ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

現代日本の人権問題 ヤマケンさんと学ぶ

2017-02-05 | Weblog
2ヶ月に1回、第1日曜日の10時~12時、ふれあいセンターで「ヤマケンさんと創る広場」を市民のみなさんと一緒にフリーライターの山本健治さん(元高槻市議・元大阪府議)を講師に勉強会をしています。

小さな集まりですが、毎回山本さんが用意する資料をもとに濃くて深い内容で、戦前から現代までの歴史を辿りながら、戦争、沖縄、女性の人権、教育などのテーマで学んでいます。

16回目は「現代日本の人権問題」というテーマでした。
山本さんのレジュメで、今回の学びをおおまかに知っていただけるので紹介します。

1.人権問題とは、人の存在、尊厳、名誉をないがしろにすることである。人を人として認めず、差別・迫害不利益に追い込み、時に命を奪ってしまう。

2.法務省は別添資料のように、現在の日本には16の人権を侵害し、差別するなど不利益に追い込んでいる課題があるとしている。
 ①女性差別
 ②子どもに対する人権侵害
 ③高齢者に対する差別
 ④障がい者に対する差別
 ⑤地区出身者に対する差別〔結婚・就職〕
 ⑥アイヌの人たちに対する差別
 ⑦在日外国人に対する差別、とりわけ在日韓国人・朝鮮人、中国人などアジアの人たちに対する差別
 ⑧ハンセン病、HIV病者患者などに対する差別
 ⑨受刑者、刑期満了に対する差別
 ⑩犯罪被害者に対する差別
 ⑪インターネットの発展・普及による人権侵害
 ⑫ホームレスの人たちに対する人権侵害
 ⑬性的指向に対する偏見・差別
 ⑭性同一性障害者にたいする偏見・差別
 ⑮拉致・監禁・拘禁による人権侵害
 ⑯人身売買、人身取引による個人の自由の束縛

3.私は、以上の他に学歴差別、職業職種による差別、職業上の地位による差別、非正規や臨時雇用の労働者に対する差別、貧富による差別、原爆被爆者・水俣病などの公害患者・薬害患者に対する差別、最近では福島原発事故の被害者・避難者に対する差別も問題化していることを忘れてはならないと思っている。

憲法の個人尊重を基本とした人権、問題としてあげられた項目を一つひとつ、山本さんの視点で解きほぐして説明して下さり、深く理解できました。本当に貴重な学びの場です。

次回は4月2日〔日〕10時~12時 ふれあいセンター
テーマは仮称「治安維持法と共謀罪」


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