ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

平和への思いを紡ぐ

2016-05-21 | Weblog

「平和への思いを紡ぐ講演会とパネル展」として山口研一郎さん(脳神経外科医、現代医療を考える会)の「国策としての医学と科学-731部隊・原爆・原発」と題する講演と「731部隊 細菌戦・毒ガス戦」パネル展をぴあ・ネットの皆さんと一緒にふれあいセンターで開催しました。

旧日本軍の731部隊は生物・化学兵器をつくるため中国の人(マルタ)を使って人体実験を行い、細菌戦・毒ガス戦を行い中国人に犠牲を強いた。その犯罪は問われず、その研究・開発が、戦後、米軍による(微)生物兵器へと結びついた。731部隊の犯罪性が問われないまま、関わった医学者は戦後、ミドリ十字の薬害エイズを引き起こした。

戦時中の米国における原爆の研究・開発により広島・長崎の原爆投下が行われ、原爆の正当化が原発の開発につながった。日本も被爆国でありながら原発の平和利用が原発推進の国策に利用されフクシマを引き起こした。。

戦中・戦後、連綿と続き、生命(いのち)と生活(くらし)の犠牲を強いる国策としての医学・科学の負の歴史を明らかにされた講演会でした。講演会とパネル展には遠く奈良・京都・名古屋からも来ていただきました。

戦争の足音が近づいている今、私たちは戦争のことをもっとよく知る機会を持ちたいと思い、企画しました。町内外からたくさんの方にご参加いただきました。

7月30日には「子どもたちと考える戦争と平和展」プレ企画「戦争における医学や科学の加担」として山口研一郎さん、731 部隊研究の第一人者である元・テレビ朝日のディレクター近藤昭二さんの講演があります。ぜひ、お聞き下さい。

第1 部 午後1 時30 分~午後2 時50 分
      「戦争と医学・科学」展示について
        山口研一郎さん(現代医療を考える会代表・医師)
      「闇に消えた虐殺~ 731 部隊・細菌戦の真実」
           (テレビ朝日「ザ・スクープ」放送 約45 分)
第2 部 午後3 時~午後4 時30 分
      「731 部隊・細菌戦」における医学や科学の加担
        近藤昭二さん(NPO法人731部隊・細菌戦資料センター共同代表)

会場:高槻現代劇場文化ホール2 階第1・2 展示室
資料代500 円
主催:子どもたちと考える戦争と平和展in高槻・島本2016実行委員会
共催:現代医療を考える会(tel:072-690-5265 fax:072-690-5266 やまぐちクリニック)

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