自然を愛して

田舎暮らし

サツマイモの茎料理

2009-10-17 18:55:30 | Weblog
食欲の秋、毎日のように畑から柿、いちじくを採ってきて食卓に並べていますが、先日サツマイモ掘りをして、茎を使ってお料理をしました。
サツマイモは江戸時代以降飢饉対策として広く栽培されていましたが、今はビタミンCや食物繊維を多く含み、便秘やダイエット効果があるので人気食品です。
最近は芋より茎が好きとサツマイモを植えている人もいるぐらいです。
お店で販売しているところは少ないと思いますが、都会の大きなスーパーで見かけたことがあります。

             芋の茎                                  混ぜ御飯

  

混ぜ御飯

  子供のころ、実家の母が2,3回作ってくれた思い出の料理です。
材料
  干し椎茸、ちくわ、あぶらげ(湯に通す)、芋の茎(皮をむき軽く茹でる)
  彩り(紅しょうが、豆の皮)
  調味料(醤油、砂糖、酒、塩適宜)
作り方
  ■だし汁(カツオと昆布)椎茸、あぶらげ、ちくわを煮て、最後に茎を入れて煮ます。(五目すしの材料を煮る要領)
  ■白米御飯に塩を少し振り、煮た材料をいっしょに混ぜ合わせます。
  ■彩りはお寿司のように卵、海苔などは飾らない。芋の茎の素朴さを味わうためです。
   母(姑)は初めて食べたそうですが、美味しいと言ってくれました。

茎の煮物

  ■茎を茹でて、3cmぐらいに切り炒めます。少し歯ごたえがあるくらいで醤油、酒、砂糖、味の素を入れて味を調えます。
  ■最後に香り付けにゴマ油を2,3滴おとします。



  ■たくさん取れた茎は保存用に硬めに茹でて冷凍にしました。
  ■佃煮風に煮て冷凍する人もいます。
   皮を剥かないで出汁2に対して醤油1:酒1味醂、砂糖好みの量
   2日間かけてじっくり煮ます。


青色の花

2009-10-07 22:04:27 | Weblog


稲刈り、脱穀も終わり、田んぼの最後の手入れの雑草取りをしていると何故か秋色とは違う青い花が目に付きます。


コナギ


東南アジア原産、種子から繁殖し、茎は短く葉は光沢、花は青く可憐です。
大事に育てたい気持ちになりますが、群落を形成し、田んぼの中で一番嫌われる花です。


露草


畑、道端で見かける雑草で、日本全土に分布しています。
6月頃から茎は高さ15cm~50cmで直立することなく地面を張っていて、青い花は、花弁は3枚のうち上部に2枚青く、
下部の一枚は白くておしべ1本、めしべ6本で成り立っています。早朝に咲き昼にはしぼんでしまいますので「露草」ともいいます。
万葉集では別名「月草」と詠んだもの多く、古くから日本人に親しまれた花の一つです。
俳句では「露草」「蛍草」「帽子花」は秋の季語です。茶花にも使われています。


シコンノボタン(紫紺野牡丹)

  

ボタン科シコンノボタン属常緑低木(中南米原産)
「野に咲く牡丹」と言われていますが、庭に華やかに紫紺の花が咲いています。
一日花で萎みますが、次から次と開花し、落ち着いた風情があるので、玄関に時々活けて楽しんでいます。






スイフヨウ(酔芙蓉)

2009-10-02 20:39:15 | Weblog
初夏の頃は家々に色とりどりの美しい花を咲かせる芙蓉を見かけましたが、もう咲き終わり
今は近所に一軒ほど酔芙蓉を植えてある家があり、眺めては花の変化を楽しんでいます。
花期は晩夏から初秋ですが、樹木は2m位の高さがあり、枝葉も横に広がっていて、一夜で萎む花も毎日いっぱい花を咲かせています。
同じアオイ科の芙蓉との違いは、時間の経過とともに色が変化することです。早朝は純白だった花が、日が昇るにつれて徐々にピンク色に染まり、
夕方には桃色を帯び、夜萎んだ花は赤紅色になります。翌朝、萎んだ花が残っていることもあります。
花言葉は「繊細な美」「しとやかな恋人」と言われるだけあって、通りがかりの人も観賞しておられる姿を良く見かけます。それだけ魅力がある花です。

原産地は中国ですが「酔芙蓉」と「水芙蓉」の違いは「水芙蓉」は睡蓮のことです。

  絵付の陶器や刺繍などに作品を見かけます。



      早朝咲く白色の花と赤紅色の萎んだ花                  ピンク色に変化する花

  



                            夕方ボタン色に変化