ティモコのお客様

ようこそ♪ティモコ・ザ・ワールドへ

14年目の貞子

2012年07月24日 00時27分45秒 | ティモコなエッセイ
ティモコの苦手なもの…幽霊

夏といえばホラーだけど、私、怖いのダメなんです。
どのくらいダメかと申しますと、子どもの頃読んでしまったホラー漫画に、主人公がお風呂に入ってたらグロいモノが現れるシーンがあって「キャー!」と叫んだら母親が「どうしたの?!」と台所からすっ飛んでいくんだけど、その時台所の壁にかかっていた時計が夜の9時26分を指していたので、以来いまだに、21時26分にはお風呂に入れない、というくらいダメなんです。

それなのに、ウチの男どもは皆、心霊だの怪奇だのといった番組に目がなく、そんなモノをやっていれば絶対に観るにきまっているので、皆が帰ってくる前に、新聞をソファの下に突っ込んだり、テレビ欄を塗りつぶしたり、他の番組に花丸をつけて注目を逸らしてみたり、とか色々試みているのですが、なぜだか目敏く見つけてはチャンネルを変えてしまうのです。

ウチのキッチンは狭いながらも対面式なので、お皿を洗いながらリビングにあるテレビが観られて大変便利なのですが、こういう時は大変不便です。
画面を観ないように下を向いて洗っていても、オドロオドロしい音が聞こえてきて、観ていないので余計に想像力を掻き立てられ、ますます怖さが増してしまうんです。
時間に余裕がありさえすれば、皿なんか後回しにして、二階へ避難することもできますが、ない時は音が聞こえないように歌うしかありません。
すると「うるさいティモコ!聞こえん!」と、テレビの音量を上げられてしまい、負けじと声を張り上げると、さらに音量がでかくなり、こうなると近所迷惑なので、常識のある私が引き下がります。

息子たちが小さい頃は二人とも怖がりで、アンパンマンの「ゆうれい船をやっつけろ!!」で泣いてたくせに、その頃はピータンが3対1で立場が弱く、録画して夜中にこっそり観ていたのに、今じゃ二人ともピータンの味方で、私だけがのけ者なのです。

ところが…!

私、昨日、とうとう観てしまったんです。リング。
いえ、3Dの映画じゃなくて、昔のヤツ。(3Dなど観た日にはマジ気絶します)
今ひかりTVの見放題でやってて、暇を持て余したボウが見、途中からダオが見、何を熱中して観てるんだろう、と画面をのぞいた私の目に映ったのは、まさに貞子の、あの下目のアップ!!

「ぎあああああああああああああああああああああああああ」

閑静な住宅街、私の常識はいずこへ…?

…ところが、ところが。
なんということでしょう。
さすが有名なだけあって、私は指で半分目を隠したまま、そのうちソファに座りだし、いつの間にか手もどけて、最後まで観てしまったのです!
その上、どうしてそういう展開になったのか、内容が気になって気になって、ボウたちの「え~また観るの~?別のヤツ観たいのに~」という不平も無視して、なんと、もう一度、最初から観てしまったのです!

1998年制作というから、14年前の作品。
皆の間で話題になっても耳を塞いでいたあの頃の私。
まさか14年後に、世間から百歩遅れて魅入るとは、想像すらしませんでした。
人生何が起こるかわかりません。

新分野の扉を叩き、また新たに趣味が増えるかも?とちょっぴりワクワクしましたが、、夜になって案の定、「ううっ…きっと来る?来てしまう?来ちゃってない?」と怖くて眠れず、ピータンを起こしたらド叱られたので、当分やめておきます。

ギャッ!!
また書くのに夢中になって、こんな時間になってしまった!
まだお風呂にも入ってないのに。
…怖いよう




最新の画像もっと見る

コメントを投稿