疲れ果てたけれど結構笑えた７月２日の昆明空港

　ここ北部九州は梅雨明け１０日の期間に入っていますが、
太平洋高気圧が今一つ勢力拡大を図れていない様子。南西諸島や高知平野
などから竜巻発生の知らせが多数入っています。大気が不安定な上に熱せ
られ方が激しい為に、発生しているものと思われます。


先週の中国南西部出張の中から、（ある意味）ハイライトとも言える７月
２日の昆明空港での混乱ぶりを撮った写真を並べてみます。

前日からの雨（積算で１００㍉も降っておろーか？）が溜まって排水設備
の能力を超えてしまい、ターミナルビルと駐機場付近がかなり深めに冠水
してしまいました。

見た目美しく作ってある中国の地方空港ですが、内実、インフラがお粗末
過ぎます。


（朝９時過ぎにタクシーで空港へ乗りつけてみると、こんな感じ）

集中豪雨に見舞われたわけでもあるまいし、何故いちいちこんなにややこしく
なるのでしょうか。


（運転手がターミナルビル正面まで行きたがらないものだから、くるぶし
付近までの泥水の中を裸足＆ズボン捲り上げてジャブジャブ歩きました。
激しくきたない水）


（水深の深い付近を越えて振り返り見れば、東海道大井川越えの風情か）


（ターミナルビル２階の出発フロアから見た駐車場。車が無けりゃ、具合
の良い広めの釣り堀と言ってもよさそうな）


（商売あがったりのポーター達。少数民族の様でした）


（のどかに水辺に佇む少数民族ポーター達。１日分の売上がパー。気の毒
でした）


（リヤカーをくっつけた頑丈そうな自転車で深い溜まり水の中を進む無謀
なオヤジ。この写真の後、期待通りに水の中で進退窮まって立ち往生し、
ずぶ濡れになりつつ自転車を押し進む羽目に。楽しませて貰いました）


（ガラス越しに駐機場を見てみると、ご覧の通り、タイヤ半分隠れるほど
の水位。これが中々引いてくれないんで飛行機が飛べなかったわけです）


（ターミナルビル２階から１階を撮影。職員達が冠水を面白がって、水遊び
に興じる風景。お前ら大概にせーよ！）

管理機器がこの洪水でやられてやせんか、と真剣に心配していたのですが、
担当者達は大して心配するでもない様子。お気楽なものです。

空港の機能が完全に麻痺していると知らされていない利用者達が、時間が
経つごとにぞくぞくと詰めかけてきます。


（出発ロビーはご覧通りの人だかり。しかし、イラついた空気は少ない様
な気がしました。日常茶飯事だと慣れているのか？）

驚く無かれ、ロビーに数多くある売店の類、全て開店大繁盛でした。僕も
暇つぶしに売り子を冷やかしてまわりました。

で、目指す物がありました。


（今まで手に取る機会の無かったミャオ族（苗族）の帽子です。土産物屋
の棚の目立たない場所にポイッと置かれていました。ピン、と目敏く見つ
け、店員に「シェンマ ショウスーミンズー パオズ？(どの少数民族の帽子ですか、との
意で問うたものですが、文法などデタラメ)」と問いますと、「ミャオズー」
との返答。これはGETせずばなるまい、と言い出し３５ＲＭＢを３０ＲＭＢ
（500円弱）に値切って交渉成立）

前日の夕食時、ショーの司会をしていたイ族(彝族)女性の帽子を１２０ＲＭＢ
で購入しておりましたが、もしかしてあれはボラれたのかも、との思い、
この時点で初めて脳裏をかすめたものでした。


（苗族の帽子を被って悦に行っている証拠写真。勿論、実用性ゼロ）

無駄に９時間ほど浪費した後、待合室にまでは入れました。ごめんなさい、
の意を込めて航空会社が弁当の支給を開始しましたが、そこで恐ろしい事
が発生。


（弁当を数十個いれたケースを空けるや否や、群衆が殺到。とてもじゃ
ないが気弱な日本人など傍に寄れない状況に。マジ、怪我します）

利用航空会社ごとに弁当を支給しますので、配布係員にチケットを見せて
弁当を貰うことになっているはずなんですが、そんなの全く関係なし。
怒涛の如く複数個かっさらっていく方々多数。

航空会社違いの弁当に手を出そうとしたことを係員に見咎められ、係員
と口論になった上、腹立ち紛れに手に取った弁当を床に投げ捨てて散乱
させ、怒りの意志表示をする方がいたことに、さらに驚かされました。

当然あたりはベチャベチャとなり、阿鼻叫喚。

それほどまでにエントロピーを増大させて何の意味があろうか？

そうした中、何とか離陸に成功したＭＵ機に乗り、深センに着陸したのは、
予定より１０時間遅れの深夜でした。

チャンチャン♪♪



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●　ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
　　　 平面研削も行います。
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　　 　しました。
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