武志の【作業日報】

こだわり天然素材の革製品、シルバーやグラスアートをしている職人の作業日報とその日常です。

春の庭~

2009年03月29日 | 風景
いや~、春ですね
庭の花がここ1~2週間で色々と咲き始めました~
心が和みます。

上の写真は雪柳。
ここ数日で満開になってきました。
個人的にこういった小さな花が大好きです。

その他、ヒヤシンスも咲き始めてますね



まだ満開ではないのですが姫桜も少し咲いてきました
桜っていいですよね。日本人です。はい。



これは猫のひげ。
もう終わりに近いですね。



でも、こういった小さな草花に癒されます。
スミレ草。


唐草模様~。

2009年03月25日 | THE 作業日報 革
いい~天気です。
桜も少しだけ咲いてた。
桜、いいですよね~ 日本人だな~。
満開が楽しみだ

最近知人に花が好きとかって”変わってる”って言われました。
そうかな?
綺麗な物は綺麗だよね。

花つながりで、今日、唐草模様のデッサンをしました。
よく革にカービングしている唐草模様です。
特にこのタイプはシェリンダ・タイプと言われる細かい模様が特徴の物。
よくカウボーイがまたがってる馬具にこの装飾がされてます。

実はこれを銀に彫りたいな~っと考えています。
しかしこれがまた一筋縄ではいきません
昨日、銀のお師匠さんのところで少し教えてもらったんですが・・
全然上手く行かない。

金属に掘り込んでいく技術は古くからあり、エングレービングというもの。
その世界はまたかなりマニアックな物で、時計のムーブメントとかに掘り込んだり、
ナイフなんかにもやっています。
それはそれはすごい世界の物で顕微鏡を覗き込んで手で掘り込んでいきます。
日本だと刀の装飾や髪飾りなどの彫金師の仕事。

ん~、これはすごい物を見てしまった
何年掛かっても諦めずに修行しようと思います。

まぁ、とりあえず下絵から自分でやらないと駄目でしょ!って事でデッサンから。
気が遠くなるけど、頑張ります。
当然、革にもカービングしていきます。
とりあえず工房の表札を彫ってみようと企んでる今日この頃でした。



新作!バッファロー革ポーター・バック!

2009年03月23日 | THE 作業日報 革
えぇ~、この前と前回作ったシルバーコンチョを使った当工房の革製品
バッファロー革のA4ポーターバックです。

表のフラップには前回”シルバーコンチョ大”の記事でご紹介した物を、
そして内側の口を閉める為に使ってるのは”シルバーコンチョ製作工程”
の記事で製作したものです。
こんな感じで使ってます ↓



このバック、現在入手が困難なアメリカン・バッファロー革の3mmで作りました。
しかも今回は珍しい白。
独特なシボ感があり、柔らかいですが頑丈なのがバッファローの特徴。
サイズは縦28×横40×マチ幅5cmのA4フルサイズです。
ガッツリ書類や資料を入れる事が可能で、酷使しても壊れないよう作り込んであります。

本当の意味で全て手作業で作り上げた当工房のフル・オリジナル品です


シルバー・コンチョ 大!

2009年03月23日 | THE 作業日報 Silver
いや、風が強い。
折角週末に庭の掃除したのに

さてさて、この前にシルバーコンチョの製作工程をお伝えしましたが、
沢山の方に見て頂けたようで本当にありがたく思っています。
ありがとうございます

前回は小型の物でしたが、同じような製作工程で大型(直径4.5cm)
の物を製作してみました。
前回とは違い帯を入れ、中央には何も入れずプレーンに鏡面仕上げに
してあります。
高級な感じになりますね

それで、これが家の製品にどのように使われているか
それを次の記事でお見せしたいと思います。
それではどうぞ~

イチゴの花~。

2009年03月20日 | 日常独り言・・・
いや~、本当に春めいてきましたね~
春、大好き
朝方は小雨が降っていた今日春分の日。
今はすっかり晴れ渡りポカポカ陽気で気持ち良い~

先日、地元の友人宅へ行ってきました。
家庭菜園をしている方なんですが、今年から本格的に農業を始めようと頑張っています。
上の写真はそこで見たイチゴの花

春ですね。イチゴです

上に乗ってるのが受粉前の花なんです。
それでこれが受粉後の花↓



受粉すると雌しべが茶色く変色するんですね。知らなかった~
美味しいイチゴができるといいですね。

そういえば昔住んでいた千葉の外房方面もイチゴ農家が多かったな~。
イチゴ狩りに千葉へ行きたい

シルバー・コンチョ製作

2009年03月19日 | 作業工程公開 Silver
えぇ~・・晴れて気持ちがいいですね。
日曜に高校の同級生が味噌を作ってみたいとの事で、お世話になっている
サイト製作会社の社長さんにお願いし、またまた味噌を作りに行ってきました
楽しい味噌作りになりましたよ
なんだか笑ってばかりいた気がします
最近、なんだか笑ってばかり。良い事ですね。

