やさしい気持ちで創るやきもの 陶芸 京都 吉田正和 ブログ

京都で陶芸・やきものを学び、その魅力を多くの人へ
朝日焼陶芸教室南船場講師
卜深庵(官休庵)にて茶の湯を学んでいます

静かな時間

2006-09-29 20:17:12 | 朝日焼
今日も湯呑みの練習をしました。


少しずつですが、良くなってきました。
ロクロの回転がとても静かで、ゆっくりに感じます。
ロクロ台の土の固まりの上にある、湯呑みが静かに回っている…。
そんな感じです。
すると、手も優しく添えられます。
ゆっくり立ち上げ、ゆっくり伸ばし、ゆっくり仕上げる。
とても気持ちよく水挽きできました。

見込みや口の仕上げなど、やるべきことはまだまだありますが、
明日はもっと良いものを…

だから、頑張る

2006-09-28 07:53:44 | 朝日焼
湯呑みの水挽きの練習をさせていただきました。


木曜日に続いて二回目。
まだまだ、厳しい…
見本を見ているものの、こうしたいというイメージがまだ固まらない。
手の動きがばらつき、試行錯誤で、悔しさばかり。

湯呑みは学校の課題でも、丸底、角底、指すじと
一番多く練習したもの。
作り方の違いはあるものの、その距離がなかなか埋まらない。

なかなか遠い道程ですが、見本を見ていると、
少しでも近付きたいという気持ちになる。
そんな、すばらしいものに少しでも近付くように…、明日も。

旅 三日目

2006-09-27 01:25:34 | 京都・旅
タイトなスケジュールの旅も、はや三日目。
今度は、福岡県へ。


ご覧の画像は柳川です。
ゆったり船にゆられて、昼食会場の御花へ。

今回の旅のメインは、温泉だったのですが、この柳川も当たりでした。
というのも、以前見た映画のお気に入りのシーンがこの柳川。
そして御花。
いつかは行きたいと思っていたら、行けました。

船に乗っているときは、日差しが強すぎて大変でした。
60分のコースもあるらしいのですが、30分でちょうどよかったのかな。
船頭さんが、これまたよかったです。
というのも、他の船ともすれ違うなかで、ついつい比べてしまいますよね。
説明をたくさんしてくださることと、それに関連した歌をすぐに歌わはること。
その声がとてもよかったです。

まあ、中には期待が大きすぎると・・・ってこともありますが、とても良い所でした。
昼からは太宰府に行きまして、帰路につきました。


話は戻りますが、さて、何の映画でしょう?

旅 二日目

2006-09-27 01:13:48 | 京都・旅
続いて、二日目。


一気にブログ更新です。
現地から、更新もいいかなと思ったのですが、のんびりしたとこで
携帯をガチャガチャするのもどうかなと思ったので。


さて、二日目は、大分県から熊本県へ。
お昼は阿蘇山で、ガスに咳が止まらず・・・
そしてお泊まりは黒川温泉です。

聞いたところによると数年前までは、あまりお客さんが多くなかったようです。
それが、温泉地の各宿の協力と、旅行会社のプッシュなんですかね、
山奥の温泉でありながら、たくさんの人でした。
温泉の手形というものをいただき、外湯を巡りました。
画像は、外湯まわりの一件目。
4時頃から入り出したんですが、泊まっている所を含め、
その日のうちに10ほど入りました。
お風呂の上に、紅葉の緑が見えるのはとても気持ちがよいものです。

黒川温泉、とても気に入りました。

旅 一日目

2006-09-27 01:04:06 | 京都・旅
祝日、月末の日曜日、そして月曜日と3連休で、旅行へ行ってきました。

山の写真をアップしましたが、その裾野に位置する温泉地です。
さてどこかな?


山は由布岳。
そして温泉は湯布院です。


まずは、伊丹から福岡へ。
その後はバスに乗って、天領日田経由で、一泊目のお宿の湯布院へ。
祝日ということもあり、歩く人もとても多かったです。
山下清の原画を展示している所があったので、入ってきました。
「裸の大将」は何度かテレビで見た事がありますが、
原画は本当にすごいですね。
中にはお札をつかったものもありました。
観察力と表現力、本当にすばらしい。

画像は、夕方6時くらいの山肌です。
西日があたってとてもきれいでした。
温泉も気持ちよかったです。

おけいはん

2006-09-21 00:00:21 | 朝日焼
京阪電車の「おけいはんの小旅」が、新しくなりました。

今回のテーマは、「宇治茶の街」。
平等院はもちろんですが、紅葉のきれいな興聖寺。
そして宇治茶にまつわるお店が紹介されています。

そんな中で朝日焼。
朝日焼窯芸資料館の紹介がしてありますが、
おけいはんは展示室で、朝日窯作の鮮緑の湯呑みを持ったはります。
磁器ならではのとてもきれいな色です。
是非、一度同じものをご覧になってみて下さい。


