自然を愛して

田舎暮らし

しまなみ海道・尾道の旅

2015-08-25 19:22:20 | Weblog
中国横断自動車道尾道松江線(中国やまなみ街道137㎞)が平成27年3月に全線開通し2時間30分で行けるようになり
山陰、山陽、四国の旅が便利になりました。
今回観光バスで(しまなみ海道)島めぐりと尾道の旅を日帰りで楽しんできました。
しまなみ海道59.4km(西瀬戸自動車道)は尾道北ICから今治までも簡単に行く事ができます。
山陰自動車道出雲から出発、中国やまなみ街道を通り目的地に行きました。
バスの中では高速道路の案内板を見ながら夫と奥出雲の地名や三次、世羅などの話をして緑豊かな山並みを眺めました。
しまなみ海道に入ると穏やかな瀬戸内海に浮かぶ美し島々に感激
6年前親友と広島県宮島の弥山展望台から眺めた島の名前を思い出し、ここが向島、因島、生口島、伯方島、大三島などと
懐かしく感慨にふけました。

大山祗神社(大三島)
日本総鎮守 大山祗神社は御祭神大山積大神、御分社は全国に1万余り祀られています。

◆乎知命御手植の楠

神門前にある楠は大三島に祖神大山積大神を祭った乎知命の御手植楠です。天然記念物に指定され
2600年と伝えられ古来御神木として崇められています。

◆神門

江戸時代の寛文元年(1661年)松山藩主・松平定長の寄進。
素朴造屋根は切妻造檜皮葺。

◆大山祗神社楠木郡

境内の楠木は昭和26年一抬国の天然記念物に指定され、定樹は38本他に大小200本の楠が群生。
この楠木も対象樹で直径2,6m高さ24mあります。

◆河野通有兜掛けの楠

弘安4年蒙古襲来に当たり通有は神社に参籠祈願し、三島水軍を率いて筑前に進発し、神社の神使白鷺の導きにより勝利を得ました。
その出陣の際、兜を掛けたと伝えられています。樹は横たわっていました。

◆鶴姫銅像

大山祗神の大宮司である大祝安用の娘。周防の大内義隆が攻めてきたとき16歳で陣代として出陣し勝利。
先立った兄や恋人への想いなど晴らし水軍の守護神として鶴姫伝説が語り継がれいますが、18歳の若さで亡くなったそうです。
◆宝物館は時間がなく見学しませんでしたが、国宝や重要文化財に指定されている兜、鎧、刀など展示されているそうです。
  神社の住所は愛媛県今治市大三島宮浦 (JR予讃線今治駅から瀬戸内海交通急行から大三三島行きバス1時間)

万田酵素工場見学(因島)

瀬戸内海のほぼ中央に位置する因島にあり広大の敷地に発酵棟、試験農場があります。
果実・穀類など53種類以上の原料を3年3ヶ月以上じっくり発酵・熟成した食品を分かりやすく説明していただきました。
試験農場では植物が色も良く大きく育っていて、夫は説明を熱心に聞いて液体肥料を購入して今使用しています。
休憩中はスイカをご馳走になり美味しくて暑さのなかの至福のひと時でした。

ジェラード専門店ドルチェ(生口島)

道路挟んで瀬戸内海を眺めながら地元で作られたフルーツを使った美味しいジェラートを食べながら休憩。
雨粒が落ちてきて写真は暗い感じですが、晴れた日には澄んだ海と空が素晴らしいでしょう。

千光寺公園(尾道)

標高144,2mの千光寺の山頂から中腹に広がる公園には「文学のこみち」があり
花崗岩の岩肌にこの地を訪れた文人の俳句、和歌、詩など丁寧に読みながら写真を撮りました。

文人の碑
徳富蘇峰 前田曙山 正岡子規 物外 十返舎一九 金田一京介 江見水蔭 志賀直哉 林芙美子 緒方洪庵 巖谷小波 山口玄洞
山口誓子 柳原白蓮 河東碧梧桐 竹田・竹下・伯秀 松尾芭蕉 中村健吉 俚謡 古歌 小杉放庵 菅茶山 陣幕久五郎 頼山陽 

展望台・千光寺の本堂で尾道水道を望む
 


最後に赤堂と呼ばれる千光寺の本堂で仏像にお線香を供え拝んできました。
本堂行く途中にやさしいお顔をした仏像と可愛いお地蔵さんに出会い、その傍の岩に柳原白連の歌
《ちヽ母の聲かときこゆ瀬戸内海にみ寺の鐘のなりひびくとき》と彫ってありました。
1時間の観光では見落としも多く次はのんびり尾道全体の「小寺めぐり」「おのみち文学の館」などを訪れたいと思いました。

帰りのバスの中から撮影

神話のふるさと奥出雲に近づくと緑色に輝く棚田がとっても綺麗でした。

      
その後夕日が素晴らしくずっと見ながら感嘆 無事1日が終わりました。