スーパースター

数少ない成功の裏に
どれだけ多くの失敗が隠れてる
見えない翼はまだ成長途上
君のことを大きく育てたい

生まれ持ってのスケールが違うんだ
いずれ誰も太刀打ちできなくなる
未来の舞台を背負って立つのは
コイツ以外、探してもいない

どれだけ宇宙が広かろうと
飲み込んでしまう、若さと勢いで

洒落たカフェで女を口説いても
モノになる確率なんて低すぎる
アイツの成長に賭けてみないか
いずれ世界を制する男

どれほど社会が窮屈だろうと
忘れさせてしまう、笑顔と優しさで

もしかしたら現代の救世主？
救いを求める魂よ、今ここに集まれ
まだまだ力足らずのガキだけど
いつかはこの世界を変える力を秘める

駆け抜けろ、次代のヒーロー

似非哲学論考

路上で割れたガラスの破片が
アスファルトを突き刺すように
僕の心の傷を深く抉り抜く
今日はなんとか生き延びた
明日のことは誰も関知しない
誰に訴えることもできやしない

今まで抑えてきた欲望も未来も
すべて太陽で熔かしてしまおうか
振り返る瞬間に未来が弾けるんだ
誰かが拾った世界は凍えてしまう
今日から明日を奪い去ろうとしても
思いの外、僕達の生活は不自由だ

一日ずつ歩み続ければそれが未来だと
言い聞かせてきた世間を裏切った僕
未来は夢の遥か先にあるものなんだ
君の夢を叶えて、いま未来をつかめ

翼を広げて、深い青空へ

君の行く末を遠く望みながら
夢と未来を手にした君を誇りに思うよ
感謝される覚えなどないさ
僕は世に憚るただの木偶の坊
知ったかぶりした似非哲学者

危険水域

恐怖の存在
無抵抗な民衆を愚弄する
一網打尽で蹂躙を厭わない

脅威の存在
無意味な表情を嘲笑する
一撃必殺の隠し技を怖れない

誰も小細工など使わないよね

これが僕らが繋いでる世界
誰からも搾取して、強奪して
どんどん縦横に膨張していくよ

もう既に危険水域

オマエの強さを鼓舞するほど
空っぽの未来も、絶望までも
予想できちゃうじゃないか

すべてを世界に捧げて
未来とは永遠の絶望だから
僕らを諦めさせてくれ

振り返った先の灰色の摩天楼
黄砂に塗れ、崩れゆく未来

星空に何を託す

燃えるタイヤの群れ
間違いはツラいけど
態度ならば大きいね
そっち見てておくれ
苦しいときこそ発散
あたしゃ無用の長物
君の声が聞こえない
全然後ろ追われない
遠い星空見上げたら
太陽の屍が転がるよ
徐々に夜が遠のいて
君の叫び声は闇の中
二人放り込み合えば
懐かしい子供みたい
明日を忘れなければ
命をより大きく思う
月に遅れ、夜は果て
再び胸の奥で祈るよ
君の未来を託した後
僕の姿は消えるんだ
さらば友よ、なんて
カッコつけるけれど
独りきりに怯えてる
君の未来よ、永遠に
煌めき、輝くように
今まさに遠い星空に
願ったのは君の幸せ

君の未来を占うから

壊れてしまうのが不安な
作りかけのジグソーパズル
触らないで、そっとして
ほんのありふれた言葉も同じ
敏感だから反応してしまう
ホントの敵はまだ見えないけど
蹴破って、突き破って
目の前の壁をぶち破ろうよ
強がりな君のことを思うけど
決してそんな風に大胆になれないと
分かってしまっているんだ
諦めや憧れと遠い存在は違うけど
心の中の弱気な声を振り切って
華麗に現れようよ、胸を張って

朝が不穏なため息を連れてきたね
誰の生活にも不安や絶望は憑き物
僕の萎んだ弱っちょろい心で
いったい何ができると言うの
みんなそう、ただの買いかぶり
ホントの聖人はオーラを放ち
世界中の生命体に憐憫を抱く
絶望は未来へと弛まず続くけど
絶対に諦めずにずっと越えて
豪快にこの世界の万物を超越したい
今すぐに君の未来を占うから
焦らずにそっと、ずっと
そこに座っていて、もう逃さない