京阪電車の吊り広告も、今日の帰りの電車で新しくなっていました。
もうすぐ、JRの広告で作陶館をご覧頂けますので、またご案内しますね。

楽しむ事

2006-09-18 02:54:58 | 
「第10回京都の秋 音楽祭」オープニングコンサート 
ミュージック・フリーへ行ってきました。


今年のオープニングは12:00から18:00までの長時間。
京響やパイプオルガン、ピアノ、そしてチェロなど、好きな時に入って
聴くというものです。

もちろんお目当てはチェロです。
他の予定から必然的にそうなったのですが、ちょうど15:10のチェロイズムから。
曲目は次のとおりです。

 ポッパー   :ハンガリー狂詩曲
 サン=サーンス:白鳥、アヴェ・マリア
 カッチー   :アヴェ・マリア
 カサド    :親愛なる言葉
 フォーレ   :夢のあとに
 ピアソラ   :タンティ・アンニ・プリマ、リベルタンゴ
  
 [チェロ]古川展生
 [ピアノ]近藤亜紀

聴き慣れた感はあるものの、その安心感というか、
知ってるからこその楽しみというか。
やっぱり聴いていてとても楽しいです。
あれだけ楽しそうに曲を奏でる姿を見るのは、本当にこちらのエネルギーになります。
普段、こういった曲は京都ならアルティでの公演ですが、
コンサートホールで聴くのもいいものです。
自分の楽しさが人を楽しませる・・・。
自分にあてはめてみても、とても勉強になります。

その後はパイプオルガンの演奏がありまして、オペラの曲でクライマックス。
歌劇「トゥーランドット」より"誰も寝てはならぬ"や
歌劇「アイーダ」より”凱旋行進曲”で大変盛り上がりました。
アンコールは歌劇「 椿姫 」より”乾杯の歌”でした。

いろんなタイプの曲が楽しめてよかったです。
6時間ぶっとおしで聴かれた方がたくさんいらっしゃったようで、驚きました。

夜は、「路地もん」にておいしい食事と楽しい時間を過ごしました。
みんな、ありがとう。

お向かえの猫

2006-09-16 03:21:04 | いろいろ・思うこと
もう1ヶ月ほど経つのでしょうか。
お向かえの猫がいなくなってから。


我が家の犬と散歩に行こうとしたとき、
お向かえの方に会いました。
そしたら、家の中で飼っている猫がいなくなったとのこと。
見つけたら教えてほしい・・・と。
特長となる色や首輪をお聞きしたら、手術後ということもあり、
エリザベスカラー(エリマキトカゲみたいなやつ)がついてるとのこと。

その話を聞いて、気にはしていたもののしばらくは姿をみることはありませんでした。

そしてある日、買い物へ行こうと坂道を自転車で一気に駆け下りていた時。
ふと目に留まった、変わったヤツ。
そう!ついに発見。
そして車の下に隠れているその子を制止しながら、ご主人様を呼びにいきました。
でも、素直にでてきてくれず、そしてどこかへ行ってしまいました。

その後、一度捕獲したものの結局は逃げられてしまうこと、多々。
何度かアパートの狭い通路で挟み撃ちを試みたものの、失敗。
エリザベスカラーをつけているので、ごはんを食べられないかと心配していましたが、
1ヶ月ほど経っても元気な姿?を見るので、それはそれで大丈夫なのかと話していました。

そして、昨日の帰り。
いつもみかけるあたりを軽く見ながら歩いていました。
そしたら、ご主人様となかよくその猫がいるではありませんか!!
びっくり。
でも、ほっとしました。

なんでも、あれだけ逃げていた子が、今度は自分から寄ってきたようです。
猫の気持ちはやっぱりわかりませんわ。

でも、ほんとよかった。
これから怪我していた所の抜糸がちゃんとできるといいんですけどね。

何度でも

2006-09-13 20:30:58 | 朝日焼
今日も懲りずに水指です。


一度削り終えていますが、再びチャレンジ。
一週間ほど前にも、作りましたが、潰して帰りました。

今日のテーマは、本歌を意識すること。
画像右上に見えるのが、その本歌です。
全体的に丸みがあるんですね。
土を積んで行く時は、少し細身に積んでいき、徐々にふくらますのです。
ただ、ここが手回しロクロの大変な所。
挑むものが大きいほど、抵抗も強くて、すぐに止まります。
しかも今日使ったロクロは回転があまり長くもたなかったようです。
厚みを揃え、伸ばすことができても、膨らますのはまだまだでした。

ご覧のような形になりましたが、挑戦はこれからも続きます。

地元のおもしろミュージアム

2006-09-11 23:38:58 | 朝日焼
こんなタイトルで朝日焼窯芸資料館が紹介されました。

先週のリビングです。
京都の方は金曜日にポストに投函されてますよね?

