Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
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安徳魯と瑪嘉烈 ~「ナタ」をめぐる旅 その1~

2004-03-16 | Macau Petの闖入旅行記
「アンドリューのエッグタルト」は関東から撤退し、関西と名古屋で営業を続けているそうです。

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Pet の旅行記ではディープな世界を案内するといっておきながら、これではどこかのガイドブックみたいじゃないかい!! とお叱りを受けそうなので、セナド広場周辺や聖ドミンゴ教会(玖瑰堂、ここの鐘楼にある博物館は無料だし必見)やカテドラル(大堂)のことは、あまり覚えていない Pet の都合もあって、すっ飛ばすことにした。

で、次はガイドブックどころか地図にも出ていない柿山ナタ古廟に行く。実は、ナタ古廟のナは「口+那」という漢字で、タは「口+(托-手偏)」という漢字で、ともにJISには無い。ナタと漢字で書いてもいいのだけど、マカオの場合、ナタはナタでも、ナタ古廟のナタよりずっと有名なナタがあるので困る。「冬のソナタ(NHK放映韓国ドラマ)」でも「天空のソナタ(ヨーロピアン・ジャズ・トリオ来日記念盤)」でも「旅のそなた(森優子著)」でもない、お菓子のエッグタルトのことだ。

そもそもナタとは、ポルトガルのお菓子で、リスボンのジェロニモス修道院で生まれた「パスティシュ・デ・ナタ(パスティジ・ドゥ・ナタともいう)」が元祖らしいが、これがリスボンからゴアを経てはるばる地球を半周してマカオに辿り着いて「エッグタルト(蛋撻)」に化けたのであった。そのお菓子の有名店がセナド広場にほど近いところにある瑪嘉烈蛋撻店(Cafe e Nata)である。この店の本家はコロアネ島のフランシスコ・ザビエル教会の北側にある澳門安徳魯餅店(Lord Stow's Bakery)で、昔は本島の瑪嘉烈の方も安徳魯餅店の名であったが、経営者のイギリス人、安徳魯(アンドリュー)と瑪嘉烈(マーガレット)が離婚してしまい、今のように二本立てになったらしい。
瑪嘉烈蛋撻店のエッグタルトは遅く行くと売り切れているので、早めに行って熱々を食べるのがよい(頼めばあっためてくれるが)。

最近知ったのだが、安徳魯の方は、香港や台湾だけでなく「アンドリューのエッグタルト」なる店を日本国内でも多店舗展開しているのだった。関東は自由が丘、横須賀、関西は道頓堀、鶴橋、甲子園、寺町千里、三宮、明石などに店があるらしい。そして驚くなかれ、ソウルの明洞にまで店があるそうな。おそるべし、バツイチ安徳魯。



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4 コメント

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エッグタルトんまい (蜃気楼)
2004-12-14 10:07:43
アンドリューのマカオで食しましたが、美味だったです
TBありがとうございます。 (cloud9)
2005-12-26 09:04:53
スペインをバックパックで夏休みに廻っていた学生のとき、アイスクリームを1日1個食べるのが自分に許可した贅沢でした。

一番お気に入りだったフレーバーが「ナタ」です。最近のイタリアンジェラートでいうと「ミルク」の味に近いですが、もう少し濃厚でバニラみたいに後味がしつこくなく、チェーン屋台の順位づけができるぐらい食べました。

タルトのナタと語源をたどれば同じなんですかね。どちらも大好き~
ジェラート (Tomotubby)
2005-12-30 22:55:19
ともたびも大学時代、欧州を三週間旅行しました。朝食つきのホテルでは、パンやケーキ、果物などを余計に貰ってバッグに詰めて昼ご飯にしたり、夜は友達と別れて何度かファストフードで我慢したりしました。マドリードでは毎晩、ケーキやパイのたぐいを買って立派な国立のフィルムセンターで日替わりのアラン・レネの映画を見ながら食べてました。台詞がフランス語で字幕がスペイン語なのであらすじを想像しながら見ましたが、去年マリエンバートでというのはさっぱり判りませんでした。

ジェラートはリモネ味が好き。イタリアではこればかり食べてました。

アンドリューのエッグタルトのお店が羽田空港の全日空側にできていました。種類もみたことがないものがありました。
羽田空港全日空側じゃなくて (Tomotubby)
2006-01-09 01:18:02
日本航空側でした。失礼しました。

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