巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
さて、次は何を綴ろうか
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まだあがれない

2014-07-06 22:36:29 | 日記
パーツが徐々に揃ってきました。パーツが。

しばらくかき集めながら、どういう作品に仕上げるのか、

掌編か、短編か、中編か、長編か、

作風は、ちょっとロックに? それともオーソドックスに?

などなど楽しみながら取り組んでいこうと思います。


さっき夜風に打たれに外を歩いてきたのですが、ボクの創作活動って「あらがい」だと思うんですよ。

いろんな意味で、ボクはすごろくで言えば「あがり」に近い場所まで来てしまった人間。

別に死に至る病を抱えている訳でもなんでもないですが、まだあがれない、あがりたくない、という思いから、自分がこの先成し遂げるべきことを無理にでも創りださせているんじゃないかと思うんです。

孫の顔も見たいですし。

だからあらがってるのです。自然の法則に逆らっても、現世にしがみ付いてやろうと思うのです。

もうちょっと頑張らんとね。


という訳でこの度の長期戦も頑張りますので、たまには期待して待っててくださいね(笑)。

表現者とは

2014-07-06 12:15:14 | 日記


最近、川上未映子さんにハマっておる訳ですが、ようやくコレを読了しました。

その中の一節。

文筆に携わる方々、他のアートもそうかと思いますが、大凡みんな気付いているというか、そう感じていると思います。でも、表現しようと試みてしまうんですよね。どうしてなんでしょう。

と筆が進まない言い訳にしてみる今日この頃。長期戦です、はい。


以下、先の著書より引用。

 表現する人はすごいなどと、なんでかいつの間にそういう馬鹿げた話になっているわけだけど、表現というのは実はほんとうは滑稽で恥ずかしいものだ。表現者というのは大きな声を出したり、反抗してみたり、ここに居ますと叫ばなければ、そこに黙って座っていられないどうしようもない種類の人間であって、いわば一番判りやすく欠落した人間であるともいえる。
 ただ居るだけでは生きていけない鬱陶しい人間なのだ。だからほんとの命懸けで、なんとか生きるために「美しさ」を作り出そうとする。明日も生きてゆけるように、世界を一瞬でも変革するように、一瞬を命懸けで狙うのだ。後ろにはなんもない。新しいことをしたいだの、こんなことをしたいだの、こんなことが出来ますだの、他の気持ちなんてなんもない。