長島敏春「逗子日乗」(旧「生命のサンゴ礁」)

2007年温暖化による石垣島のサンゴ礁大白化に遭遇。「生命のサンゴ礁」を開始。2023年に「逗子日乗」とする。

2007 グルクンの群れと白化サンゴ

2008年06月28日 | 石垣島

昨日、環境NPOの方と、サンゴ礁の白化のお話をしましたが、昨年、石垣島の大規模白化を撮影した写真家はほとんどいなかった様です。
 昨年の8月のその時、石垣島に私はいました。あたり一面のサンゴ礁が真っ白。所々黒くなり、崩れているサンゴもありました。瞬時にこの出来事を、見たままに、ありのままに撮ろうと思いました。私たちのサンゴ礁を取り戻さなければならない。私は海の中を這いずり回り、魚と同じ視点で海の中を、そして、サンゴ礁の白化を撮影しました。
 石垣島では、昨年の7月末から8月の上旬にかけて水温の上昇が続き、サンゴ礁の白化が進行していきました。その光景はまさに、海の廃墟でした。魚たちは虚ろに泳いでいました。瓦礫になったサンゴ礁に魚が棲む事はできない出来ません。今はただ、海の回復を祈るばかりです。