朝日焼窯芸資料館は、朝日焼の400年の歴史にふれていただける所です。
初代 陶作の茶碗から、歴代の作品が展示されています。

建物の一角は茶室となっており、観流亭と名付けられており、
宇治川を眺め、水の音を感じていただくことができます。
気軽に足を運んでいただる、そんな資料館です。
入館料にお茶券が付いたものもあります。
宇治川の散歩の際、一服どうぞ。

右端の茶碗の写真は13代 光斎作のものです。
中央右寄りの下側の写真が、資料館の写真です。


静かな朝

2006-09-10 08:30:50 | 朝日焼
昨日の朝から、ほんの数時間前までの窯焚き本番を終えたところです。

昨日、朝は教室。
昼からは一日体験。
そして夕方から窯を焚くお手伝いをさせていただきました。
「やきもの」を肌で感じ、学ばせていただくことが多いです。
ありがとうございました。
窯出しが楽しみです。
作品は来週の水曜日から、難波 高島屋での個展でご覧いただけます。


今日は月釜です。
土ひねりもありますので、頑張ります。

玄窯

2006-09-08 01:45:26 | 朝日焼
朝日焼の窯「玄窯(げんよう)」に火が入りました。

窯焚きが始まりました。
今日、金曜日はあぶり、そして土曜日が本番です。


教室で窯焚きのお話をしていると、生徒さんでも驚かれることがあります。
京都で、今でも松割木で焚く窯はあまりありません。

私の場合はもちろん教室がありますので、そちらがメインですが、
少しでもお手伝いできればと思っています。

いい窯が焚けますように・・・

秋到来

2006-09-04 22:46:39 | 
秋の味です。


栗ごはんと秋刀魚。
ごはんの茶碗は、学校で作った課題に、天目釉と月白釉をかけたものです。

スーパーへ買い物へ行くと、ふと栗が目にとまりました。
もうそんな時期なんですね。
最近は、朝晩はだいぶ過ごしやすくなりましたしね。
昼の雲もすっかり様変わり。

栗は皮付きのものと、すでにむいてあるもの。
これは絶対皮付きに限ります。
味が違いすぎます。
ただ、皮をむくのはけっこう大変ですがね。
食べたときのホクホク感がたまりません。

秋刀魚もほどよい脂と、大根おろしがマッチします。

翌日のお弁当には使いにくい献立でしたが、
秋を感じるとてもよいものでした。
その他にも、あさりの味噌汁など・・・でした。

あなたなら…

2006-09-04 10:11:42 | 朝日焼
現在開講中のクラスの課題に、ワインカップがあります。

画像は課題とは、少しラインを変えて作りました。
口径と高さは同じですが。
そんなことをしているとふと思い出したことがあります。

これは全部で5個作ります。
最初に2個。
仕上げた翌週、残りの3個を作ります。
過去にテーマにしたことがあるので、ベテランの方のアレンジはおまかせです。
ここで人それぞれだなぁと思ったこと。

1.同じものは五個もいらないという意見。
もちろんだと思います。
2.いろいろ作ってみたい。
これも確かに。
そんな声を耳にしていたので、
2個と3個とで形を変えてみたらどうですか?と聞いたことがあります。

そうしたら、こんなお返事が…
まずは決められたことをきっちりやります。
その上でさらに作るなら自由制作で作ります、と。

驚いたのと共にとてもうれしい言葉でした。

同じ物を決められた数、きっちりと作る。
これは学校の課題の基本中の基本。
陶芸以外のコースはあまり詳しくは知りませんが、
陶芸コースはこれが絶対。
もちろん、このやり方に合わない人もいました。
それを受け入れられるかが、学校での頑張りに繋がり、
今、そしてこれからになるんだと思います。

ただ、同じラインをだすのは、本当に難しい…

自然って何?

2006-09-02 19:43:10 | 朝日焼
馬盥茶碗です。


昨日練習で作って、今日削ってみました。
口元や外側をわざと削るのですが、これが難しい。
なんだか難しいとか苦手などといってばかりのような気がします。
自分のなかでは、丸が自然で、こうした手を加えた形は不自然。
学校の課題は口元が円形ばかりだったせい?
手を加えるアイデアがあまりないものの、出来上がりの丸さを退屈に感じることもある。

とにかく、こうしたことも勉強です。
教室のテーマは本当に多種多様なのです。
自分のアイデアだけだったら、思いつかない、驚くことがいっぱい。