渦の道~Un vorticoso modo~

サッカーJリーグディビジョン2の徳島ヴォルティスについて語るブログ

勝ててハッピーbyジョルジ

2006-05-25 23:51:41 | Weblog
久し振りに気持ち良く新聞を開いた今朝の見出しは《徳島 11試合ぶり〇》でした。〇って書き方がミソですよ。

総評としては、序盤から速い出足で相手を上回り、今季初めて試合開始から臨んだ2トップにボールを集め、好機をつくった、と。縦にシンプルにボールを入れ、相手の裏のスペースに素早く動いてFW2人が代わる代わるゴールを狙うというある意味、理想的な攻めの形が作れたのが大きいと。シュート数8本と決して多くはなかった割には物凄く攻めた印象が良く残っているのも、ここ最近では出色の出来だったと思います。只、ハジは惜しかったなぁ…前半のゴール左に逸れたシュート(ジョルジの左からの折り返しに詰めたシーン)やや正面に蹴り過ぎたと言うか…本人としてはもう一寸角度をつけるつもりだったと思うのですが、思う様に変化がつかなかったという感じ。もう1本非常に惜しいシュート、これも左サイドからの折り返しだったと思うのですが、中央やや右に位置していたハジは絶妙のタイミングでシュート、これはバーの僅か上の部分へ切れていったという…もう少し押さえ込んだコースに打ちたかったんだろうなと。どちらも飛び込みのタイミングが良かっただけに精度が余り高くなかったのが悔やまれます。これは本人も良く分かっている
のだろうし、精度を上げていくとしか言い様がないのですが。

守備面に関してはこの日採用された3ボランチが東京の中央からの攻めに対し、広がり過ぎずに上手くスペースを埋めて対処出来たと。バジーリオのマークに当たった井手口も前列のボランチがスペースを作らせずにいてくれたので守りやすかったとコメントしていました。そういえば、昨日は井手口のJ2出場100試合達成の記念セレモニーが試合前に行われ、花束が贈られました。更に次節への抱負として「これからも熱い闘志で」と頼もしいコメント。

終盤の押し込まれたシーンも3ボランチと4バックが上手く連携し防いだと。体を入れて相手に良い体勢でシュート打たせなかったんで。かなり勢いは殺せていたと思います。あとは島津が踏ん張ったなぁ…周りの観客からも「島津えぇなぁ」との声多数。その島津本人は「上位チームを無得点に抑えた事は大きな自信になる。比較的守備の負担は少なかった。」と高い位置でボールが維持出来ていた事を挙げた。

尾上は「自分の出来にはまだまだ満足していない。もっと積極的に攻めたい。」とあくまでも次節に向けての厳しい自戒を込めた発言。

岡本は「中央を固める動きを意識的に行い、サイドからの攻撃に関しても3人がスライドして落ち着いて対処出来た。」と。中盤での動きが狙い通りに進んだ事を裏付けるコメント。

一方、昨日がデビューとなったサンウは「緊張で思う様に体が動きませんでした。もっとタメを作ってドリブルで仕掛けるといった自分の特徴を出していきたい。」とルーキーらしく新鮮な発言。

監督の采配ズバリ的中というか。システム変更が功を奏したというのは勿論ありますが、ここ迄スムーズに動けたのはやはり全員の気持ちがひとつになったというのが大きいのでは?長い間苦しんだチーム内の意思統一がはかれていた様に見受けられました。

序盤からかなり飛ばしていた玉乃は「守備に意識を置いた為、攻撃面で自分らしさが出せなかったのが残念。古巣に勝てたことは素直に嬉しい。」と貪欲に自分らしさをアピールしていきたいとの意気込みが感じられ。

この勝利が間違いなくチームの力となるよう、次節こそ気合を入れて臨む事が重要だなと。しかし、監督、選手達の“ホッとした”という言葉は一番リアルでしたな。うん。
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