルベルカに引っ越してきてサラマンカでこの1年の私の通院関係、
夫が亡くなってからのこの3ヶ月で、いろいろとお世話になった方々にご挨拶が
できたような気がします。

これもちょうど、夫が他界した3ヶ月めの日というのと重なったので、なんか
感慨深いというか、意味があるんだろうな・・・と思います。
先日から感じている変化ときっと関係があるんでしょうね。。。




今日の気になるブログ記事のリンク紹介。。。
「シェイキング・ハンズ・デザイン~人と人が繋がって脱原発!」

◆飄平さんの、【THRIVE完全版!!ニコニコ動画で取りあえず拡散・・・・】

◆まさとさんの、【「縁」がひとりでに実体化した!】

◆まさこさんの詩、【長いトンネル】

◆うーちゃん♪さんの、【優しい独裁者】
*これ、twitterにも書いたけれど・・・、こないだからちょっと気になってます。
つまりは、自分の言いなりにしたいと言う欲求と、相手を信じていない、って
ことなんじゃないかな・・・って気がするんですよね。



写真は、すべて、サラマンカで撮りました。
一番上と一番下は、病院へ行く途中、初めて通る道で見かけた
古い城壁にあった洞窟の跡。
階段を登ると、上部が壊れているので、そのまま空が見える状態・・・。
別世界(別次元)へ通じる、階段みたいな気がしました。

2枚めは、バスの中から見た朝焼け。サラマンカの街を外から見ながら・・・。

5枚めは、コウノトリがいた、教会の鐘の塔。
ちょうどお日さまがピッタンコはまって写ったので、びっくり。
塔の屋根の上には、3羽のコウノトリと、2つの巣が・・・。
4枚めに写っているコウノトリはペアの足りない1羽ですかね。。。



15/02/2012

晴れ、さむい。
お日さまが当たっている間は、暖かかった♪


最近の仕事関係のメールのやり取りでかなりお疲れ気味・・・。
話が擦りあわないからと言って、知らん顔、無視するわけにはいかない・・・。
一昨日、道を歩いていて、コンコンコンってきつつきが木をつつく音が聞こえて、
ふと思ったんです。
きつつきが、何度も何度もコンコンコンってつついても、ちゃんと穴が開いて、
虫が取れたり、巣ができるまで、すごく時間がかかるんだろうな・・・って。
ちょっとつついたくらいじゃ、変化は見られないけれど、それでもあきらめずに
つつき続け、たたき続けるから、穴が開くんだろうな・・・って。

だから、コミュニケーションがしにくい相手でも、ノックをし続けろ、ってこと
なんじゃないかな・・・って。
1回のノックで、さっとドアを開けてくれてうまくいく人もいれば、10回、20回
もしかしたら、100回くらいノックしないと、いけない人もいるのでしょうから。。。
あきらめて、ノックをやめてしまったら、そこでストップしちゃうけれど、ノックを
し続けていたら、可能性がある・・・ってことなんじゃないかと・・・。

マドリッドのお寺で夫の供養をしてくれている、古い友人の方にもお電話で
ご挨拶しました。
土曜日にお寺の皆さんで、百カ日の法要をしてくださったのだそうです。。。
やっぱり、区切りがついた、ってことなんですね。。。

今朝、届いていた、メッセージ。。。びっくりでした。
大丈夫だろうか・・・ってちょっと心配です。
離れているから、駆けつけて寄り添う事はできないけれど、いつも心で
話しかけているからね・・・、無理しないでね・・・。

言葉について、コミュニケーションについて、最近よく考えているので、
一段落ついたら、書こうと思っています。
この間の、続きになるかな・・・って気がします。


1.24
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4 コメント

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ご冥福をお祈りします (小川孝子)
2012-02-16 12:43:46
何とご主人様が他界されて、異国の地で頑張っていらっしゃるなんて、本当に驚きました!

しかも、ご病気だなんて…。
母は強しですね。

新聞に載ったということはご主人さまは事故か何かだったのでしょうか?

3ヶ月でしたらあっという間でしょうね。
心からご冥福をお祈りいたします。

それにしても行動力に脱帽です!
私はそんなに一気に回ったら、目が回ってしまいそうです。

お子さんたちも責任感を感じ取られて成長されたのでしょうね。
ご無理をせずにご自愛下さいませ

時々おじゃまさせて頂きます
返信する
そうでしたね.. (ミラクル)
2012-02-16 17:50:49
おばばじゃないもんね!ひろみさんの旦那様は!!
きっと、どこかにいます!
返信する
孝子さんへ (ひろみ)
2012-02-17 01:21:47
全て自分の選択の結果なので・・・、受け入れるしかないです。
誤算は夫の大腸がんと私の乳がんです。
これは、違う生き方をしていたら、避けることができたんじゃないか、って思うのですが、今さら過去を変えるわけにはいかないので・・・。
まぁ、病気であることを意識しながら無理せず生きろ、ってことだと思っています。(つい無茶をしてしまうので・・・)

で、考えるのは、今をそしてこれからをどうするか、なんです。

私と夫はとてもよく似ているところと、全く正反対な部分があって、最後の2年ほどはあまり良い関係とはいえませんでした。。。

まぁ、今さらそんなことを言っても、亡くなった人に戻ってきてもらうわけにもいかないので、とにかく前向いてすすむしかないなぁ~って感じです。

新聞に載ったのは、村のお祭りに参加したからなんです。そこに、夫を亡くして、アルベルカの村に住む事を決意したとかそいういうことが書いてあったんです。
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ミラクルさんへ (ひろみ)
2012-02-17 01:22:54
夫は、おばばじゃなかったけど、おじじだったかも・・・。
まぁ、大きな子供のような人でした。
3匹の子供よりも手のかかる・・・(笑)
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