渦の道~Un vorticoso modo~

サッカーJリーグディビジョン2の徳島ヴォルティスについて語るブログ

蜜柑狩り?すだち狩り?

2006-06-24 22:50:52 | Weblog
第24節終了しました。前日までの予報に反して午後からはぐんぐんと晴れ上がり気温も上昇。30℃近い暑さの中での試合となりました。

昨日復帰を臭わせた片岡が早速リザーブに入るという嬉しいニュースもあり、試合開始前からスタンドはお祭りムード。無料招待日という事もあり観客数は久々の5700人超、沢山の家族連れの姿が溢れ芝生席にも賑わいが。様々な横断幕、ゲーフラが揺れサポーターの方もやる気満々。ゲストのサンプラザ中野氏と共に応援歌を歌って気分を盛り上げ。

と…楽しめたのはここ迄。休息十分の筈の我がイレブンは何故か出足重く。早々に愛媛に押し込まれ僅か10分間に2失点。どちらの失点も全くDF陣が機能せず。人数は居ましたが、肝心の場面で重なり合ってしまいスペースのカバーに行くのかマンマークに行くのかが中途半端になった所を突かれ、島津も対応が遅れ、あっけなく決められてしまいました。

序盤での失点は確かに痛かったのですが、問題なのはそこから。早く気持ちを切り換えて、少なくとも先ずは前半で最低でも1点、若しくは同点に追いつき、後半は逆転を狙っていかなければならないのに非常に消極的なプレーが目立つ。かと思えば中盤でのプレスが効かず、拙い守備面でのミスが更なるピンチを呼び込む。

攻撃では相手の中盤以降が厚かったので、サイドに球を散らして攻め上がろうと努力はしていましたが、パスコースにもうひとつ工夫が足りない感じで、それがそのまま攻撃の停滞という形で表われていました。肝心のゴール前への詰めが出来ないのでは攻め様もなく。全体としてはまんまと愛媛のペースに嵌まってしまった感じでしょうか。

唯、ひとつ明るい話題でいうと、途中交代で入った片岡が早速チャンスを量産。速い動き出しで相手エンドへジリジリと押し上げていき、再三セットプレーのチャンスを作っていました。流石に一人入っただけでも空気が変わる。そのチャンスを生かせなかったというのが;後半30分には右サイドからのCKをゴール前で激しく押し込もうと波状攻撃を仕掛けましたが、とうとうゴールをこじあける事は叶わず。振り返ってみると、負ける時というのはこういうものかもしれないなとどうしても感じてしまいます。

結局無得点で試合は終了。選手挨拶の場面で普段は比較的温和なサポーターも今日は堪らず水を撒いて大ブーイング。罵声を浴びせらた島津やコーチが思わず激昂し他の選手達に制される場面も。絶対に負けられない、負けたくない相手に対して完敗とあっては黙ってはいられなかったというのは正直な気持ちです。まぁ~口汚なく罵るに終始してはどうかと思いますが、《ブーイング》という行為自体が出来る様になって来たのは2年目の進歩かなと。一緒に勝って喜びたかった、その気持ちを込めてのブーイングは。

しかし、最も残念なのは折角沢山の観客、中には初めて足を運んだ方も居たと思います。その方々にサッカーの魅力を感じて貰う絶好の機会を逃してしまった事です。こうしたチャンスを有効に使う事こそがチームの何よりのPRになるのは確かなのだが。

なかなか波に乗れない…苦しいです。が、弱音を吐いてもいられない。腹括らんと。上には上がれんぜ!
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