ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

沖縄戦展

2016-10-11 | Weblog

子どもたちと考える戦争と平和展in高槻・島本2016では10月9日~10日「証言・遺品・高校生の調査研究で知る沖縄戦展」を開き、10日の「戦争体験を聞く会」ではお二人の戦争体験者からお話を聴きました。

灘高校の生徒さんが調査研究されたパネルの展示は、沖縄文庫での展示会と2度見ましたが、本当に素晴らしく、よく調べてまとめられていました。沖縄戦の絵や証言、そして沖縄で約60年に渡り、遺骨や遺留品の掘り起こしをされている国吉勇さんが収集されたものが展示されました。 展示は太平洋戦争の激戦地だった沖縄の証です。

戦争体験を聞く会では、100歳の中川辰雄さんから21歳で徴兵され満州や南京攻略の従軍のお話を山口研一郎医師のインタビユーを通してお聞きしました。「戦争はしてはいけない」との中川さんの言葉は戦争を体験した方の心よりの静かな訴えでした。。

もうお一方の79歳の海江田登美子さんは、72年前の10月10日は那覇大空襲の日でした、ということから、米軍上陸、攻撃のなかで逃げ惑い、沖縄戦の悲惨でむごい集団自決のお話(子どもの命を親が自ら手にかける)に、胸がつぶれそうでした。海江田さんは米軍に撃墜され沈んだ対馬丸に乗る予定でしたが、乗らず生かされたこと、亡くなられた人のためにも、沖縄戦の真実を語り続ける、と語り部をされています。

今、辺野古新基地や高江のオスプレイパッド基地のことが日々伝えられています。何度かお聞きした「沖縄は戦後ではない、70年前から続いている」と言われた沖縄の現状を沖縄戦展を通して理解する機会になりました。

画像:遺品が語る沖縄戦の展示など

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