経営者フォーラム 東京ランド株式会社

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実務家通信17号

2017年02月21日 | 日記・エッセイ・コラム
2017年2月吉日
実質賃金を上げる
【昨年】
売上 単価15,000円 × 1000個 = 1500万円
(内、企業Aの付加価値)
   単価5,000円 × 1000個 =500万円
            ⇓ 物価上昇率10%
【今年】
売上 単価16,500円 × 1000個 = 1650万円
(内、Aの付加価値)
   単価5,500円 × 1000個 =550万円
物価上昇率10% 賃上げ10%、実質賃金変わらず
【昨年】
売上 単価15,000円 × 1000個 = 1500万円
(内、企業Aの付加価値)
   単価5,000円 × 1000個 =500万円
            ⇓ 物価上昇率10% 販売個数10%増
【今年】
売上 単価16,500円 × 1100個 = 1815万円
(内、Aの付加価値)
   単価5,500円 × 1000個 =605万円
物価上昇率10% 賃上げ21%、実質賃金上昇
付加価値 = 売上-原価 = 粗利益 = 実質賃金 
※ヒントになりましたでしょうか!
【所得創出のプロセス】
「生産者」  「付加価値(もの・サービス)」  「家計・企業・政府・外国」
労働(生産)☞ 米・果実・衣類・車・家・家電(消費)☞ お金  
  (所得)☜米・果実・衣類・車・家・家電(支出)☜ お金
「誰かが働かない限り、財やサービスが生産されず、所得は生成されない」
「財やサービスが生産されても、消費や投資として支払いが行わなければ、所得は生成されない」
「消費や投資のためのお金は、所得から支払われる」
(二宮尊徳「二宮翁夜話」より)

 ある村に貧乏人の若者があった。ひどく困窮していたが心掛けがよく、「今日の貧乏は前世の因果だろうから、余儀ないことだ。

しかしなんとかして田地を昔に戻して、年とった父母を安心させたい。」といって、昼夜、に農事に精励していた。
ある人が、両親の意向だからといって、嫁を迎えることを勧めた。

すると彼は、「私は至ってばかで、能もなし芸もなし、金を儲けるすべを知らないから、出来ることは農事に精を出すことだけです。だから考えてみて、妻を持つことを遅くするほかには良い策はないと決心していますから。」といって固辞した。
翁はこれを聞いて言われた・・・それは実に立派な心掛けだ。事業を成し遂げようとする者はもちろん、一芸に志す者でも、それが良策だろう。なぜかといえば、人の生涯は限りがあるし、年月は延ばすわけにはゆかない。
してみれば妻を持つことを遅くする以外に有益な方法はないだろう。
誠に良い志だ。家康公の遺訓にも、「おのれの好むところを避けて、嫌うところをもっぱら勤めるべし。」とある。
我が道では、このような者を一番に誉めることにしている。うっかり見逃してはならない。
仕法の世話掛かりをする者は心得ておくが良い。
いったい世の中では、
好むことを先にすれば、嫌うことがたちまち来る。嫌うことを先にすれば、好むことが求めないでも来る。盗みをすれば追っ手が来るし、金を借りれば返済の時期が来るし、それを返さなければお上から呼び出しが来る。
“耳が痛い話ですね”