大切な人たちと、素敵な言葉

慌しい日々のなか、ふと交わした会話に「素敵な言葉」がたくさんあります。
それを、覚えておきたくて・・・。

オヤジの執念

2011-08-04 22:11:49 | おでかけ
 約2週間後に迫った北海道旅行。初めての4人旅ですが、今回のメインは
何と言っても「トワイライトエクスプレス」です。

 この企画を立てたのはダンナ。申し込みをしたのは4月の話です。
JRの発売は出発の1カ月前だというのに、えらい張りきりようですよね

 私はあまり詳しいことは分からないのですが。 何でもこの「トワイライト」
えらく人気が高いんだそうです
旅行会社の枠を持ってしても、なかなか良い部屋はゲットできないとか

 特にGWやお正月、お盆などの期間は難しいらしく
私たちが最初に連絡を受けたのは、「Bコンパートメント(いわゆる普通の
寝台)とB個室ツインが、ひとつずつ取れました」というものでした。

 そこで。 いろんな方面から情報を集めたおしたダンナの立てた方針が、
「ギリギリまで粘って、絶対にええ部屋を取る」でした。
(いい部屋が空いたら、持っている席と交換してもらえるのです)

 どういうことかというとですね 旅行会社にお願いをする傍ら、自らも
空席情報をこまめにチェックし、足しげく「みどりの窓口」へ通うという作戦。
結局はこの方法が一番いいみたいなんです。

 それからというもの、ほぼ毎日のように「みどりの窓口」へ通うダンナの姿。
それにも毎回つき合わされ、ほとほと疲れきっていた私です

 そして昨夜。興奮した様子で「空席が出てる」と喜ぶダンナ
出発前にパラパラとキャンセルが出るのは良くある話なのだそうで、ちょうど
今ごろはチャンスみたいです。

 で、「悪いけど明日の朝、行ってきてくれるか」と懇願され、今朝は5時
前に起きて最寄の「みどりの窓口」へ行ってきたのです。

 そしたら運よく「シングルツイン2部屋、があります」と
「朝早く来た甲斐があったわ~」と、チケットを手にホクホクと帰宅した私で
した。

 もちろん「でかした」と誉められ、いい気になっていたのですが、話はこれ
で終わりではなかったのです

 午後になって旅行会社からがあり、「B個室がもうひと部屋取れました!」
もちろんそちらの方がいいに決まっているので、私の努力は虚しく消え去り
「今朝の早起きはは何だったの」とよろめいた次第です…。

 それにしても今回つくづく思ったのが、「オヤジの執念、岩をも通す」という
こと。「絶対にいい部屋を取る」と宣言し、あちこちに網を張り、調べられる
ことは調べつくす…。その姿には、鬼気迫るものがあったほどです

 結局は執念を燃やした者の勝ちですね。何事に限らずそうですが、やはり
人間、欲や執念がなければつまらないと思います。

 最近は「草食系」を通り越して、「絶食系」が流行りだそうですね。
「クルマもいらない 彼女もいらない 何も欲しくない」みたいな…。

 そんなの絶対、人生つまらないと思うなあ。
オヤジの執念に振り回されるのは大変だけど、何の気力もない人は×。

 何はともあれ、これでようやく「トワイライト」関係は落ち着きました。
準備はこれからだけど、向こうでも「体が3つあれば…」状態になるのが
に見えているので、ここは体力を温存して頑張らねば

 ちょっと複雑な気持ちの旅行になりそうです…。