近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

アイヌ民族・文化 “アイヌ民族の特徴”居住地・集落は何処?

2007年11月28日 | 歴史
アイヌ民族は居住地を巡り、強制移住を含め、移住し続けたと云える。
アイヌ民族は、かつて樺太(現在のサハリン)から、千島列島・北海道・東北北部地方にかけて広い地域に住んでいた。

アイヌの人々は、北の豊かな自然の中で、狩猟・漁労・採集を中心とした独自の生活を営んできた。自然から学んだ知恵・信仰・風俗・言語は代々受継がれ、固有の文化が育まれた。

道内には、白老町・旭川市・平取町などの日高地方・阿寒町などに、アイヌの歴史・文化を伝える施設が点在している。

北海道が2006年に実施した“ウタリ生活実態調査”によれば、北海道に住むアイヌ民族の人口は、72市町村に23,782人が点在して住んでおり、中でも平取町に代表される“日高支庁”管轄地域と、白老町が所在する“胆振(しぶり)支庁”管内に全体の60%ほどが占める。





写真は、北海道平取町の“二風谷アイヌ文化博物館”全景及び同博物館の紅葉が進んだ入口。

“二風谷アイヌ文化博物館”と“萱野茂二風谷アイヌ資料館”の所在地で知られる“二風谷”は“アイヌの聖地”と呼ばれ、現在の住所は“平取町字二風谷”で、平取町に散在していたアイヌ民族が当地へ纏まって移り住んできたと云う。

実際アイヌの血を受継いでいる人たちは、不幸な歴史を背負って全国に散在し、婚姻・養子縁組などを含め、自らがアイヌと表明する人のみを調査対象としていることからも、アイヌ系の人口動態調査は、極めて難しい。

1988年東京都が実施した実態調査によれば、東京在住のアイヌ推計人口は、約2,700人と見積もられているが、実際はそれより数倍は居住していると見られる。


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