さてさて、仕事の話ですが・・・
僕がやってる革や銀細工の工程をブログに載せてみたら?
ってなご意見を何人かに頂きました。
どうやら僕のブログ、僕と同じチャンネルの持ち主だけに受け入れられるようで・・
もう少し間口を広げるためにも記事の内容に幅を持たせよう
って事になりました
俺、自分では普通だと思ってるんだけどな~・・

ってな感じで、シルバーコンチョの製作工程をご紹介してみようと思います。
それでは行って見ましょう



シルバー・コンチョ製作工程 1

2009年03月19日 | 作業工程公開 Silver
えぇ~、では簡単なシルバー・コンチョの製作工程を順を追ってご紹介したいと思います。

そもそも、コンチョってなに? 何なの? 何なに?
語源はスペイン語のコンチャで、意味は飾りボタンの事だそうです。はい
シルバーで作るからシルバー・コンチョ。
巷にはシルバー・コンチョと言っといてメッキ物も多く出回ってますね。 駄目でしょ~

うんちくはさて置き、まずは素材の地金。
Silver950の板。
銀は純度が高いと柔らかすぎるので割り金として主に銅を混ぜ合金にします。
95%が銀で5%が銅などその他の金属が入ってるって意味なんですね。
因みにSterling SilverはSilver925です。
今回使ってるのは純度が高いぜ、兄さん



今回は直径2cmほどのコンチョを作りますので、コンパスで直径2cmの円をけがきます。
キィィ~って音出しちゃ駄目だよ



けがいた線より少し大きめに糸鋸のこのこで切り取ります。



切り取り完了



それを今度はヤスリでけがいた線まで削り、まる~くしていきます。



丸くやすったところ。綺麗に丸くしましょう


シルバー・コンチョ製作工程 2

2009年03月18日 | 作業工程公開 Silver
えぇ~、それで今度は火をいれて”なまし”ます。
この工程を”なまし”と言います。
なまして金属を柔らかくするんですね。

シルバーが少し赤くなるまでなまします。
その後水に入れ熱を取ります。
冷まさないで手で持つと当然火傷します。
この前やりました
左手の親指と人差し指がやられました。1人自分焼肉です・・・




その後、刻印を打つ目安線をコンパスや定規で入れておきます。




さて、いよいよ刻印を打刻していきます。
先程入れた目安線に沿ってズレないように注意して打刻します。
1番緊張する作業工程です。



外周が打ち終わったところ。



続いてデザインに沿って全ての刻印を入れていきます。
因みに刻印は自分で作るんですよ
本当はそこから作業なんです。
いらなくなったヤスリやドライバーなどを使って作ります。




シルバー・コンチョ製作工程 3

2009年03月18日 | 作業工程公開 Silver
はいはい、どんどん行きますよ~。

次は外周に打った刻印の谷間のところに少し糸鋸を入れてからヤスリを入れ、
切込みを作ります。




切込みが入ったところ



そこからヤスリを更に掛けて行き、外周を刻印に沿って花びらのように仕立てます。
形になったら紙やすりまで入れておきます。



さて~、今度はいよいよこの本体をドーム型に凹ませます。
その前にまた火を入れ”なましておきましょうね。
今回は木製のサイコロ台と矢坊主を使いました。やぼうず・・



これで本体は完成ですね。
お次は足を作っていきますよ~


シルバー・コンチョ製作工程 4

2009年03月17日 | 作業工程公開 Silver
えぇ~、次は足を作ります。
同じくSilver950の角棒を用意。2×2mmの角棒を今回は使用。
適度な長さに切って火を入れ、なました後にローラーで薄く引いていきます。
指を挟まないようにね



今回はしっかりとした足が必要なので、厚み1mmにしました。
飾りでつける分にはもっと薄くて良いと思います。0.6mm位。



再度なましてから折り曲げの目安線を引いてヤットコで折り曲げていきます。
ヤットコせ ←オヤジギャグ ・・・2点。 




折り曲げたところ



これで足は完成
今度は本体と足をくっつけていきますよ